1973-06-19 第71回国会 参議院 外務委員会 第13号
ILO憲章によりますと、加盟国は、労働条件を公表することによって人権を擁護するということを守る義務を負うものである、こういうことに相なっておりますが、日本は今日主要産業国の一員として加盟が認められ、文字どおりILOのリーディングメンバーの地位にあるわけでありますが、労働大臣はどのような基本態度を持っておられますか。この機会にお伺いをしたいと思います。
ILO憲章によりますと、加盟国は、労働条件を公表することによって人権を擁護するということを守る義務を負うものである、こういうことに相なっておりますが、日本は今日主要産業国の一員として加盟が認められ、文字どおりILOのリーディングメンバーの地位にあるわけでありますが、労働大臣はどのような基本態度を持っておられますか。この機会にお伺いをしたいと思います。
私は、いまリーディングメンバーであるところの日本の国として、主要産業国、常任理事国としての日本としては、この条約あるいは勧告というのは国際的な最低の基準であるという意味で、この条約、勧告はぜひとも守られていかなければならないし、それ以上のことが実行されなければならない、こういうように思うのです。
われわれがもしILOに対してリーディングメンバーとして働こうとし、コントリビューションをもっとたくさん出そうというのであるならば、国際機関に対してわれわれ日本がどういうコミットのしかたをするかということを基本的に考えなくてはならないと思います。われわれ民社党はそう考えておるわけでありますが、その場合に、日本政府の中身、機構のつくり方もはなはだ奇妙ではないか。労働問題だから労働省がやっている。
○永末委員 塩路参考人に伺いたいのですが、先ほど吉村参考人は、ILOでわが日本はきわめて重要なるリーディングメンバーの一つであるかのように言われました。 ところで塩路参考人は、先ほどの御発言の中で、一体われわれ日本はこのILOの条約づくりに対しても積極的に参加したのではなかったのではなかろうか、こういう疑念を表明されたように伺いました。