1954-05-10 第19回国会 参議院 本会議 第44号
なお、御承知の通り、本年度予算の修正成立によりまして、図書館の歳出予算として新たに原子力関係の資料購入費及びPBリポート購入費としておのおの一千万円が増加せられたのでございますが、これらにつきましては、その有効なる使用について目下検討が進められておりますことを申添えまして、御報告を終ります。(拍手) —————・—————
なお、御承知の通り、本年度予算の修正成立によりまして、図書館の歳出予算として新たに原子力関係の資料購入費及びPBリポート購入費としておのおの一千万円が増加せられたのでございますが、これらにつきましては、その有効なる使用について目下検討が進められておりますことを申添えまして、御報告を終ります。(拍手) —————・—————
残り二千万のうち一千万は、国会図書館におけるPBリポート購入費及びあと一千万は原子力関係資料の追加購入費に充てることにいたすわけであります。
その次は、PBリポート購入に必要な経費六千九百七十万八千円を計上してございます。第二次世界戦争の際、米英は、枢軸国でありますドイツ、日本、イタリアを占領いたしますと、軍の諜報機関を活動させまして、軍需工場その他の目ぼしい工場を捜査いたしまして、生産の機密、それから設計書、その他生産物の試験方法、そういうようなものを書いた機密の書類を全部押収いたしました。
それから次に、初めの小さい表の第三番目のものを御説明を申し上げますが、これがPBリポート購入に必要な経費でありまして、金額は六千九百七十万八千円という計算になつております。このPBリポートと申しますのは、前々から委員会に事実上御報告を申し上げておりましたけれども、正式に御報告申し上げるのは今回が初めてであります。
従いまして、本委員会におきましては、去る十八日、P・Bリポート購入に関する件につき決議を行い、国会図書館に対し目的達成に努力するよう鞭撻するとともに、早急にその予算上の措置を講ずるよう、強く政府に要望いたした次第でございます。
P・B・リポート購入に関する件 所謂P・B・リポートの価値は既に世界的に認められるところであり、これを入手することによりわが国が産業技術士に受ける利益は測り知れないものがあると思料せられる。 よつてり本委員会は、国立国会図書館がP・B・リポートの写を購入整備して広く一般の利用に供し得るよう速かに措置し、政府も亦これに必要な予算上の措置を早急に講ずることを強く要望する。 右決議する。
只今館長からの御報告にもございましたように、PBリポートの内容価値につきましては、すでに日本学術会議が国立国会図書館に向つてこれを購入するということを希望しておられる決議をなされておるということからも明らかであると思いますので、そうして又そうした根拠に基いて館長としては国立国会図書館がこのリポート購入について希望を持つておられ、そうしてその努力をしておられることに対して、本委員会に向つて協力を求められましたが