1966-02-16 第51回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会動力炉開発に関する小委員会 第1号
外国の例で申しますと、イギリスの高速炉の計画は、幾つもの研究所に分かれてやっておりますので、その統合はリズレーというところの研究所の人がおもにやっております。それの主要な意思決定には、製造業界、電力界等も入りましたコミティがございまして、それが月に一ぺん状況報告をし、大きな方針の議論をしていると聞いております。
外国の例で申しますと、イギリスの高速炉の計画は、幾つもの研究所に分かれてやっておりますので、その統合はリズレーというところの研究所の人がおもにやっております。それの主要な意思決定には、製造業界、電力界等も入りましたコミティがございまして、それが月に一ぺん状況報告をし、大きな方針の議論をしていると聞いております。
そこでもって、またすぐロンドンに引き返しまして、英国原子力公社のこの問題に関係のある専門家、——ハーウェルとリズレー、そういうところにかなり専門家の方がおられます。
イギリスには比較的長く、一週間以上滞在いたしまして、AEA、ハーウェル、中央電力庁、コールダーホール、リズレーの工業化本部、こういう所、それから原子力保険委員会の会長さんのシルバーサイドさんにもお目にかかりました。
これはパウエル研究所その他リズレー等におきまして聞いたことでありますが、ナトリウム・クールのやつの一応研究を、やってはおりますが、おくらせまして、コールダーホール型のガスクール・黒鉛型に全精力を集中するという態勢になっておる。しかもこの建設は、今後十年間は今のコールダーホール型の改良型でいける。
しかも、ハウエルには約五十人、リズレーの工業化本部にも約五千人の人がおりまして、そのうちの何十パーセントというものは物理学者、化学者等が集まっておるわけであります。それで七年かかってやった仕事であります。今の日本の現状の学界、あるいは技術から見ますと、それだけの仕事は日本のみでやろうとすれば、とても七年では私はできないと思うことは、人は足りませんし、また金も要ります。