1950-02-11 第7回国会 参議院 予算委員会 第3号
例えば政府では最近C・P・I等を今までのフイツシヤー式からいわゆるラスパイルス式に変えて来て、何故人事院はそういう統計について……、而も政府は最近では御承知でもありましようが、シヤロン氏が来ましてパーシエ式に変えて行く、こういうような方向にある。そこで最近は統計を使つて物価が上つたとか下つたとか、実質賃金が上つたとか下つたとか言つておりますが、統計それ自体に非常に問題があると思う。
例えば政府では最近C・P・I等を今までのフイツシヤー式からいわゆるラスパイルス式に変えて来て、何故人事院はそういう統計について……、而も政府は最近では御承知でもありましようが、シヤロン氏が来ましてパーシエ式に変えて行く、こういうような方向にある。そこで最近は統計を使つて物価が上つたとか下つたとか、実質賃金が上つたとか下つたとか言つておりますが、統計それ自体に非常に問題があると思う。
○政府委員(山下興家君) その基準と申しますのは、そういう基準であれば、例えばフイツシヤー法とか、ラスパイルス式とか、パーシエ式とか、そういう方法であれば政府と同じ歩調をとつております。何ら違つておらない。ただ違つたのはどこが違いであるかというと、政府はいや三月から、六千三百七円をやつたのは三月じやないか。三月からの物価はこうなつておる。いやそうではない。
○政府委員(河野一之君) ラスパイルス式のものは確か統計局統計委員会におきまして、確か八月からそういうふうな方式になつておるというふうに承知いたしております。
これまではフイツシヤー式でやつておつたのですが、それをラスパイルス式に変えたのです。ラスパイルス式に変えますと、当然物価は低くなつて来るのです。そういうふうにこれまでと違つた統計操作によつてCPIを変えて、そうして消費者物価指数が下るから生計費が下つて来る、これでは実態に即しないのではないか。実態の生計費は指数に現れているようなものじやないのです。