1983-05-25 第98回国会 衆議院 法務委員会 第10号
それから、私どもがレフチェンコから事情聴取をしたというのは、ただいまお尋ねの中にありますが、捜査的課題、これを究明するために証言内容に加えてさらに直接詳細に事情聴取をする必要があると考えまして、そしてレフチェンコ自身に三月下旬に接触して事情聴取をしてきた、それがわれわれの関与したすべてでございまして、いまお尋ねの部分については公式に責任を持ってお答えする立場にないということを重ねてお答えいたします。
それから、私どもがレフチェンコから事情聴取をしたというのは、ただいまお尋ねの中にありますが、捜査的課題、これを究明するために証言内容に加えてさらに直接詳細に事情聴取をする必要があると考えまして、そしてレフチェンコ自身に三月下旬に接触して事情聴取をしてきた、それがわれわれの関与したすべてでございまして、いまお尋ねの部分については公式に責任を持ってお答えする立場にないということを重ねてお答えいたします。
○中野(寛)委員 それはこの一連の作業を私どもが直接間接に知り得る内容としては、米国下院情報委員会における証言、それから昨年十二月の記者会見での内容、その後幾つかのマスコミ機関の取材、これについてはレフチェンコ自身が私どもに、すべて実際に自分が取材を受けたものについては正しく報道されている、こう言っているわけですが、また、ジョン・バロン氏の著作についても、中身は自分の体験をしたことをありのままに書かれていると
レフチェンコ自身もキングなるコードネームの者は国会議員であるとは言っておりません。
○山田(英)政府委員 まあ論理的に申し上げればそういうことだろうと思いますが、ただいまの段階では、違法行為ということについては、何分古い話でもございますので、レフチェンコ自身が手がけたケースにつきましても、捜査の端緒をつかむということはかなりむずかしいと判断しております。
レフチェンコ自身は昨年十二月十日の記者会見で、私はCIAの親切が忘れられないと言ってみたり、あるいは本の内容は当然CIAのチェックを受けて出版すると記者会見で述べているわけですね。つまり、彼の発言はすべてCIAのスクリーンにかけてそれから出てくると、こういう仕組みになっています。
それからその他はもう委員も御承知かと思いますが、レフチェンコ自身が語ったところに基づきまして、リーダーズ・ダイジェストの編集委員でございますバロンという人が著書をつくりまして、これがつい数日前九日でございましたか、五月の九日にアメリカの国内で発売されております。
○説明員(藤田公郎君) 外務省員ナザールに関連する部分でございますけれども、これは先生御指摘のリーダーズ・ダイジェストの記事にも明らかでございますように、レフチェンコ自身が扱っていたケースということではむしろなくて、レフチェンコが前にこういうことがあったんだと、ないしはほかの人がやっていたということで記述をしているものでございます。
ただ、こういった場合に、レフチェンコ自身の何といいますか、その当該協力者と彼が称している人たちへの評価の仕方と、こちら側の協力者と言われておった方の接触する際におけるその人の考え方というものの中に、食い違いがあるのはこれまた当然なことでもあろう、こういうふうに考えておるわけでございます。いずれにいたしましても、いまの段階で余りきめつける考え方は私は適当でない。
○国務大臣(後藤田正晴君) 私がいま聞いている範囲では、レフチェンコが直接運営した人と、それと伝聞といいますか、レフチェンコ自身ではないがKGBがおやりになっておったと承知をしておるという事実と、こういったいろいろございますから、それら個々の方々にとってどういう事情であったのか、これはいま警察で調べておりますから、その結果を見ないと何とも言えません。
それから、本の点につきましては、レフチェンコ自身が昨年の十二月に記者会見で述べておりますが、ジョン・バロンという人間がおります。これはリーダーズダイジェストの幹部でございまして、いままで「KGB」という、大変にこれもベストセラーの本を出した男です。それから、たしかミグ25事件についても本を書いております。
昨年十二月九日に公表されましたレフチェンコの証言録の中で、レフチェンコ自身が、KGBの活動をするに当たって日本ほど容易な国はないということを証言しておるわけです。私は日ソ関係を主管する外務省の主管課長として、大変に彼のこのステートメントを重大に受けとめております。
○丹羽説明員 いま私申しましたのは、簡単にまとめれば七項目と申し上げたのですが、レフチェンコ自身は具体的に十項目を挙げております。その中に先生がいま言われた問題として、第四項目目に「日米中の反ソ三国協力関係の形成の可能性を如何なる手段を使つても除去すること。」これがその一つの目的であった。