2021-06-01 第204回国会 衆議院 環境委員会 第13号
また、湖辺の自然環境の保全及び再生については、これまでのヨシ群落の造成、内湖再生の取組によって生態系が回復しつつあり、湖辺の自然環境の保全及び再生に一定の効果が見られた、ただ一方で、一部では、水質の悪化、湖岸の施設の老朽化の懸念や、魚道の整備、維持管理が課題だという課題も指摘されてございます。
また、湖辺の自然環境の保全及び再生については、これまでのヨシ群落の造成、内湖再生の取組によって生態系が回復しつつあり、湖辺の自然環境の保全及び再生に一定の効果が見られた、ただ一方で、一部では、水質の悪化、湖岸の施設の老朽化の懸念や、魚道の整備、維持管理が課題だという課題も指摘されてございます。
ここでは、琵琶総によってヨシ群落が激減をしました。また、オオバナミズキンバイなどの外来植物の大量繁茂などによって水質や漁業生産が大きな影響を受けました。地元の漁民、市民の皆さんが、赤野井湾危機打開に関する提言を発表しておられます。そこでは、消波堤、波を消す消波堤の撤去、切り通しの復活、湖岸堤の撤去などを求めています。
その結果どうなったかというと、湖岸堤・管理用道路建設などによる自然湖岸が減少しましたし、ヨシ群落の減少、内湖の激減、湖辺の農地や森林などの緑地が大幅に減少しました。そのことによって琵琶湖の生態系に大きな影響を与えました。実は、私は高校卒業まで琵琶湖のほとりで過ごした人間ですが、そういう一人として大変心が痛みます。
他方で、この法律案の第十二条では、水質の保全を図る観点に限らず、琵琶湖における水環境の改善及び生態系の保全及び再生を図るために、ヨシ群落、内湖、砂浜、そして自然の湖岸等の水辺の自然環境の保全、そして再生のために必要な施策を講ずるとしておるところでございます。
また、ヨシ群落や内湖の再生が図られていますが、いまだ昭和三十年代の水準まで回復には至っていないこと、近年、ニホンジカによる森林被害が急激に増加していることなど、琵琶湖の自然環境、景観や自然の水環境の悪化が懸念される状況にあるものと認識しております。
○奥主政府参考人 湖周道路の影響によるものであるかどうかは今不分明でございますけれども、滋賀県によりますと、昭和二十八年には二百六十一ヘクタールのヨシ群落が存在していました。その後の埋め立てや湖岸堤の整備等によりまして、平成三年度には百二十八ヘクタールにまで減少したとのことでございます。
私が住んでいる滋賀県では、もう既に、平成四年に、この二十年間の間に、琵琶湖のヨシ群落の保全事業というのを条例化いたしました。このことによって、水辺の植物群落を保護、修復していくことによって浄化をもっともっと進めていこうという取り組みであります。では、なぜこれでも、滋賀県が既にやっているのに環境省はやらなかったのか、そのことに取り組もうとしなかったのか。ここにどうしても疑問が出てくるんですね。
それから次に、ヨシ群落の保全でございます。 おっしゃるように、滋賀県では平成四年から保全条例をつくっておられまして、非常にすばらしい取り組みだと思っております。 ただし、滋賀県さんは非常にすばらしいんですが、そういう事例がほかにもあるかと申しますと、まだまだ他県でも制度化されていない状況にございます。
あと、自然生態系の地域指定による保全、ヨシ群落とか水生植物の植栽。それから、湖沼の水質保全計画の策定。この辺がポイントになってくるのかなというふうに思っているんです。
こういうふうに指摘しておられますし、滋賀県の調査によりますと、琵琶湖のヨシ群落というのは、一九五三年に二百六十・八ヘクタールあったものが、湖岸堤や開発、埋立てで一九九二年には百七十二・九ヘクタール。激減していると。これらについて滋賀県は、この湖岸堤利用の見直しや開発による埋立て規制を厳しくするんじゃなくて、湖岸堤建造で破壊されたヨシ原を再生するための試みをいろいろ進めています。
