2021-06-04 第204回国会 衆議院 環境委員会 第14号
環境省といたしまして重要な課題である除去土壌の再生利用につきまして、ただいま、例えば、食品残渣、そして猪苗代湖の堆積土壌を活用する、そしてまた、ケナフを栽培してセルロースナノファイバーやリグニンの原料とするなど、いろいろな御提案をいただきました。まさにそのとおりでございまして、再生利用の取組をどのように魅力的にしていくかは今後極めて重要な観点というふうに認識しております。
環境省といたしまして重要な課題である除去土壌の再生利用につきまして、ただいま、例えば、食品残渣、そして猪苗代湖の堆積土壌を活用する、そしてまた、ケナフを栽培してセルロースナノファイバーやリグニンの原料とするなど、いろいろな御提案をいただきました。まさにそのとおりでございまして、再生利用の取組をどのように魅力的にしていくかは今後極めて重要な観点というふうに認識しております。
した土地は農地に使うということでありますから、単純に覆土をしても、やはり農地は肥沃な土壌が必要でありますので、環境省の事業であれば、例えば、スーパーから出る食品残渣などを活用したコンポストを活用したり、今提言した猪苗代湖のヒシ、ヨシ等の堆積汚泥などを生かして、これを肥沃な農地に利用して対策を講ずるという考え方とか、あるいは、造成された農地にケナフなどを栽培し、ケナフからはセルロースナノファイバーやリグニン
また、二〇五〇年カーボンニュートラルに向けて令和二年十二月に策定された二〇五〇年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略において、改質リグニン、セルロースナノファイバーなどの木質バイオマス由来の新素材開発を推進することとしており、令和三年度予算においても、木質バイオマス由来の新素材の開発、実証への支援を計上しておるところでございます。
ただ、リグニンを今後使っていこうとか、そういった新しい研究もされているので、今頑張っているのかなというふうに思っております。 飛散に関しては、環境省、気象庁が一生懸命データを提供して、民間なんかでも最近、対策アプリみたいなものも作られていると。
また、早生樹やエリートツリーの利用拡大、伐採、集材、運材や造林作業の自動化等に向けた機械の開発、セルロースナノファイバー、改質リグニン等の木材のマテリアル利用に係る技術開発と実証などに取り組んでまいります。
それから、新素材、セルロースナノファイバーもありますし、それから最近、リグニンというこれも注目されていますし、それからエネルギー、バイオマスエネルギーとして使うと、いろんなやっぱりそういう需要をたくさんつくっていくということと、さらに、私はすごく注目すべきものは輸出だと思うんですね。
更に言えば、直接燃やして利用するのではなくて、新たなマテリアル利用、例えばリグニンを抽出してそれによってバイオプラスチックなどの新しい利用というのも今開発される途中でありますので、こういったことも通じましてしっかりと、やはり眠っているもったいないその木を有効利用できるような、そういう方策をしっかりとつくっていきたいと思っています。
○政府参考人(井出道雄君) 今委員から御指摘がありましたように、この木質系のバイオマスからエタノールを製造するに当たりましては、糖化、発酵を経まして、エタノールに変換される成分であるセルロースあるいはヘミセルロースといったものと、それ以外の成分であるリグニンの分離というのが避けられない工程でございます。
次世代型の燃料、バイオ燃料ということで、セルロースを分解して云々という話とか、あるいは更に中長期的には、リグニンということについての分解を含めて森林化学工業をいかに立ち上げるかということにもつなげていくことができるんではないかなと、そんなふうに思いますけれども、その辺についてはどのようにとらえているかということと、それから、欧米のこの分野における戦略的な研究開発の状況ということについてはどのように把握
木材の利用に関する御質問でございますが、これまで、木材でございますけれども、まき、炭としてのエネルギー活用あるいは木材としての活用、セルロースを取り出した上で製紙原料としての活用を図るというような活用をしておりましたが、セルロースと並ぶ構成要素でありますリグニンを取り出して活用するという発想に立った利用は今のところ行われていないという状況にございます。
ただ、竹につきましては、木材と同様、稲わらなどのソフトセルロースと比べましてリグニン量が非常に多うございます。また、セルロースなどと強固に結合しておりましてリグニンの分離が非常に難しい、さらには固いというようなこともありまして、実用化へのハードルが高いというのは実態でございます。
このため、林野庁といたしましては、今お話がございましたように、現在のシステムでは非常にコストがかかり過ぎるということもございまして、どうやってセルロースを安定的に、大量に糖に変換できるか、あるいは、セルロースを取り出すときに邪魔者扱いされていますリグニンというものがございますが、このリグニンを変質させないで取り出して、このリグニンそのものも資源としてマテリアル利用をするというようなことで、全体のコスト
