1953-03-06 第15回国会 参議院 予算委員会 第30号
もとより日米が共同して日本を防衛するという建前については、このヤルタ協定破棄の問題とは直接関係はないけれども、これらのものは一貫的に流れておるのであります。
もとより日米が共同して日本を防衛するという建前については、このヤルタ協定破棄の問題とは直接関係はないけれども、これらのものは一貫的に流れておるのであります。
○井出委員 この問題はもう少し発展の推移を見なければならぬといたしまして、先ほどちよつと私の触れましたヤルタ協定破棄という問題も、この際明らかに願つておきたいと思うのであります。
アメリカとしては、ヤルタ協定破棄といいますか、ヤルタ協定によつて千島等をソビエトに割譲せしめたということは、それが不正である、あるいは大西洋憲章に反するものであるということは、すでにしばしば主張しておるところであるにもかかわらず、事実上今なおこれを占領して返還しないということはよろしくないという議論は、今日に始まつたのではなくて、あのサンフランシスコの講和会議以来この問題は提起されておるのであります