2005-04-14 第162回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
我が国の独占禁止法の大規模国際カルテル事件に対する取組でございますけれども、人造黒鉛丸形電極事件あるいはビタミン事件、リジン事件という日本企業を含む国際カルテル事件について、EU、米国におきましては、これは本会議場でも申しましたように、一社当たり、時には百億円を超える多額の制裁金あるいは罰金が科せられております。
我が国の独占禁止法の大規模国際カルテル事件に対する取組でございますけれども、人造黒鉛丸形電極事件あるいはビタミン事件、リジン事件という日本企業を含む国際カルテル事件について、EU、米国におきましては、これは本会議場でも申しましたように、一社当たり、時には百億円を超える多額の制裁金あるいは罰金が科せられております。
近年、欧米の競争当局は、ビタミン事件、リジン事件など大規模な国際カルテル事件を摘発し、一社当たりで時には百億円を超える高額の制裁金や罰金を科しております。しかし、これらの事件には、いずれも日本企業が関与しているにもかかわらず、我が国ではこれらについて法的措置はとられておりません。せいぜい公正取引委員会による警告が行われるのにとどまっているのであります。
長い間かかってサッカリンの問題、リジンの問題等々についても厚生省が多くの国民の声を受けて禁止してきました。それがここで一括すべて通っていくということになりますと、どういう状態になってくるだろうか。 今回の中には、農業については、国際基準で急性毒性が非常に強い農業、残留農薬、例えばお米には2・4・5T、これはベトナムの枯れ葉作戦に使われたものである、その農業まで残留性が認められるという話。
それから小麦の強化、Lリジンですか、発がん性物質であるということで、こういうものを使うことはどうなのかということも大分問題になってごたごたいたしました。小麦粉の漂白、こういうことも問題になりましたが、安全性確保のために日学給はどんな指導やどんな対策をしておられるか、文部省はどういうことをしておられるか、両方からお尋ねいたしたいと思います。
○丸谷金保君 それで、実はたとえばまあリジンなんかの場合だと五OPP上という基準なんですよね。それからいきますと二ppmというのは非常に高い含有、特にシアン化水素というふうなものが含まれているということになりますと非常に高い水準でないかと思うんですが、これについてヨーロッパでは大体一九七九年の九月十一日、FAO、国連食糧農業機構というのがございます。
それからリジンのお話がございました。私はそっちの方面ははなはだ不得手でございますけれども、米のたん白というものは非常に高く評価されている、これは大いに鼓吹しなければならぬ問題であるというふうに考えております。
○津川委員 もう一つ、お米に対する考え方は、かつて文部省が学校給食のパンにリジンを導入しようとしたことがあります。これは学校給食のパンだけではよくない、リジンを加えた方がいいという認識に立った。しかし、国民の間からは不当な添加物として抑えられた。このリジンは、地球上の食物の中からとれるたん白質としては一番良質のたん白質なんです。このリジンを一番よけい持っているのがお米なんです。
だから、AF2のときもそうだったし、PCBにしてもリジンにしても、あるいは水俣病、イタイイタイ病、どれを取り上げても危険信号を発した学者や市民の声というものは、どれもこれもすぐに取り上げないで、実際に厚生省が動き出すのは健康をむしばまれた患者たちが血の叫びを上げ、動かしがたい証拠を突きつけたときか、あるいは外国で有害データが相次いで何らかの規制措置がとられた後でしょう。
○諸沢政府委員 その当時の事情を私、詳しくは現地について知りませんけれども、あのリジンの問題につきましては、文部省としては専門の方々の意見を聞いて、これが一般に喧伝されているような発がん性物質を含む有害なものであるというふうには考えませんということで、その趣旨の徹底を各県にお願いしておった時期ではないかと思うわけでございます。
○永井国務大臣 いまの人事の異動の問題とリジンの問題が絡んでいるようでございますが、これも私は決して栗田議員がおっしゃることが真実でありませんというふうに思っているわけではないのでありますが、人事の異動に当たって、一体ほかにどういうふうな事由もあったかということをやはりよく調べませんと、それについて私がそれは不適当な人事であるというふうなことをこの段階で申し上げにくいように考えます。
あの当時はリジンが問題になっておりまして、リジン入りのパンでは文部大臣もずいぶんお母さん方からのいろいろな陳情もお受けになったと思います。リジンが有害であるかないかということが大きな問題になっておりました。有害であるかないかの判断というのは専門家がやりますけれども、有害かもしれないと言われれば、父母はだれでも、それは子供たちに食べさせてもらいたくない、こう思います。
