1996-04-11 第136回国会 衆議院 予算委員会 第30号
私は、少なくとも北朝鮮のやり方というのは、表で握手したり協議したりするときは足でけ飛ばしている、こういう、いわゆる南進トンネルやラングーン事件等の例を挙げて指摘もしたところでございますけれども、私は、これらのことについては、やはり日本外交としてしっかりとした姿勢を持っておく。
私は、少なくとも北朝鮮のやり方というのは、表で握手したり協議したりするときは足でけ飛ばしている、こういう、いわゆる南進トンネルやラングーン事件等の例を挙げて指摘もしたところでございますけれども、私は、これらのことについては、やはり日本外交としてしっかりとした姿勢を持っておく。
例えばラングーン事件等は全く北側は関係ないと。それから、あの飛行機の爆破事件ですね、大韓航空の爆破事件等について、あの金賢姫さんというお嬢さんのことはでっち上げで、ああいうものは全く関係ないと、世界じゅうが認めているものは一切認めないとおっしゃっておるわけですから、そういうような点で信頼関係がちょっと問題があるということは事実なんです。
我が国政府も大韓航空機の事件とか、あるいはビルマ、最近はミャンマーと言うようでありますが、ミャンマーのラングーン事件等において制裁をして、我が国の政府としてもその認定をしている。 そして朝鮮総連という団体は、これはいろいろ朝鮮総連の実体を見てみますと、きのうからの御議論のように、日本の国内にいわばはめ込まれたこれは北朝鮮国家と言ってもいいのではないか。
それで、この中で政府は措置と、こういうことを言っておりますが、一般的にはこれはラングーン事件等のことを考えましても、この内容を見てみますと制裁措置であることには実質上間違いがないように思います。そこで、官房長官がこの制裁措置を発表されて、口頭で補足説明をされた部分がございます。
時にはこの関係が例えばラングーン事件等で途絶したような状況もありましたが、現在はこの南北対話が行われる、朝鮮半島の緊張緩和を迎えてのいろいろの努力が行われるという状況にありますので、この民間の交流というものはこれまでどおり維持していかなければならない、そのように努力も行われておる、こういうふうに認識をいたしております。
そのために努力していかなければならぬわけで、これは長い間かかってなかなか進んでいかない険しい道でありますし、昨年はああした不幸なラングーン事件等も起こったわけですが、しかし情勢が好転して、そうして南北関係がずっと緊張緩和への方向に進んでいくような事態になれば、これは日本としてもその間にあって最終的な目標に向かっての努力を惜しんではならない。