2005-04-26 第162回国会 衆議院 安全保障委員会 第8号
委員御案内のとおり、アメリカにおいては、クリントン政権期の九九年だったと思いますけれども、ミサイル防衛法というものが超党派のかなり幅広い支持によって成立いたしまして、ラムズフェルド報告以来といいますか、アメリカのミサイルに関する共有認識というのは大変高まっておりまして、その意味におきましては、九八年からテロが起こるまでの間、ミサイル防衛というのは、やはりアメリカの国防政策にとって第一級の関心事であったということは
委員御案内のとおり、アメリカにおいては、クリントン政権期の九九年だったと思いますけれども、ミサイル防衛法というものが超党派のかなり幅広い支持によって成立いたしまして、ラムズフェルド報告以来といいますか、アメリカのミサイルに関する共有認識というのは大変高まっておりまして、その意味におきましては、九八年からテロが起こるまでの間、ミサイル防衛というのは、やはりアメリカの国防政策にとって第一級の関心事であったということは
それから、もう一つの事例といたしましては中国の核でございますが、アメリカは国防報告書の中では、昨年に至るまではICBMの開発がかたり進んで、すでに展開できる限度にまで来ているというような評価をしておりましたけれども、本年度のラムズフェルド報告によりますと、ICBMについてはまだまだ先の話である、MRBM程度のものについてはすでに完成し、若干配備をしてあるという評価で、少なくともアメリカにとって当面潜在的脅威
○永末委員 似たようなことをラムズフェルド報告でも言うておるわけでございますが、しかしその場合には、ラムズフェルドは、ディフェンス、デターレンス、デタント、これら三つのものがそれぞれ二律背反でない関係であるためには、強い力で結びつけておるのだというので、自分の議会に出しております膨大なる国防予算のいわば理論づけにしておるわけでございます。
○永末委員 宮澤外務大臣はSALTIIというものの限界を非常に高く評価されておられるようでございますが、このラムズフェルド報告によりますと、二つの巡航ミサイル、すなわち水中ではSLCM、空中ではALCM、これをどんどん開発するのだと言っている。この巡航、ミサイルについては、まさしくソ連との間で合意を見かねてごたごたしていることです。あなたはこれをやらぬでおけという御意見ですか。
○永末委員 先ほど外務大臣は、ラムズフェルド報告について、私が主たる挑戦者はソ連と思うか、こう申しましたところ、外交上そんなことは毛頭考えてない、こういうことでございました。
ラムズフェルド報告では、ソ連海軍力の飛躍的な増強で、西太平洋における海上航路が危険になっておるという認識のもとで、脅威の対象を明らかにソ連と規定をいたしております。そのソ連という脅威に対抗する手段として、日本が西太平洋で対潜水艦作戦を遂行する能力を改善することは日本の利益である、米国はこの分野で日米協調が増進することを希望する、と述べられております。