1977-11-10 第82回国会 参議院 予算委員会 第8号
ところが、外国為替銀行がこのユーザンス関係で借り入れておりますのは二百二十億ドルと、こういうふうに聞いております。大変な金額でございます。これがずっと押し出ていけば、私は円高問題もかなり違ってくると思うのであります。その意味におきまして、制度的に日本銀行といたしましてはこれをどういうようにとらえ、どのように対処していかれるお考えでございますか、伺わしていただきたいと思います。
ところが、外国為替銀行がこのユーザンス関係で借り入れておりますのは二百二十億ドルと、こういうふうに聞いております。大変な金額でございます。これがずっと押し出ていけば、私は円高問題もかなり違ってくると思うのであります。その意味におきまして、制度的に日本銀行といたしましてはこれをどういうようにとらえ、どのように対処していかれるお考えでございますか、伺わしていただきたいと思います。
だから、金利の関係で外貨を借りなきゃならない、いわゆる輸入業者あるいは輸出の関連の方々の必要性もない、こういうことであるならば、このくらいのときには思い切って、いろんな問題があるかと思いますけれども、いわゆるユーザンス関係は円建てにする、円シフトができるようにするということが私は所要であり、その意味において外貨アタックが、受ける面が少なくなる、こう思うんでありますが、その点のお答えを願います。
いまある輸入ユーザンス関係だけでも一カ月平均四億五千万ドルくらい日本に滞留している、百二十日間。これがどんどんアメリカの高金利に向かって流れちゃっているわけですね。ユーロダラーもそのとおりであります。そうなってくると、公定歩合をいじらざるを得なくなる。都市銀行の資金不足をコールでまかなっておるのでありますから、コールレートが上がってくることも必然でありましょう。
また同時に、アメリカの金利と日本の金利との関係から見まして、短期におけるユーザンス関係その他に弔問題がございます。したがいまして、今後これらの問題については十分な好転を見るというわけにはいかぬ。引き続き赤字の状態、来年五億ドルくらいな赤字だと推定をいたしております。
ただ私の、今のところでは何と申しましても六億ドルの黒字という今年の予想が立つのは、通常貿易では一億数千万ドルでございまするが、ユーザンス期間を延ばしましたのが一—三月に出て参りますので、一—三月で二億ドルあまりの黒字、これは主としてユーザンス関係の影響でございます。従いまして六億ドルふえたからといって、これがほんとうの通常貿易でふえたとは私も見ていない。
貸出しの方も一般貸付金ガ二千一、二百億円、ユーザンス関係が千二、三百億円で、三千五百億を割るという状態であります。これが経済の縮小かということになりますると、必ずしもそうではないではないか。今御承知の通り一上二月の予定の税收入は、一月の月も二月の月も大体昨年の該当の月に対しまして、百億円程度の増加でございます。
しかもまたユーザンス関係で、非常に今年度多かつたのでありますが、来年度はそういう特別の措置もいたしません。財政面では絶対均衡しておりますので、インフレの懸念はないと確信しております。
千二、三百億円ふえているということは、これはユーザンスの関係でありまして、昨年の十一月ごろから今年の三月くらいまでに、ユーザンス関係で甲種、乙種を加えまして、二千八百億円程度に相なる。当時日本銀行の貸出しが一千一、二百億円で、この日本銀行の貸出し並びにユーザンスによる信用供與が四千一、二百億円であつたのであります。
○油井賢太郎君 今ユーザンス関係のお話を承わつて、適切な方途を行われるということについては、誠に共鳴するものでありまするけれども、今後の特需物資の輸入等におきましても、世界の情勢が刻々として変るのです。その際に、輸入の大体予約を申込んだ情勢と、実際に入つて来るときの時期的ズレによつて、急変するかも知れんということも起るかと思うのですね。
それにつきましてユーザンス関係になるのでありますけれども、ユーザンスの期限というのは、大体一—三月の決済が五月或いは六月、七月というふうになつて参るのであります。
こういうので日本銀行のユーザンス関係で一時的に伸びておるのでありますが、これがユーザンスの期限が来て、又それがスタンプ手形になりましても相当の資金回收が七、八月頃から行われるようになりますので、これは大体五百億円のインベントリー・ファイナンスをして行けば絶対賄いがつくのではないかと考えております。
只今の数字でもおわかり願えますように、七千八百万ドルの外貨の受取超過、そのほか日銀のユーザンス関係におきまして、明年度末は本年度末に比較いたしまして、四千三百万ドル程度の外貨の手持ちの減少があります。従つてその分は外為会計が買取るという建前になるわけでありますが、これを基礎としまして、五百億のインベントリーを計上いたしておるわけであります。