1948-06-24 第2回国会 参議院 労働委員会 第12号 一九三四年、ヨハネスブルグ会議で珪肺賠償問題が正式に決定されまして、我が國においてもこの会議の決定に賛成し、珪肺を職業病として届出で、扶助しなければならんというので、昭和五年六月、内務省規定ができた次第であります。この内務省規定ができるまでの長年月というものは、鉱山労働者の珪肺患者は、文字通り無慈悲な状態において取扱われてきたのであります。 田中利勝