1975-06-20 第75回国会 衆議院 内閣委員会 第26号
だから、これはアメリカの上下両院の合同委員会でのテーラー博士やリコーバー中将の証言等を読んでみますと、「原子力潜水艦の原子炉は、実際は安全な装置でなく、軍事上必要ある場合を除いては人口密度の高い港に寄るべきでない」ということも証言しています。もっぱら軍事上の必要からこの寄港の問題が行われているわけです。それが、最初は年間何日というのがいま事実上母港になっている。
だから、これはアメリカの上下両院の合同委員会でのテーラー博士やリコーバー中将の証言等を読んでみますと、「原子力潜水艦の原子炉は、実際は安全な装置でなく、軍事上必要ある場合を除いては人口密度の高い港に寄るべきでない」ということも証言しています。もっぱら軍事上の必要からこの寄港の問題が行われているわけです。それが、最初は年間何日というのがいま事実上母港になっている。
そこへ入る以外にないとリコーバー中将は言っているじゃないですか。いいですか。要するに私が言ったサーゴ以後はみんな第六号のドライドックの方へ逃げ込んでしまっているわけですね。ですから実際には、それから出ているのだってわかりはしないではないですか。
明らかに、このわずかな一つの第六号ドライドックのそこに逃げるしか方法はない、ということをリコーバー中将は言っているじゃないですか。それで放射線が順調に調査できるなんてとんでもない話ですよ。その点お認めになりますか。死角がある。
この中に、リコーバー中将が証言しているところがあるでしょう。このリコーバー中将が証言している内容も実はまた問題なんですよ。私、余り英語が読めないんでえらい苦労したんですが、これは米国議会上院原子力合同委員会の一九七〇年聴聞会の会議録、リコーバー中将の証言というのがありますね。この中にこういうことが書いてあるんですよ。「公衆の安全から見て高いレベルの放射能」、まあ危険ということですね。
これをアメリカ側の言うままを受けて、政府は不当な手続により安全であるとの結論を出しましたが、一月九日の米国議会合同原子力委員会でのスレッシャー号沈没事故についての証言内容によっても、原潜の構造の実際と基準が安全性の見地から十分ではなかったということを指摘しており、その上、米海軍の原潜の最高権威といわれるリコーバー中将も、最近原潜数隻が設計、建設、材料の不備、検査方法の欠陥などのために、危うく沈没しそうになったと
私は、アメリカの側の公的文書がどういうふうな内容を持っているかということについては現に原子力局で検討中だとおっしゃいますから、その検討を待つことにやぶさかではございませんけれども、事故はもうすでに起きておるし、しかも、ただいまもお話のありますように、リコーバー中将の発言によりますと、そういう部門の故障個所が数百カ所もあるということまでも言っておるわけでございますから、事故がないことは断言できないので
ところが、新聞によると、原潜の父リコーバー中将は次のように証言している。 「一、近年原子力潜水艦および通常潜水艦数隻が、設計、建造の不備、資材の不適当な使用、点検方法の欠陥などによって危うく沈没しそうになった。
そのリコーバー中将は、かねがねいろいろな機会で皆さま方お聞き及びと思いますけれども、あの提督は、アメリカの原子力潜水艦の父と人からもいわれ、自分もそう信じておるような人でございます。どういう問題も人に委任したことがない、というのは、この前のスキップジャック号の公聴会でも申しております。全部自分が握っておる、そして自分が責任を持っておる、ということを絶えず言っております。
スレッシャー号の沈没事件に関して、最近アメリカ議会が発表したリコーバー中将の証言を見ても、「近年、原子力潜水艦が危うく沈没しかけたものが数隻もある」とのこと、また、アメリカ海軍省艦船局次長カーツ少将は「潜水艦の設計について、攻撃と防衛の能力の強化を急ぎ過ぎて、安全性の問題がこれに追いつかなかったことを認めねばならない。」と証言しております。
自分に都合のいいところ——というのは非常にむずかしいことでございまして、たとえば、せんだっても衆議院の科技特で参考人の御意見を伺ったのでございますが、あそこで立教大学の服部教授がおっしゃったと——私の記憶が間違っていなければ、そうでございますが、リコーバー中将は、この前のスキップジャック号の公聴会のときに、軍事上の必要から、もういま以上に安全にすることはできないと言っている。
