1988-02-27 第112回国会 衆議院 予算委員会 第14号
そして、その区域は、短期の浮遊物被曝経路、これはヨード等の空気中に浮遊するのを言うのですが、半径約十マイル、十六キロ、それから長期の摂取食物被曝経路については五十マイル、半径八十キロをその区域に規定をして対処をしている。我が国のこれを見ると、いずれも八ないし十キロということが規定をされておるのですね。
そして、その区域は、短期の浮遊物被曝経路、これはヨード等の空気中に浮遊するのを言うのですが、半径約十マイル、十六キロ、それから長期の摂取食物被曝経路については五十マイル、半径八十キロをその区域に規定をして対処をしている。我が国のこれを見ると、いずれも八ないし十キロということが規定をされておるのですね。
そのほかに、量としてはわずかでございますけれどもセシウム、ラジウム、ヨード等のものがございます。しかし、安全性を考える場合には、そのほかのものはわずかでございますので、コバルト60として考えてよろしいと思います。
また再処理の持っている特徴といたしまして、原子力発電所からほとんど使用済み燃料が集まってくるわけですけれども、その中でやはり発電所で言いますと、百万キロワットクラスのものが約百基分に相当するような環境へのクリプトンあるいはヨード等が放出されると私たちは受けとめています。この問題も早急に解消する技術を確立してそれを実施していくべきである、私たちはこのように考えています。
私がジュネーヴで原子力平和利用会議の展示会を見ましても、ソビエトといわず英国といわず、やはりアイソトープ、コバルト、燐、ヨード等について展示をしているようです。これは売ろうというので展示をしているわけで、アイソトープに関する限りは、直接実験原子炉を日本で運転するしないにかかわらず、相当入手し得る状態になってきておるのであります。
個々の会社につきまして一々調べましたが、たとえばこの中に含まれておりますものには、新薬品の製造、アルギン酸ソーダ、フェロニッケル、ヨード等の特殊なものがみな入っております。これらの個々の会社が、その会社の特殊事情及び一般的な経済の状況のあおりを受けまして業績が不振のために滞っておる、化学工業というものに特殊の理由というものは今のところは見出せない。
これは御承知のように、従来利用さるべくして利用されなかつた海藻類、特に褐藻類等につきまして、寒天、アルギン酸、ヨード等のいろいろの加工品が考えられまして、これはいろいろ未利用資源を利用するというのみならず、わが国貿易に寄與する面も大きいわけでありますので、何とかしてこういう貿易加工工業というものを振興する必要を考えておるのでございます。