生態系という点では、湖岸に自生するアサザなどの希少な水草や広大なヨシ群落等により特徴付けられる植生が見られますほか、希少鳥類でありますオオヒシクイの越冬地となっているなど、良好な湖沼生態系を有している場所であると承知しております。
滋賀県の水質調査船みずすまし二世号で大津港を出港し、南湖を北上、途中、唐崎沖中央にある自動水質測定局としての南湖湖心局の施設や堅田地域一帯のヨシ群落の保全状況などを視察した後、北湖との境である琵琶湖大橋手前にて反転し、次の視察地である烏丸半島で下船いたしました。
このほか、びわ湖フローティングスクール「湖の子」の就航、世界湖沼会議の開催、風景条例の制定、国際湖沼環境委員会の設立、ヨシ群落保全条例の制定、ごみ散乱防止条例の制定、ラムサール条約登録湿地の指定など、滋賀県においては官民一体となって琵琶湖の保全に取り組んでおるのであります。 そこで、お伺いしたいのですが、関谷大臣、確かに琵琶湖は法律上、県が管理することになっております。
現場を見てなるほどという感を受けましたし、特にライン川、あの周辺に河川の研究所をきちっとおつくりになって、そこでヨシ群落、ヨシの育成、生態系とのかかわり、自然と人間との共生等の研究をずっとなされているところがあります。 そういうようなことを思いましたときに、ぜひ今回の河川法の改正によって河川を本当に自然の姿のような雰囲気にしていこうということも根本にあるわけであります。
具体的に申しますと、先ほどお話がございました琵琶湖及び流入河川のしゅんせつ、流入河川の直接の浄化、ヨシ群落の保全、特に湖の周辺の沼地でのヨシ群落の保全というのは水質保全上大変効果があるというふうに承知をしておるわけでございますが、そういう事業。
先ほども御紹介いたしましたように、県は県で、いわゆる俗に言う石けん条例とかヨシ群落保全条例とか、いろいろな条例をつくり、県民も、例えば、台所でお皿を洗うのも、油がついていれば、そのまま洗えば簡単なのですけれども、そうするとそれは水として琵琶湖に流れる。
それ以後も、県立琵琶湖研究所の設立、世界湖沼環境会議の開催、国際湖沼環境委員会の創設、ヨシ群落保全条例などの取り組みを実施してまいりました。 しかしながら、この間、県民の意見も聞き、いろいろ知恵を絞った施策が、国との関係、かかわりにおいて思うように進まないことも一再ではありませんでした。
この琵琶湖を守るために地元では、湖沼環境保全のための国際会議を開催したり国連機関を誘致するなど国際的にも湖沼環境保全の推進に努め、また富栄養化防止条例やヨシ群落の保存に関する条例の制定など、県民挙げての水質浄化への取り組みを進めるなど、努力が払われてまいりました。
琵琶湖の保全に関連して、琵琶湖の代表的な生態系のヨシ群落の保全を目的とした滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例が平成四年に制定されておりますが、昭和五十四年制定の琵琶湖の富栄養化防止条例と並んで、滋賀県の県民、事業者及び行政が一体となって環境保全活動に営む姿とその成果を示しております。
昭和二十五年には日本で初めて国定公園に指定されるなど、琵琶湖の適切な保全及び健全な利用が推進され、さらに平成三年には、ヨシなどの生態系を重視した自然環境の保全を目指した滋賀県ヨシ群落の保全に関する条例を制定するなど、滋賀県民が一生懸命守り続けたところであります。
先ほどもちょっと言いました、平成四年の三月に滋賀県琵琶湖のヨシ群落の保全に関する条例ということで制定いたしまして、この条例に基づきまして保全地域を指定しまして、保全基本計画を策定し、平成五年三月一日から施行されたところでございます。
