2000-12-07 第150回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
例えば、先生は麗澤大学の教授をしておられますけれども、麗澤大学をおつくりになったモラロジー研究所の皆さんは、私もおつき合いが深いですが、モラロジー研究所で、日本で国家伝統といえば天皇家のことを指しますね。そして精神伝統、モラロジーとしての精神伝統というふうにいうと、それをおつくりになられた廣池家のことを指すと言っていいのでしょう。そういう目に見える形のものもありますね。
例えば、先生は麗澤大学の教授をしておられますけれども、麗澤大学をおつくりになったモラロジー研究所の皆さんは、私もおつき合いが深いですが、モラロジー研究所で、日本で国家伝統といえば天皇家のことを指しますね。そして精神伝統、モラロジーとしての精神伝統というふうにいうと、それをおつくりになられた廣池家のことを指すと言っていいのでしょう。そういう目に見える形のものもありますね。
ところが、広池学園は、財団法人モラロジー最高道徳研究所というところが設立をしている私学で、その学校は現在千葉あるいは岐阜等にあるようでございますが、そこで勉強する子供たちの生徒の六割以上はモラロジー研究所の会員の子弟がそこで勉強する。そして、教えるそこの教育の内容、もちろん私学ですから建学の精神というものがあります。
モラロジーのこの副読本も渡しておきましたから読まれたと思います。
その私学の問題をここで述べる時間がありませんので、もう要点にしぼって申し上げますが、そのときの会議録によりますと、兵庫県に私学を誘致していくという問題について十五ヘクタール約六億七千万円の土地を県が無償で提供するということ、そしてそこに来る広池学園なるものがモラロジーという、いわばいまの憲法とか教育基本法に言う教育の目的そのものとは相入れない一つの思想団体がその背景にあって経営する。
生長の家の集会、実践倫理の朝起き会、あるいはモラロジーの集会、あるいはPL教団の集合、いろんな信仰団体、宗教団体。(「霊友会」と呼ぶ者あり)霊友会。若手がもう実に驚くほど、若い人たちが不思議にここに集まってきているのは、心の豊かさを求めて集まってきている。社会党の大会もたくさん集まるでしょう。公明党も集まるし、共産党も集まるでしょうけれども、あれだけの人たちが何の命令もされずに集まってくるという。