○福本潤一君 これ、特に様々な植物からのバイオエタノールという、サトウキビ等々の進展はかなり進んでいるようでございますけれども、木質からのバイオマス、先ほど言われたリグニンを除去するのが大変難しいというのに対して、この森林総研のこの研究進んでおるようでございますし、これをアメリカのNASAで開発したヌルラッセンシステムと結合さすことによって、もう常時、恒常的にバイオエタノール作りというのもできるようでございますので
ただ、木質の場合、委員も御承知のとおり、リグニンとセルロースが結合をしておりますので、他の農産物と比べますと、このリグニンの除去でありますとかセルロースを更にでん粉とか糖に変換していかなくちゃいけないと、そういうより多くの段階が必要でございまして、今そういう実験室段階での技術としては確立しつつあるんですけれども、やはり何といいましてもコストの問題が一番のネックになっておりまして、やはり今のコストを少
特に用途で、リグニン等の有効成分をできるだけ低コストで分離をいたしまして、再生利用可能な木質プラスチックでありますとかあるいはエタノールへ変換するといったような用途の研究というものが必要だというふうに思っております。こういうものがまず一点ございます。
また、バイオマスからは酸加水分解により新素材を製造、あるいはリグニンやセルロースから誘導して多くのケミカルを製造すると。
そうすると、非常に遠赤の効果もあって、しんまで通りまして、木が持っている繊維質とそれからリグニンという物質、繊維質は恐らく鉄筋の役をして、そしてリグニンというのはコンクリートの役割をしている。そういうことが非常にアンバランスになるために処理をしたときにその木の癖が出てくる。これで処理すると非常にリグニンの状況がやわらかくなるというか均等化するために、製品化したときにも全然狂いが出てこない。
ただ、内外の研究を見ますと、パルプを漂白する工程で、どうもパルプ中に含まれますリグニンという物質と漂白剤であります塩素が結合反応いたしまして、ダイオキシンが発生する可能性があるのではないか、こう言われておるわけでございます。 こういうような状況にかんがみまして、我が国の製紙業界におきましては、世界に先駆けまして、漂白工程に使います塩素の使用量の削減にいろいろな努力をしておるわけでございます。
○峯山昭範君 約十年間使っているということですが、そうしますと、この十年間大体どういう種類の――私、大体具体的に指摘をいたしますと、現在は水ガラス系が多いわけですが、そのほか尿素系とかアクリルアマイド系、リグニン系等いろいろありますが、電電公社はその十年間ずっと経過があると思うんですが、初めのうちは大体どういうものを使い、現在はどういうものを使っていらっしゃるか、そして、その量は主にどの程度であるのか
○工藤良平君 これはこだわるようですけれども、わらや、もみがらとバガスというのは同じですね、リグニンが含まれているということについては。したがって、同じリグニンを除去する上すれば同じような系列でできると思いますね。したがって、わらやもみがらを扱うとすれば、同じように扱っても私は不思議じゃないと思うんですが、そういうふうに理解していいか。
○政府委員(小山義夫君) どちらの場合にも共通の問題としてリグニンの問題がございます。リグニンを分解する酵素をどうやって見つけるか、それをまた採算ベースに合うようなところまで、どこまで技術化できるか、こういう問題を、もみがらあるいはおがくずの場合も、それからバガスの場合も、ともに抱えておるわけでございます。
発酵バガスの方は、発酵過程におきましてリグニン分解菌等を摂取いたしておりますので、当然原理的にはリグニン除去の作用があると思います。ただ、現実には二十四時間では、分析結果ではリグニンの著しい低減が見られておりませんので、その点まだ問題点が残っておるかと思います。
今日まで見過ごされてきたバガスあるいは稲わら、もみがら等がリグニンの除去によって飼料化が実現しようといたしておりますし、根室、北岩手、阿武隈、阿蘇、久住飯田などを初め大規模開発の可能性を持つ地域、さらに小規模といえども開発可能な地域も無限大の可能性を秘めて存在しています。要は狭い国土をどうして何に有効に利用するかにかかっています。
それから有機系のものでリグニン、それから合成樹脂系のものとしまして尿素系のものがございます。それからアクリルアミド、これも合成樹脂系でございます。 それぞれの使用量は、現在正確につかんでおりませんけれども、アクリルアミドにつきましては年々ふえておりまして、四十八年には約二千三百トン程度が使われたものと推定されます。
この件については、私の同僚議員の工藤君が本院の物特でもいろいろただしておりますので、私は重複は避けたいと思いますけれども、そのバガスでいえば、従来沖縄で使われておったところのバガスに糖みつを入れるところの糖みつバガスが、これはやっぱり実験の結果から見れば、有害なリグニンを含んでおって非常に問題があるということがいまや明らかになっている。