それからまた、ヨシ群落の増殖につきましては、このことは今先生が申されたように、環境を整える意味におきましても大変効果の多い事業の一つでございますし、また水生植物やあるいは水鳥の生息などにも大変大事な場所にもなるわけでございますので、そのヨシ群落の増殖技術の確立ということにつきましては、環境庁が委託事業してヨシ群落を初めとした湖辺の水生植物の育成、保全を目的とした調査を今琵琶湖で実施しているところでありますので
琵琶湖につきましては、今先生も既にお述べになりましたように、地元知事さん先頭に大変これを大事に守っていこうという姿勢でございまして、北部のヨシがたくさん生えているところについてはヨシ群落保全条例などもつくって水質保全に努めてまいろう、こういうことであります。
建設省もヨシ群落の再生を目指して実験をしたんですけれども、大失敗に終わっております。そういうふうなことのないようにお願いをしたいと思います。 一九八一年に湖沼環境保全特別措置法案が国会で葬られました。その時点で我が国の湖の水辺はブルドーザーにじゅうりんされるという運命になりました。文化と自然風景が共存する国づくりを考えた場合に、この法案がよみがえってくれればと望む人も多いかと思います。
例えば、ヨシ群落は一ヘクタールで一日にBOD換算で有機物七・五キログラムを分解していると言われております。そういうふうな生物的な手法を取り入れようとして、例えば一九六九年、当時の西ドイツはヨシ群落保存法というものをつくりました。環境庁はこれに倣うつもりはないんでしょうか。
○説明員(赤木壯君) ヨシ群落が水質浄化機能を有するということは御指摘のとおりであると思っております。一九六九年に、お話しの西ドイツでベルリン・ヨシ群落保護法というものが制定されたことは我々も承知してございます。
一方、先日滋賀県の県会の方でヨシ群落保全条例が採択されました。このヨシ群落保全条例がなぜ県条例としてでき上がったかといいますと、今言いました琵琶湖にしかいないゲンゴロウブナとかそれからホンモロコ、こういったものの産卵床がヨシの群落にあるわけですね。
同時に、そういう部分の植生としてヨシ群落等が水質浄化等の機能を持っていることも私ども数々の知見から承知しております。これらを両立させるということは、先生がおっしゃいましたように可能だろうと存じます。 ただ、この問題については、それに必要な用地その他の問題がありますので、今後はそういうことを河川管理の中にも取り上げまして、また地域住民の御理解の中で、そのような努力をしてまいりたいと存じます。
ボーデン湖の湖岸には現在一から四平方キロメートル程度の広大なヨシ群落が何地点か存在するようでございます。そういう意味でちょっと幅を持って申し上げたんですが、この三十年の間にヨシ群落そのものが約三分の一ぐらいに減少したということがございます。
○説明員(石田祐幸君) 滋賀県が制定いたしました一昨日成立したと聞いておりますヨシ条例は、琵琶湖及びその周辺地域におけるヨシ群落の保全に関しまして、県、市町村、県民及び事業者、この四者の責務を明らかにし、ヨシ群落を積極的に保全し、その多様な機能を発揮させることにより琵琶湖の環境保全を図る、これが目的とされておるようでございます。
きょうも滋賀県の議会でヨシ条例、ヨシ群落の保全条例というのがつくられ成立をするというふうに思っていますけれども、同時にごみの散乱防止条例、この二つとも全国に余り例のない県民独自の琵琶湖を守る運動ですけれども、こういう経験は今まで滋賀県にはございました。御案内のように、石けん条例と言っていますけれども、有燐洗剤を追放しようという努力もしてまいりました。
また、私どもが実施する治水事業の中でも、自然の持つ浄化作用をできるだけ取り込んだ治水整備の仕方、あるいは今御提案のありましたヨシ群落の保全等も、従来も進めてきましたけれども、これらの機能を検証しつつ展開してまいりたいと存じます。