及び、リジンは味の素、それから協和醗酵、この二社でつくられているわけでございますが、そのどの工場をお調べになったのか。同時に、リジンの生産量、このつくられたリジンが学校給食にそのうち数量としてどれだけ、それから輸出がございますが、どの方面にどれだけの輸出があるか、その他国内向け、まずこの三つに分類いたしまして、その生産量、販売量をお教えください。
○永井国務大臣 東南アジアに輸出いたしておりますのは飼料用リジンでございますから、飼料用リジンといま問題になっております食品の添加のリジン、これは生産工程も違っておりますし、見たところも違っているというのは先ほど申し上げたとおりでございますので、私、特に先生の方が飼料用リジンを調査せよという、そういうお申し出がありますれば改めて考えなければいけませんが、ちょっと御趣旨を理解しかねる次第でございます。
○諸沢政府委員 どの程度のリジンが必要かという御質問でございますが、具体的には、パン一個に対しその〇・二%に当たる重量のリジンを添加するという規格になっておりますから、それが望ましい添加量というふうに考えていただいてよいわけでありますが、しからばその根拠は何か、こういうことになるわけでございまして、およそ必須アミノ酸と言われますところの八種のアミノ酸は、リジンを含めましてその人体への摂取に当たりましては
最近ではこの合成殺菌料AF2、ハム、ソーセージ、かまぼこ、はんぺん、ちくわ、豆腐等に加えられておりましたものの安全性論争のときに、郡司被告のこの鑑定証人としまして、AF2問題をまとめたこともございますし、特に最近におきましては、いろいろな病人がふえてまいりますので、私どもその原因としまして、いろいろな食品添加物にどうしても目を向けざるを得なくなってまいりまして、学校給食用のパンに加えられておりますリジン
酢酸からリジンをつくるのも、あるいは糖みつからリジンをつくるのも、その生産工程から言うと、同じバクテリアを使うわけです。同じバクテリアを使うという意味は、バクテリアを変位させて、そして使えば、同じバクテリアが使用できる、こういうものなんですね。したがって、企業でリジンをつくった。
○政府委員(諸沢正道君) リジンそのものが食物として摂取したたん白質を体たん白化し、その質を向上する上に不可欠であるということは今日どなたも疑いないところだと思いますが、しからば、現在の日本における学童の給食においてリジンを添加する必要があるかどうかという問題になるわけでございますが、その場合に、このリジンというものは専門家の話を聞きますと必須アミノ酸と言われる八種のアミノ酸の一つでありまして、いま
○加藤進君 私は、去る二十一日、永井文部大臣に対して、給食用の小麦粉に対して添加されるリジンの問題について申し入れをいたしました。これは、このリジンの添加が果たして安全かどうかという点について非常に疑惑を持っておるわけでございますから、この点の確認を厳格に行っていただくこと、そして、その確認が行われるまでは一時的にもリジンの使用を中止すべきである、こういうことを申し入れたわけであります。
ただいま文部省の方でも民間の検査機関を使って検査を実施中のようでございますが、われわれといたしましては、あに食品添加物のみの問題でございませんで、このLリジンは医薬品としても非常に多く使用されておるものでございますので、非常に多量の市販のリジンの検査をいたしておりますので、できるだけ早くその結果を出したいと思っております。
これを最初に要望して、リジンの問題について質問したいと思います。 私の住んでおります神奈川県におきましては、学校給食用の小麦粉にリジンを添加したものは使わないということになっております。
○政府委員(諸沢正道君) もちろん「一部の声」というのは具体的にどなたを指しているというような意味ではございませんで、現在の小麦粉にリジン添加について、これがどうも、しばらく中止してほしいという反対の意見を持っておられる方、そしてその意見を述べておられる方がおることは事実でございますけれども、それは端的に申し上げまして、一部の方でございますから、そういう方々につきましても十分にリジンの安全性を説明していただいて
○久保亘君 最初に、いま粕谷委員から質問がありました問題で、リジンの使用について体育局長は大変自信に満ちて、問題ないんだから取り消すつもりはないというお答えになったんですが、これを使わなければならない理由はありますか。
次の、それじゃ一般にリジンを添加する必要があるかどうか、こういう御質問でございますけれども、リジンが人間の体、特に成長期の子供にとりましてはたん白質を吸収し、これを体たん白化する上で必要不可欠の物質であるということは、今日の医学でどなたも承認されることだと思います。
○説明員(加戸守行君) 私が先ほど申し上げましたように、リジンの強化のねらいといいますのは、バランスのとれたアミノ酸で、たん白質を吸収させるということを言っているわけでございますから、その結果体重が何キログラム、身長が何センチメートル伸びるということを具体的にねらいにしたものではございません。
○粕谷照美君 いまはもう東京だけでなくなっているということは、文部省も御存じだというふうに思いますけれども、このリジンをどうしても混入をしなければならないというその必要性をお伺いしたいわけです。
