2000-03-22 第147回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
都営地下鉄大江戸線の場合、設計はリニアモーター方式の台車であるが、メーカーは地下鉄事故の車両と同じ住友金属で、百六十八両のうち四十四両で亀裂が見つかっております。このような台車に亀裂が見つかり、運行していながら、東京都交通局は運輸省には報告していないということを明らかにしています。安全に直結する情報が公開されていないことが議会でも問題になっています。
都営地下鉄大江戸線の場合、設計はリニアモーター方式の台車であるが、メーカーは地下鉄事故の車両と同じ住友金属で、百六十八両のうち四十四両で亀裂が見つかっております。このような台車に亀裂が見つかり、運行していながら、東京都交通局は運輸省には報告していないということを明らかにしています。安全に直結する情報が公開されていないことが議会でも問題になっています。
それから、私の聞くところによりますと、京橋あたりから会場までの輸送にリニアモーター方式を計画しておるというようなことでございます。これが二点目。それからまた三点目としては、非常に交通渋滞というものが予想されるわけでございますが、そういう新しい交通情報通信システムというものが考えられておるのかどうなのかその三点についてお尋ねしたいと思います。
リニアモーター方式の採用ということです。先日、テレビで、宮崎でしたか、実験線の放映をしておりましたが、このリニアモーター方式の実用化の目途というのはどのようにお考えになっているか。それから二つ目には、このリニアモーター方式、果たして中央新幹線に採用されるのかどうか、その可能性、この問題についてお伺いをしたいと思います。
新しい交通、たとえば最近というか、いままで試験的にやっておるようでありますが、リニアモーター方式、こういうものはおそらく騒音とか振動とはあまり関係のないものが開発されるであろうというふうにわれわれは期待しておるわけであります。ところが、こういうものの開発を待たずに、どんどん既設のいままでの方式の新幹線を建設していくということに、われわれは疑問があると思うのですね。
さらに、これも久保議員からの質問の継続でありますが、リニアモーター方式によるところの採算性の観点は、二十年たってもおそらくそれは採算面から言うならば実用にならないだろう、こういうふうにおっしゃっております。しかし研究はしておる。しかし今日の状況では、たとえば飛行場騒音問題にいたしましても、あるいは新幹線公害にいたしましても、それは公害の及ぼす影響というものは銭金にかえられない一面がある。
しかもこのリニアモーター方式による五百キロ運転を目ざす国鉄技術陣の熱意はきわめて高い。したがって、国鉄としては五十五年までに優先建設をしようとする第二東海道新幹線に、このリニアモーター式を採用したいという気持ちも強いということを書いておるのでございますが、その辺はいかがです。
当然運輸大臣としても、いま磯崎総裁が答えられたように、第二東海道新幹線はリニアモーター方式でいきたいという決心であろうと思いますが、いかがでしょう。
そして、その超高速鉄道の技術的な可能性というものを運輸技術審議会でいろいろ各種の方式について検討をいたしまして、これがたとえば磁気浮上方式だとか空気浮上方式だとかあるいは車輪支持方式だとか、あるいはモーターにつきましてもリニアモーター方式だとか、その他現在の推進方式だとか、いろいろあるわけでございますが、そういった各種の方式を検討いたしました結果、浮上方式といたしましては磁気浮上方式、推進の方式としては