1996-05-16 第136回国会 衆議院 科学技術委員会 第5号
さらに、これはヤンキー級の原潜で一九八六年に沈没事故を起こしている。ごく最近の資料によると、一九八九年にもソ連のマイク級原潜がノルウェー沖で沈没したのが確認されているとか、いろいろ報道があるわけですね。
さらに、これはヤンキー級の原潜で一九八六年に沈没事故を起こしている。ごく最近の資料によると、一九八九年にもソ連のマイク級原潜がノルウェー沖で沈没したのが確認されているとか、いろいろ報道があるわけですね。
それから七四年の五月、「カムチャツカ半島のペトロパブロフスク海軍基地近くで、米スタージョン級原潜ピンタドがソ連ヤンキー級弾道ミサイル搭載原潜と正面衝突。ソ連艦の被害は不明。」これも不明。軍事機密もあると思いますが、非常に危険な状態で放置をされてしまっているのではないか、こう心配をするわけです。
現在のソビエトの太平洋艦隊の中で、弾道ミサイル積載原子力潜水艦デルタ級が十六隻、ヤンキー級八隻が日本に近いオホーツク海に、ベーリング海にはデルタ級が二十四隻、ヤンキー級が九隻、タイフーン級が五隻配備されておる。極東における陸上兵力は、ゴルバチョフ政権になって五十三個師団から五十七個師団に四個師団もふえておることも指摘しておきたいと思います。 このように、着々とソ連の方は体制を変えてきておる。
他方、オホーツク海は、ソ連太平洋艦隊の海洋要塞であると言われ、デルタⅢ級原子力潜水艦やヤンキー級原子力潜水艦がそれぞれ多数の海洋発射弾道弾を抱えて潜航しているのであります。このほかにも、しばしば横須賀海軍基地に寄港する米国のロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦や横須賀を母港とするイージス艦など各種水上艦艇は、トマホーク核ミサイルを多数搭載しております。
デルタ級とかヤンキー級とかありますけれども、これがアメリカの本土に届くということは事実であろうと思います。そういう意味で、ソ連の極東におけるその種の兵力がもたらす意味、重要性というものが一般的に高まっているということは言えるかと思います。
それからソ連の原子力潜水艦の水中速力でございますけれども、攻撃型の場合は四十二ノット、それからヤンキー級といいますSLBM搭載型の場合、三十ノットと言われております。