○説明員(加戸守行君) 学校給食用の小麦粉にリジンを強化いたしますゆえんは、いわゆる穀類中、特に小麦粉に含まれておりますたん白質の中にリジンが不足している。そのリジンの不足を強化することによりまして、バランスのとれたアミノ酸組成といたしまして、たん白質を有効に活用するという、そういう観点に立ったわけでございます。
それにもかかわらず、「リジンの安全性に関する一部の声のために学校給食に対する基本的態度を軽々に変更することのないよう望みたい。」という通達を出しているじゃないですか。あなた、一体何の確信を持っているのか、リジンが毒性がないかどうかということはこれからの問題なんです。それを待って、ちゃんと確信を持ちたいとおっしゃっておる。
○高橋(繁)委員 検討はされなかったようでありますが、そもそもリジンが各都道府県で採用になったのは、四十五年二月に保健体育審議会から文部大臣に対して、最後の方の項目でありますが、「たん白質の栄養価を高めるとともに、製パン適性をあげる効果もあることからして、学校給食用小麦粉にリジンを強化することも適当であろう。」という答申であった。これが大体四十五年の二月、これは間違いないですか。
リジンは子供の健康のために望ましいから、リジンを使った方がよろしい、その方が抵抗力なども出てよろしいというのは、国連食糧農業機構と世界保健機構、FAOとWHOの合同特別委員会が調査をして出した一九七三年の報告書にございます。もちろん、それら二つは重要な国際機構でありますから、相当数の学者、世界的にも相当な人たちを集めて出されたものと考えてしかるべきものと思います。
ところがこの「学校給食用パシのリジン強化に関する実験報告」です。これについて、「リジンの投与」「投与期間」についてはというふうにして年月からずっと出て、「投与の方法および混和量」、「強化方法」というふうなものがずっとやられている。そうしてリジン群と対照群というものを小学校、中学校に分けて、そうしてデータをずっと取りながらやっている。
○政府委員(諸沢正道君) 当時、このリジン添加の意図がどういうふうなものか、いま正確な記録をここに持っておりませんけれども、いずれににたしましても、それは子供の体位を向上させるために日本人のたん白質の摂取ということを考えました場合に、動物性たん白質の摂取がその当時におきましてはなおかなり劣っておる、そこで御承知のように、リジンというものは魚とか肉のような動物性のたん白質に多く含まれておるけれども、穀類
次に、食品添加物でございますけれども、先般からパンの中にリジンを入れていく、こういうことで埼玉県の和光市では東大医学部の物療内科高橋晄正先生に来ていただいて、給食用パンのリジンの分析を依頼をされた。分析の結果においては発がん性物質のベンツピレンが検出された。こういうふうなことで非常に大きな御心配が御父兄の中に出ているわけでございます。
この小麦粉を配給する方の要求であって、一般の都道府県の学校の給食のため、また都道府県がどうしても、その配給する根本でリジンを添加してくれという要求ではないのです。いまあなたの、ただ判断したというだけであって、またこの実験報告によると、いままで六年間やりまして、農村部では効果があったとされているが、比較的栄養の高い都市部では、それほど効果がなかった。
○岡本委員 この一九七三年の世界保健機構すなわちWHOあるいは国連食糧農業機関のFAOのエネルギー及びたん白質要求量に関する報告によると、十ないし十二歳の男子は体重一キロ当たり一日〇・〇六グラムのリジンを要し、同年齢の女子はその量またはこれ以下で十分であるとしておる。これから計算すると、小学校高学年の児童では一日に二ないし二・二グラムのリジンを摂取すればよいということになってくる。
○岡本委員 去る四月十八日、文部省の体育局長の名前で、沖縄県を除く各都道府県の教育委員会教育長に対して、学校給食用のパンにリジンを添加する、こういうような通達が出ておりますけれども、私は、次代を背負うところの青少年、この人たちの健康ということを考えまして、二、三ただしていきたいと思っております。
○折田説明員 新規につきましては、先ほど申し上げましたように、添加をする栄養素につきましては、ビタミン類とかあるいは必須アミノ酸のL−リジン等ございますが、添加を受ける母体食品の範囲というものをきめるというお約束になっておりますので、そのものについて結論が出ておりませんので、新規については認めておりません。
目下のところ標示対象品目をできるだけしぼりまして、日常恒常的に飲用するものに限定すること及びビタミン、L-リジン等、栄養成分の標示量の基準の改定等につきまして検討をいたしているところでございます。
それともう一つ、この強化食品の中には必須アミノ酸が、現在はLリジンがただ一種だけ入っておるわけでございます。将来国民生活の変動、栄養問題の学問的な変化でございますとか、あるいは食糧事情等によりまして将来補強すべき栄養素があるいは出てくる可能性があるわけでございます。