原子力潜水艦の人口の多い港への入港については危険がないとは習えない」というようなふうに、ACRSは原子力潜水艦の問題について非常に慎重な態度をとっておるのに、それを日本の政府は、アメリカの海軍がかってにやるかもしれないものを——現にアメリカ海軍がかってなことをやったとリコーバー中将が言ったとかという、そういう資料もあるのでありますが、それもございまして、そういうことを全部言わないでどうとかということばかり
これによってまいりますと、このリコーバー中将の例の報告記録等が、ございまして、その中で明らかになっておるのは、例のシーウルフがつくられたときに、この原子炉を安全審査専門委員会が審査をするという段階で、ナトリウムで冷却されるというところから、ノーテラス号と比較すると比較にならないほど危険度が高い、こういうことから放射性能が強いということで、安全審査委員会としては、同艦が人口密度の高い港に入ることを承認
そこで、お尋ねをいたしますが、この中間報告に触れられていない点でありますけれども、リコーバー中将、原子力潜水艦の父と言われる方でありますが、この方が、安全性に対して軍が非常に無理解だ、このことをはっきり証言をいたしているわけであります。
この公聴会でなるほどリコーバー中将はそう言っておる。ところが、そのすぐ前にどう言っておるかというと、下院議員のバンザントという人が質問しておる。リコーバー中将に対して、あなたが自然還流原子炉計画を推進中であるということは承知しておる、その計画はもちろん原子炉によって占められる空間を狭く切り詰めることを目的としておると考えてよいのか、——要するにこれは軍事的な必要が私は大いにあろうと思う。
こういう点について、単に数を減らしたけれども、ここに出ておるのは、ただ安全だから信じろ、リコーバー中将の証言なんかをここへ記載したまま、国民にこれで安全でございますということをいっても、私は逆にますます国民はこの安全性についてきわめて疑いを持ってくると思う。
たとえば制御棒を少なくする問題について、まあ一般の原子力科学者は、制御棒を少なくするということはなかなか危険があるんだと言っておるが、アメリカ側はリコーバー中将が、技術の進歩によって制御棒を少なくしていいんだ、こういうようなことを言っています。私どもどちらがいいのかよくわかりませんけれども、しかし、われわれはやはり優秀な原子力科学者を日本に持っております。
当時新聞にも出ましたようなリコーバー中将が言ったこととか、いろいろな人が言ったことについては、当時資料をもらいました。現在なお調査委員会は続行中のようでございますが、その後特に最初にもらいました資料を変更するようなものはございません。と申しますのは、最初にもらいました資料によりまして、リコーバー中将は、原子炉の破壊によるものではないということを申しております。
それから、もう一つは、いまアメリカ局長の言われたリコーバー中将が、乗り組み員の訓練が不十分であったということを前から再三指摘していたし警告もしてきた。この間だいぶ前にここで参考人の意見を聴取しましたときに、私はこのことを陳述者に聞いた。
参考までに申し上げておきますけれども、再三アメリカ側からも引用されております、原子力潜水艦についての最大の権威者といわれるリコーバー中将、この人がアメリカの上下両院の合同委員会でどういう証言をしておられるか、知っておられますか。
とにかくアメリカのパーク作戦部長、あるいはテラー博士あるいはまたリコーバー中将、こういったそれぞれの権威者が絶えず言っているように、原子力潜水艦が人口の多い港に立ち得ること自体不都合なんです。これは禁止すべきだと思う。海軍の作戦部長自体言っておるではありませんか。また、原子力潜水艦の生みの親といわれておるリコーバー中将も言っておるじゃありませんか。
たとえば、一九六〇年の四月に、アメリカの上下両院合同委員会で、テーラー博士とリコーバー中将、これが、こういうふうに証言しております。「原子力潜水艦の原子炉は、実際は、安全な装置でなく、軍事上、必要ある場合を除いては、人口密度の高い港に寄るべきでない。」、さらにまた、いろいろな事実がありますけれども、二、三あげれば、一九五九年の十月には、原子力潜水艦が爆発をしたと、こういうことも報告されております。