1969-02-24 第61回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
これはトンキン湾事件あるいはアメリカのレバノン派兵、個別的自衛権ないし集団的自衛権の行使の基本の問題なんですね。そしてこのことは、安保条約の五条との問題も非常に微妙にからみ合ってまいります。だから、私はこれを非常に問題にするし、将来、沖繩の基地の自由使用というふうな問題が出ますときには、たいへん具体的な問題になってくるわけです。下田大使だけはかってに発言してもいい。
これはトンキン湾事件あるいはアメリカのレバノン派兵、個別的自衛権ないし集団的自衛権の行使の基本の問題なんですね。そしてこのことは、安保条約の五条との問題も非常に微妙にからみ合ってまいります。だから、私はこれを非常に問題にするし、将来、沖繩の基地の自由使用というふうな問題が出ますときには、たいへん具体的な問題になってくるわけです。下田大使だけはかってに発言してもいい。
この意味において、アメリカのレバノン派兵は却って事態の平和的解決を困難ならしめるにあらざるや憂慮するものである。」反対しているじゃないか。
レバノン派兵に関し、「米国は、その派兵がレバノン政府の要請に基くものであること、レバノン政府を支援し」、二、「その主権と領土保全とを擁護するためであること」、第三に、「国連憲章の集団的自衛権の規定の精神に従ってとった措置であることおよび米国居留民の保護を目的とするものであること」、こういうふうにはっきり書いてある。
一度、イラクの政変は国内問題として断定して、第三国の武力干渉は望ましくない、こう決定をしながら、ひとたびアメリカからレバノン派兵の決定が通知されるや、条件付アメリカ決議案に賛成という、朝令暮改というか、あるいは朝令昼改といった方が私は妥当ではなかろうかと思うのであります。(拍手)まさに百八十度の転換であります。
だから、そうであると、私どもとしてはアメリカのレバノン派兵といい、イギリスのヨルダン派兵といい、これはもう資本主義諸国の植民地に対する圧力を強化して自己陣営の保全のためにとった予防手段であることは、もはや明確なんです。これは一点疑いの余地がなかろうと思う。
特に、米国のレバノン派兵は、安保理事会がすでにレバノン問題解決のため前述のような措置をとっていた最中であっただけに問題であったと考えられます。
特に米国のレバノン派兵は、安保理事会がすでにレバノン問題解決のため前述のような措置をとっていた最中であっただけに、問題であったと考えられます。