1999-06-01 第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第14号
中には、これはよく安全審査などで問題になるわけですけれども、その変質したものの中に爆発性のものができたり、レッドオイルというふうに俗に申しておりますけれども、そういうことも報告されておりまして、いろいろそのようなトラブルが今後起こる可能性があるということを私は言っているわけであります。今のは二つしか例を申し上げませんでしたけれども、その種の問題が起こる可能性がある。
中には、これはよく安全審査などで問題になるわけですけれども、その変質したものの中に爆発性のものができたり、レッドオイルというふうに俗に申しておりますけれども、そういうことも報告されておりまして、いろいろそのようなトラブルが今後起こる可能性があるということを私は言っているわけであります。今のは二つしか例を申し上げませんでしたけれども、その種の問題が起こる可能性がある。
さて、この間の場合は廃液処理の方でしたけれども、メインの工程の中で、例えばレッドオイルの生成を防ぐために、TBPとドデカンの混入するところで成分分析など、やはりこういうものについては数日単位のサンプリングだけでなくて、常時、組成、濃度、温度の検出とコントロールができている必要があると私は思っているのです。
○都甲説明員 今御指摘のレッドオイルに関連いたしまして、トムスクの事故の教訓をどう反映したかという御質問の趣旨かと存じますが、私ども、あの事故を調査いたしまして、やはり非常に大事なのは、温度管理といいますか、温度制限、これを厳重に行うことではないかというふうに当時として考えた次第でございます。
それから、濃硝酸と有機物の発熱反応、いわゆるレッドオイル形成等について、安全裕度の確認等の試験研究を進めていくんだということもこの報告書では言っておりました。 ところが、現実は、もちろん、今回の事故をレッドオイルによる爆発と決めつけて言っているんじゃないですよ。
○吉井委員 ですから、先ほどおっしゃった、一時運転して中に入っているものは全部早く出してしまいたいというのは、これはプラントの長期停止による装置の破損、強い放射線による影響、そしてレッドオイルの生成の問題など、最大の危機を回避するためにそれはやろう、こういうお考えだなということだけもう一度確認しておきたいのですが。
○吉井委員 このウラン、プルトニウムの分離などのために使った硝酸の回収工程に、TBPとドデカンの有機溶媒がかかわってレッドオイルが生成する可能性とか危険性とか、もちろんこれは温度もかかわりますから、そう簡単に単純化して私も物を言うわけじゃありませんが、やはり最大の危険の問題の一つというのは、トムスク7で起こったようなレッドオイルの爆発、あるいは放射化学工場で見られるような、やはりそういう化学プラント
○吉井委員 それで、そのトムスクの事故ですが、レッドオイルの温度が七十度C近傍で管理されていて、それでも事故が発生したと見ているんじゃありませんか。
そのときにどういうことを答えていたかというと、レッドオイルに関する温度管理の百三十五度Cについてはどれだけの信頼性があるのかという質問に対して、「六ケ所再処理施設の加熱蒸気の最高温度の熱的制限値百三十五度Cは、国内外の先行再処理施設の実績及び文献等を踏まえて設定された妥当な値である」と。
それは、エネルギー省の「放射性廃棄物施設における爆発の危険性」というふうにこれは科学技術庁の方は訳しておられて、私もそういう訳でいいと思うんだけれども、結局一緒ですからそれでいいのですが、その報告書によると、レッドオイルなどについては、「激しい発熱反応の潜在的危険性は、放射性廃棄物を処理もしくは貯蔵しているDOEの多くの施設において、広く現実のものとなっている。」