1983-08-11 第99回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
○橋本敦君 そこで外務省に伺いたいのは、この金大中事件はしばしば問題になったレイナード証言、それからフレーザー委員長自身がこの報告書をつくり、フレーザー委員長自身がアメリカ議会で証言をして、金大中事件がKCIAの犯行だと言っている事実、こういうことを加えてアメリカでは、これがKCIAの犯行だということはこれはもうだれしも疑うことのない政府及び議会関係者の通説になっていると見てよいと私は思いますが、いかがですか
○橋本敦君 そこで外務省に伺いたいのは、この金大中事件はしばしば問題になったレイナード証言、それからフレーザー委員長自身がこの報告書をつくり、フレーザー委員長自身がアメリカ議会で証言をして、金大中事件がKCIAの犯行だと言っている事実、こういうことを加えてアメリカでは、これがKCIAの犯行だということはこれはもうだれしも疑うことのない政府及び議会関係者の通説になっていると見てよいと私は思いますが、いかがですか
そうすると、第一次政治決着、十一月二日に田中・金鍾泌会談でやられたのだけれども、その政治決着をやるために、レイナード証言のようにどうも陰でかなりの金がやっぱり動いたという疑いさえ生まれている。これはもう大変な問題ですよ。日本の主権、金大中氏の人権にかかわる問題が当時の首相によってもし金で——これ贈収賄になりますからね、大問題なんだが、関心はお持ちですか、こういう事実について。
キッシンジャー氏が大統領特別補佐官当時、これはアメリカ外交で非常に大きな役割りを果たしていたことはもう言うまでもありませんし、この元朝鮮部長のレイナード証言と今度われわれが得た証言、キッシンジャー大統領補佐官が金大中の命を救うために、直ちにその当日ですよ、昭和四十八年の八月八日です。
レイナード証言に続くKCIA元部長の金炯旭証言、それからアメリカ下院のフレーザー委員会の調査でも、金大中事件がKCIAの犯行だということが一層裏づけられたと思います。いまそれを認めようとしないのは、加害者の韓国政府と当の被害者の日本政府といわばエクセプトツーだと、そういう感じさえ私はします。
そこでレイナード証言のときはアメリカ政府に対しまして、かつて韓国関係の重要な職にあったレイナード氏がああいう証言をしておる、これについてアメリカ政府としての見解を求めるという交渉をしたんです。
○矢田部理君 これは元アメリカ駐在の韓国大使館の有力な人の証言なんでありますから、単に確認していないというだけではなくて、積極的にやっぱり調査をすべきではないかということが一つと、それから私、他の委員会で聞いたんでありますが、たとえばレイナード証言というのがございますね。
いずれにしても、こういう疑惑を解くかぎは、まさにレイナード証言にありますように、レイナード氏が田中前首相もKALに投資をしていたと。しかも、小佐野が九・九%のうち五・三%は行方不明と。したがって、小佐野が田中に譲渡した疑い、あるいはKALが田中に譲渡した疑い、これらがあると思います。
○橋本敦君 鳩山外務大臣もフレーザー委員会のレイナード証言録はすでにお読みだと思いますけれども、この証言速記録の七十九ページでは、レイナード氏ははっきりとこう言っている。私はこの金大中事件の目的は、まさしく彼を暗殺もしくは完全に消し去る、そういう目的を持ったものであることを信じて疑わない、こう言っているわけであります。
○国務大臣(鳩山威一郎君) レイナード証言につきましては印刷物が来ておるわけでございますけれども、今回それにつきましてさらに国務省におきまして調査を詰めるというようなことはやってまいりませんでした。
○寺前分科員 いま連絡をとられた内容について、いろいろ資料を提供をする筋ではないけれどもこれ以上のものを持っているということが文明子女史からある、あるいは李在鉉氏もいろいろ持っておられるという状況の中で、警察庁にちょっとお聞きしたいのですが、参議院の質問のときに、レイナード証言なりあるいは文明子女史の発言について日本政府はこれを軽々には見ない、十分な関心を持って捜査の参考にしていきたいということを御答弁
親韓派議員買収工作のレイナード証言等につき捜査する考えはあるか、こういうお話でございますが、私はあの報道を見まして、あんなことはあり得ないと思います。これは私ども政党の活動の中におるんですから、大体のことはわかる。わかりますけれども、あのようなことはあり得ざることであると、こういうふうに思います。
