1952-06-18 第13回国会 参議院 外務委員会 第42号
○曾祢益君 それはよくわかるのですが、そこでチヤイナと最終的な、全面的なセトルメントをやる場合にこの条約、即ちリパブリツク・オブ・チヤイナの政府と作つた条約が何らその最終的な解決を阻害しないこういうようなお考えかどうか。
○曾祢益君 それはよくわかるのですが、そこでチヤイナと最終的な、全面的なセトルメントをやる場合にこの条約、即ちリパブリツク・オブ・チヤイナの政府と作つた条約が何らその最終的な解決を阻害しないこういうようなお考えかどうか。
○国務大臣(岡崎勝男君) これは交換公文のほうでも御承知のようにポリテイカル・ピース・アンド・コマーシヤル・インターコース・ウイズ・チヤイナ・ホイツチ・イス・ジヤパンス・クローズ・ネヴアとこう書いてあるのでありますが、それからそのあとの点では常にガヴアンメント・オブ・リパブリツク・オブ・チヤイナを対象にしているわけなんであります。
○国務大臣(岡崎勝男君) これは非常に今ごたごたしておりまして、リパブリツク・オブ・チヤイナといいますか、中華民国というのがもとの何といいますか、適用範囲と今の適用範囲と違うので、非常に混乱しますが、このカイロ宣言等を見ましても、日本の国が中国人より盗取した一切の地域を中華民国が回復することにある、こう言つておるのでありまして、成るほど回復する相手は中華民国であり、この中華民国は何であるかという議論
この点非常に重要なんで、外務大臣に改めて御質問するのも必要もないくらい断定的に言われたのですが、この前私がちよつと伺つたのですが、カイロ宣言には中華民国、リパブリツク・オブ・チヤイナに帰属せらるべしと書いてある。これはチヤイナと書いてない。リパブリツク・オブ・チヤイナというのは中華民国と訳されるべきだと思う。
○国務大臣(岡崎勝男君) 先ほどのを訂正いたしますが、やはりカイロ宣言はリパブリツク・オブ・チヤイナと書いてあるのでございます。 そこで中国と中華民国とでありますが、これは条約で直接に違つた字を使つておりますのは、中国というのはサン・フランシスコ条約に中国と使つてありますので、サン・フランシスコ条約の関連において使つた場合にはこれは中国といたしてあります。
○曾祢益君 只今伊達委員の御質問に対して、外務大臣はカイロ宣言の中には台湾の帰属は中国に帰属するように言つておられましたが、あれは中国と書いてありましたか、リパブリツク・オブ・チヤイナと書いてありましたか。
○戸叶委員 吉田首相はたびたび台湾政府ということを言われましたが、実際ここへ提出されましたのはトリーテイ・オブ・ピース・ビツウィーン・ジヤパン・アンド・ザ・リパブリツク・オブ・チヤイナとなつております。