1980-10-31 第93回国会 参議院 安全保障及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号
それは、たとえばファントムが赤外線ホーミングミサイルとレーダーホーミングミサイルとを両方同時に積んでおるのと同じで、そのときの状況によって使い分けをするということでございますから、航空自衛隊の場合、あれは飛行場を防護するための一つの兵器でございますけれども、理想から言えば両方持った方がいいだろうと。
それは、たとえばファントムが赤外線ホーミングミサイルとレーダーホーミングミサイルとを両方同時に積んでおるのと同じで、そのときの状況によって使い分けをするということでございますから、航空自衛隊の場合、あれは飛行場を防護するための一つの兵器でございますけれども、理想から言えば両方持った方がいいだろうと。
第三番目のレーダー・ホーミング・ミサイルは、先ほど申しましたように、結局FCSにこういうミサイルがきまりますと、特性を考えて、そのものに対するコンピューターと申しますか、部分的につけ加わる部分があるわけですが、結局ミサイルがまだはっきりきまらない状況におきましては、その部分だけあとに残してあります。
それからレーダー・ホーミング・ミサイルを射出できるのですか、できないのですか。明確に答えておきなさいよ。将来責任問題が起こりますよ。ナサールでは、レーダー・ホーミング・ミサイル、赤外線ホーミング・ミサイルは射てるということは言いましたね。それは私も認めましょう。では、レーダー・ホーミングは射てるのか射てないのか。
だから全天候ならレーダーホーミングミサイルが射てるということでなければ、全天候にはならぬのですよ。あなたが、承知しているのはなんですか、本会議で答弁しておったのですが、サイドワインダーだけ射てる、赤外線ホーミングミサイルだけだということを了承して、それで性能は十分だ、全天候件だという結論を出されたのですか。専門家がよくそんなことを答えますね。レーダーホーミングミサイルは射てるのですか射てないのか。
今、世界的にいってこのジェット戦闘機は赤外線ホーミシグミサイルとレーダーホーミングミサイルと両方つけなくてはだめだというのが常識になっているんでしょう。このナサールではレーダーホーミングミサイルは射てないのです。それは米軍が発表している資料ではっきりしている。だから完全なる全天候性じゃないのです。私はそういうふうに了承している。