1971-12-07 第67回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
そこで、この裁判に最近梶井さんあるいはレンツ博士等の証言で裁判が続けられておるのですね。この裁判に対して、裁判所の問題だからこれに関連したことはなるべく遠慮いたしますけれども、私どもが見ておると、厚生省は被告側の立場に立ってのみ動いておって、厚生省そのものが被害児、これらの対策、福祉、リハビリテーション、これらに対してはほとんど何もやっていない。これ納得いかない。
そこで、この裁判に最近梶井さんあるいはレンツ博士等の証言で裁判が続けられておるのですね。この裁判に対して、裁判所の問題だからこれに関連したことはなるべく遠慮いたしますけれども、私どもが見ておると、厚生省は被告側の立場に立ってのみ動いておって、厚生省そのものが被害児、これらの対策、福祉、リハビリテーション、これらに対してはほとんど何もやっていない。これ納得いかない。
その問題がだんだんと社会問題になりまして、特に西ドイツのレンツ博士等の学説等を契機にいたしまして、サリドマイドと奇形児の因果関係が明白になってきた。しかしながら日本は厚生大臣も被告側に立っておる、メーカーだけでなしに厚生大臣も被告側に立っておる、これは外国の立法例を見てもおかしい。というのはメーカーと厚生大臣が被告になって、被害者が原告になっている。