2000-03-01 第147回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
社会的消費というのは、人々が公共的な仕組みを通じて公共財やメリット財を集合的に消費することであります。 ところが、人々は、市場で購入する私的な消費財以外の消費支出を不当な負担というふうに考える傾きがあります。
社会的消費というのは、人々が公共的な仕組みを通じて公共財やメリット財を集合的に消費することであります。 ところが、人々は、市場で購入する私的な消費財以外の消費支出を不当な負担というふうに考える傾きがあります。
これは社会がそういうものに使う公共財とメリット財への支出であって、便益をもらっているはずであるというわけですから、これを上げていくようなそういう経済運営のパターンをとれば、それは一まで可能なんです、一〇〇%まで。つまり、日本は三十数%ですけれども、スウェーデンではそれが倍になって七〇%になっていますね。
○参考人(塩野谷祐一君) まず第一に、国が公共財にお金を費やす、あるいはメリット財と経済学では言いますけれども、私的財でありながらこれを社会的な仕組みのもとで提供しようとする財、社会保障などがその典型ですが、メリット財。