1970-03-11 第63回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
あの声明について、日本の外務省としては、あの声明の中からラオス内戦に対する介入について国際法的な正当性はどこにあると思われますか。
あの声明について、日本の外務省としては、あの声明の中からラオス内戦に対する介入について国際法的な正当性はどこにあると思われますか。
それから、ラオスの内戦に干渉しておるアメリカの現在の状態は、つまりアメリカのラオス内戦に対する介入、この介入の国際法的な正当性について日本政府はどのような見解を持っておらるるか、公式にひとつ御見解をいただきたい。
一九六〇年末に勃発したラオス内戦は、一九六二年に右派、中立派、左派パテト・ラオよりなる連合政府が成立し、ジュネーヴ十四カ国協定の調印を見て、ようやく終息したかに見えましたが、翌六三年四月に右派、中立派よりなる政府軍とパテト・ラオ軍の間に内戦が再発し、左派閣僚はビエンチャンを引き揚げ、連合政府から事実上脱落してしまったのであります。
すなわち、ラオス内戦を防止すべき前記委員会が事実上無能力化しているために、プーマ首相は五月二十一日アメリカに対しまして、中立協定に違反してラオスに侵入しようとする勢力の動きを視察することを要請いたしました結果、米国は艦載機による偵察を開始したと伝えられております。
プーマ政府は、その当時、「アメリカはラオス内戦でノサバン派を不法に支持しており、このためノサバン将軍がラオス政府との妥協に応じてこない。」万事アメリカの出方いかんにかかっているのだということまではっきり言っているじゃないですか。