2008-10-31 第170回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
これに対しまして、JAバンクシステムが定着をいたしております現在の絵姿が右側になりますけれども、私どもに求められております役割は、かつての資金供給ということから、会員に対します安定した利益の還元、リテール分野におきます機能の分担、そして、JAバンク基本方針に基づく経営指導、こういう方向に変化を遂げておりまして、この三つの柱を通じて、農林中金、信連、JAが一体となって地域の皆様に貢献をいたしておるわけでございます
これに対しまして、JAバンクシステムが定着をいたしております現在の絵姿が右側になりますけれども、私どもに求められております役割は、かつての資金供給ということから、会員に対します安定した利益の還元、リテール分野におきます機能の分担、そして、JAバンク基本方針に基づく経営指導、こういう方向に変化を遂げておりまして、この三つの柱を通じて、農林中金、信連、JAが一体となって地域の皆様に貢献をいたしておるわけでございます
また、そういった大きなグループとしての金融機関がリテール分野にも参入してくることも予想されますし、ますます系統金融機関の活動も他の金融機関との競争にさらされていく、激化するということは十分予想されるわけでございまして、それだけに、貯金保険制度の役割がより一層重要なものになってまいると思うわけであります。
すなわち、地元重視、地元回帰、あるいは経営資源を最も得意な分野に投入すること、いわゆるリテール分野に投入すること、それから地域のお客様により充実したサービスを提供するということでございます。そして、地域金融機関としての役割のうち最も重要なものの一つが地元の中小企業の育成、あるいは中小企業への資金供給でございます。
それからもう一つ言えることは、金融もいろいろ、ホールセールとリテールとありますけれども、いわゆるリテール分野といいますのは、私どもの小口の預金を受け入れてくれる業務ですけれども、そういったものはかなりのインフラが必要だし、地域に根差した銀行ならその点は楽々やっておれますけれども、新規に参入して、リテール分野でもうけようというのは、これはなかなか難しい。
そういうようなことになってまいりますと、そのあたり、このリテール分野も影響が出てくるのではないかと言われております。このようなことについて。 あと、預金者のサービスですね。
つまり、母体行みずからがリテール分野で積極的に進出して、子会社である住専との業務分野を調整しないまま、みずからの住宅ローン業務を拡大させ、住専の業務を侵食していった、こういう認識を持っているからこそ元本を引き揚げようとしたけれども、行政依存体質ゆえにそこはおつき合いした。
その中で、直接金融である小口の個人取引、リテール分野を充実するために、子会社の住専が一生懸命やっておった個人住宅ローン、その分野を住専と相談もなくどんどんどんどん侵食していった。もうかる分野であればどこにでも手を出すと、こういう母体行の姿勢に私は大きな疑問を感じております。このあおりを受けまして、住専は業務内容を不動産あるいは建設業向けに拡大せざるを得なかったという状態がございます。
住専の業務展開と経営悪化の背景には、住専は住宅ローンを中心とした業務展開を行っていたが、その後、母体行みずからがリテール分野への積極的進出を志向し、子会社である住専との業務分野を調整しないまま、みずからの住宅ローン業務を拡大させ、住専の業務を侵食し、このため住専は不動産、建設業等住宅関連分野への業務シフトを余儀なくされたこと。
私は、公庫がもうけ過ぎているということを言っているわけではありませんけれども、民間金融機関も今後リスク管理の強化とともに収益を重視いたしまして、中小企業などのリテール分野への融資を一層志向してくるのではないか、やはり金利が高いものですから、そちらにどうしても焦点が当たるのではないか、このように考えますが、それとは別に公庫の任務は一層重要になってくるなという感じを私は強く抱いております。
しかし、最近は金融の自由化、証券化の進展、あるいは都市銀行などのリテール分野への攻勢によりまして、地域内の競争が熾烈化しているというのが実情でございます。 こうした状況のもとで、地域住民、企業の金融ニーズに適切に対応するためには、私ども地域金融機関に対しましても経営の選択の幅を広げていただくことが、何としても欠かせないことと考える次第であります。