2000-05-23 第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第17号
○政府参考人(興直孝君) まず、高レベルの固化体の長期間貯蔵についての実証性の問題でございますが、本邦、我が国において高レベル固化体の長期間の貯蔵の事例ということでは、現在、東海村の再処理工場にございます旧動燃事業団が製造しました固化体がございます。
○政府参考人(興直孝君) まず、高レベルの固化体の長期間貯蔵についての実証性の問題でございますが、本邦、我が国において高レベル固化体の長期間の貯蔵の事例ということでは、現在、東海村の再処理工場にございます旧動燃事業団が製造しました固化体がございます。
高レベル固化体とした上でさらに、ただいま先生の方からお話がございましたオーバーパックをした状態のもとで、その表面から一メートル離れましたところの放射線量、線量当量率は、一時間当たりミリシーベルトという単位で〇・二〇程度でございます。
既に報道もされておりますけれども、かいつまんで申し上げますが、動燃は低レベル固化処理技術開発、あるいは安全評価のために七一年から七三年に実験を行っておると。これはもう既に報道されておることでございますが、そのリポートの中で、アスファルトのみ燃えた場合は二酸化炭素だけで消火できる。しかし、今回問題とされていますアスファルトと硝酸ナトリウムを含んだ放射性廃液の混合物の場合は二酸化炭素では消火できない。
○岡崎(俊)政府委員 先般の高レベル固化体の返還輸送に際しましては、基本的に、安全かつ確実に行うという観点から、日本、イギリス、フランスの三国間で慎重な準備を行いますとともに、国内外の理解を得ていくという観点から、安全性を中心としてできる限り情報は公開していく、あるいはそういった対外的な説明もできる限り関係者が挙げて行っていく、こういう中において先般輸送が無事終了いたしたものと認識しております。
○政府委員(岡崎俊雄君) 今回の返還されます高レベル固化体について内外の関心が大変高いわけでございます。あるいはその安全性に対して御心配をされる方が大変多うございます。したがいまして、今回の輸送に当たりましては、できる限りその輸送に関する情報を公開していくという姿勢で臨んでまいりました。
輸送するに当たりまして、輸送物、すなわち高レベル固化体と、それを収納いたします輸送容器、この安全性、さらにその輸送容器を運搬いたします船の安全性、この三点だと思いますが、これらにつきましてもすべて国際基準等がございまして、それによりまして厳密に設計の段階からチェックし、また輸送の段階でも実物を確認するというような手順をとって行っておりますので、先生御指摘のありました輸送の安全性については、万全の体制
この右下に「処分」というところがありまして、高レベル固化体は将来地下深くに処分されますということで書いてあります。ドラム缶二十万本に及ぶ膨大なTRU廃棄物、これはどこに持っていくのですか。何も書いてないじゃないですか。置きっ放しですか。どうなんですか。
先生今東海事業所のことでお話をいただいたわけでございますが、私どもが幌延でお願いしようと考えております貯蔵工学センターにつきましては、毎度申し上げておりますように、高レベル固化体の貯蔵プラント、それから低レベルアスファルト固化体等の貯蔵施設、そして熱及び放射線等の有効利用のための研究開発棟、深地層試験場、そして環境工学試験施設、放射線管理施設等を設置しまして、総合的な研究センターとしてまいりたいと思
この報告書では、我が国の高レベル放射性固化体処分対策の一つとして、将来の技術革新、状況の変化を考慮し、選択の余地をより多く残し、かつ既存技術を用いて安全で経済的合理性のある方法で固化体を地層に貯蔵し、研究開発の成果を適宜取り入れる方策(管理型高レベル固化体処分)を提示した。
○政府委員(辻栄一君) 原子力発電所から出てまいります低レベル固化体につきましては、発電所 の施設の機構から見て、基本的にはアルファ核種のものは入っていないというのが原則でございます。しかし、中には、これは衆議院でも議論がございましたけれども、美浜の原発のように、事故がありまして燃料棒が破れたというようなことがありますれば、そこが破れてアルファ核種のものがまじってくることもあろうかと思います。
1、国鉄安牛駅、2、TRU廃棄物貯蔵庫、3、高レベル固化体 貯蔵庫、4、深地層試験場、5、各種施設、ちゃんとこれは模型になっている。こういうことをやるから、答弁とやっていることが違うから住民は不安を持って、住民がこれを聞いてくれと言ってきたんだ。現地に来て言っていることは、調査をした上に立って適地であるかないかを判断いたします。酪農農民ですよ、私に言ってきているのは。
○辻政府委員 私どもは、三十五条二項におきまして低レベルの廃棄物、個別にやってまいりたいと思いますが、低レベルの廃棄物につきまして申し上げますと、三十五条二項におきましては低レベル固化体にするまでの原子炉設置者のやるべきことについて規定をいたしまして、これが廃棄事業者のところに参りました際に、五十一条の二の方の規定によりまして廃棄事業者が内閣総理大臣の確認を受けてこれを引き取るという形に総理府令を規定
厚い鋼板で筒をつくりまして、その中に鉛等の放射性物質を遮るライニングを入れて、その中に高レベル固化体を挿入する、こういったような容器がつくられておるわけでございまして、その容器の強度その他につきましては、先ほどの国際基準によって定められておるというものでございます。
御承知のように、再処理施設の中には、その附属施設といたしまして高レベル固化体の貯蔵施設も含まれるわけでございまして、この再処理審査指針にはこの分についての基準も書いてあるわけでございます。
○植松参考人 先生御指摘のとおりでございまして、下の方の低レベル固化体というのはアスファルト固化しておるものではございません。
○植松参考人 先ほども申し上げましたように、TRU廃棄物というのはTRU核種を含んだ廃棄物のことを総称して言うわけでございますので、そういう定義からいきますと、高レベル固化体においてもTRU核種を含んでおりますので、TRU核種を含む廃棄物という分類になってしまいます。これは単なる分類の問題であるというふうに思います。地元の皆さんに対して全く御説明をしていないわけではございません。
○五十嵐委員 私の調査では、これはおたくの方の資料です、計画概要の中から引っ張り出したものなんですが、ガラス固化体貯蔵プラントが四千平方メートル、その管理棟が二千平方メートル、アスファルト固化体貯蔵施設が二千五百平方メートル、低レベル固化体貯蔵施設が千五百平方メートル、その管理棟が二千平方メートル、研究開発棟が九千平方メートル、それから深地層試験場、地上の施設が千二百平方メートル、地下が二百平方メートル
貯蔵工学センターで企画をしております内容は、高レベル固化体の貯蔵に関する安全の実証のための試験が中核となっておるものでございます。これはあくまでも貯蔵に関する試験でございます。
○吉田参考人 高レベル固化体をキャニスターに入れまして運び込んできて貯蔵しようということでございます。そういう貯蔵を行いまして、それのいろいろな変化を調査研究していこうということもありますけれども、それに関連いたしまして、今までいろんな面で地層処分ということも研究をいたしておりますので、そこでそういう固化体のものを長期の貯蔵をするというようなことも考えております。