○中江政府委員 私どもといたしましては、金大中事件に関連して、三億円の金が当時の総理に流れたのではないかというようなことが再三指摘されるのが非常にわからないことに思われますのは、第一点といたしまして、レイナード証言の中にあるというふうに言われますけれども、先ほど来話題になっております秘密公聴会の議事録の中にはそういう部分は全くないというのが一つと、それから削除された部分についてわれわれは何も承知させられていないということが
アメリカでは、いまアメリカにおけるKCIAの活動ということで、いろいろレイナード証言その他が出ておるわけです。この間秘密公聴会がございました。そのときの秘密会議の議事録、これも私ども持っておるのですが、その当面話題になっております朴東宣、この人が、話題の人物が夕べ日本に入った、こういうふうに私どもは理解しているのです。
○中江政府委員 その部分は、レイナード証言が新聞に報道されましてから私ども非常に注目しておりましたところ、その秘密公聴会の議事録が公表されましたので、それを入手いたしまして、その部分を調べたわけでございますが、先ほど来おっしゃっておられますように、安全上の理由で削除された部分については承知の限りではありませんけれども、書かれているところで金大中事件に関する部分はこういうふうになっております。
レイナード証言で一番特徴的なことは、すでに報道されているとおり、金大中氏が拉致されたのもKCIAのしわざであるということをはっきり言っているわけでありまして、この問題はすでに事件が起きてから、金大中事件は三年以上たつわけでありますが、いまだに朴載京というようなKCIAの疑いのきわめて濃厚な人物がそのまま放置されている。
○寺田熊雄君 それが、外国のこととおっしゃるけれど、いまの田さんの御質問にもありましたけれども、レイナード証言に出てくるといわれるように、金大中事件の問題で田中前総理に三億円の金が朴大統領から贈られたというような情報もあるわけですね。
つまりアメリカにおける統一神霊協会、そしてそれと一体と言われるKCIAの活動、たとえば、やはり同じ委員会での三月十一日から二十五日の間に行われた統一神霊協会とKCIAの関係を述べる何人かの証言の中で、これはいま言われたレイナード証言ですけれども、田中前総理が訪米をするときに、やはりこの統一神霊協会の連中が抗議のデモをやる計画を立てたということも証言をされているわけです。
○津金委員 いまあなたも言われたように、KCIAのそういう犯罪的性格を持った行為である疑いがきわめて強い、これを裏づける意味で今度のレイナード証言というものは非常に重要な意味を持っていたというふうにわれわれは考え、これを今後の事態の解決のためにやはり積極的に生かす方向で努力すべきだということを私は強く主張をしたいわけであります。
田中角榮氏について言えば、金大中事件の際三億円のもみ消し料が朴政権から田中首相に手交されたといううわさがあるという記載で、これについてはアメリカ国会のレイナード証言というのも引用されております。
○原(茂)委員 時間のむだ遣いをしてはいけませんから、ずばずば突っ込んでお伺いしますが、このレイナード証言というのは、アメリカの下院の国際問題小委員会で証言がされたのですね。外務省としては、間違いなく下院における国際問題小委員会のその速記録というものを入手していると私は思いますが、いかがですか。
○大高説明員 米国の上院におきますレイナード元朝鮮部長の証言につきましては、警察の方でも金大中事件について現在も捜査を続けておりますので、レイナード証言の裏に捜査に役立つ具体的な資料あるいは材料、証拠、そういったものがあるかどうかという点、大変に関心を持ったわけでございます。
これ自体、最近のアメリカにおけるレイナード証言その他でKCIAがいまアメリカにもいるし、金大中事件はKCIAのしわざであるという元朝鮮部長の証言がアメリカの上院で行われましたけれども、これ自体大問題ですが、この現職自衛官たちが万一そういう活動を行っており、金大中事件にまで関係しているとするならば、これはまことにゆゆしき問題であります。
ただそれは、仮定のお尋ねでございますから仮定でお答えをしたのであって、このたびのレイナード証言からそのようなことをわれわれが知り得るにはついに至らなかったというのが事実でございます。