2015-12-18 第189回国会 参議院 環境委員会 閉会後第1号
電気メッキ業者が加盟します全国鍍金工業組合連合会からは、平成二十七年上半期に会員企業に対しまして排水中の規制対象物質の濃度を調査した結果を聞いてございます。
電気メッキ業者が加盟します全国鍍金工業組合連合会からは、平成二十七年上半期に会員企業に対しまして排水中の規制対象物質の濃度を調査した結果を聞いてございます。
一例でございますと、二〇一三年十二月に、岡山県のメッキ業者が、後継者の不在に悩んでおりました石川県のメッキ業者の事業を継承したケースなどがございます。
たとえば、中小企業で大変苦しい事業を運営しておりますが、メッキ業者なんかは、いろいろな公害の処理をする施設に高い金を払って、しかも後、仕事が来なくて転職したりつぶれたりというところもあってやっているが、あれは出口でちゃんと押さえている。各市町村、保健所はちゃんと排出する水を見ていますから。
いままでの個々の町の中のメッキ業者ではとても対応できぬ。
これを見ていただきますと、下水道のない区域では八四・三%がきちんとした処理をしているにもかかわらず、下水道の完備している市内では、同じメッキ業者について、そういう処理をしているのは三七・一%にすぎないというデータが挙がっております。これを見ましても、いかに下水道の暗渠へ水を流すということが企業にとっては非常に楽なことかということがわかっていただけると思います。 四番目の問題点に入ります。
○正森委員 毒物及び劇物取締法の二十二条で、業務上の取り扱い者を設けなければならないという規定があるようですけれども、これは一般的にはメッキ業者とか運送業などの業種のようですけれども、登記所も、いま言いましたように大量に使われておるというような場合には、この規定を準用するということも考えられるのではありませんか。
いま私は、一般廃棄物で言っていますが、産業廃棄物の場合にもメッキ業者の問題があります。メッキ業者というのは、大きな業者は少ないんですよ。一番大きなところでも、従業員五百人がおるところは指折り数えるほどしかありません。私のおる京都でも、九十何社ありますけれども、直接的にこれを専業としておるのは五十何社です。この諸君たちが一番困っているのは何かといったらスラグです。これに困っている。
○小平芳平君 これで終わりますが、公害は防がなくてはならない、それをもちろん私も前提にして申し上げているし、また中小零細企業という一口に言われましても、メッキ業者の方で、いや公害は出しっ放しにしようという人はおりません。一生懸命国の決めた、あるいは都道府県の指示、こういうものに、いかにしてそれを守って公害を防いでいくかということは、私のお会いした方々はもとより、皆さん一生懸命なんです。
これは厚生大臣にもお聞き願いたいんですが、先ほど来お話が再三出ますように、メッキ業者は中小零細企業です。で、この業者の方とお話をしてみますと、不況で下請のために単価をたたかれるというわけですね。
○松下政府委員 初めに、先ほどお尋ねのございました水質汚濁防止法の関係をお答えいたしますが、特定施設といたしまして、シアンを出す業種のメッキ業者等を指定しておりますけれども、先生御指摘のように理美容業者は除かれております。 いま御質問の点、私どもといたしましては、先ほど御答弁申し上げましたように、衛生研究所等で検査いたしました結果では、七品目とも出ていない。
過去に汚染の蓄積があった、たとえばカドミウムのメッキ工場があって、その周辺にカドミウムが蓄積しておった、それを知らない新しいメッキ業者がいて、それでわずかな排出で損害が生じたというような場合があると思いますね。
○政府委員(森口八郎君) 御指摘の東京の葛飾メッキ工場アパートにおきましては、メッキ業者が集合してつくったアパートでございますので、シアン等の問題の物質が排水中に含まれておりまして、この工場アパートのかたわらに処理施設を併設いたしております。
また同時に、それらのカドミウムあるいはシアンを使いますメッキ業者に対して、何か協業して共同施設をつくっていくということは考えられないかということで、いわば協業化、団地化といったようなことを金融的にも指導をいたしておるわけでございます。 それからまた、国あるいは公立の試験所において、シアンを使用しないメッキの方法といったようなものも開発をするために努力をいたしておるようなわけでございます。
ことにカドミウムメッキにつきましては、排水処理を行ないます際に苛性ソーダ等を入れまして水酸化カドミウムにしまして、その粒子をできるだけ大きくして処理するということをいたしておりますが、この処理施設の費用が非常に金額がかさむわけでございまして、とてもいまの小規模のメッキ業者ではカドミウムの排水処理がむずかしい状況でございます。
二 無機シアン化合物を取り扱うメッキ業者の排出する無機シアソ化合物を含有する廃液の処理について、管理監督を強化すること。 三 農薬の事故防止のため、農薬の正しい取扱い方、中毒時の応急措置などの周知徹底を図ること。 四 毒物又は劇物を使用した家庭用品の表示については、正確にかつ具体的に明示する等抜本的改善を図ること。
電気メッキ業等につきましては、これは零細企業が非常に多いわけでございまして、そういう零細企業の電気メッキ業者に対するシアンの取り扱い等につきまして、これは行政上のほうのあれもあるかもしれませんけれども、PRが足りないとか、あるいはそういう零細事業主の不注意というようなことによりまして事故が起こっているというぐあいに感ぜられるのでございます。
○政府委員(加藤威二君) 電気メッキ業者の排出するシアンの排水の処理につきましては、一応現在は政令で二PPM以下という基準をつくっておったわけでございますが、これを水質汚濁防止法との関連で——水質汚濁防止法は今度御審議いただいておる法律案でございますが、この基準によりますと一PPM以下というものになるわけで、それと合わす必要があるということで、現在政令改正の手続をいたしておりまして、一PPM以下にしてなら
二 無機シアン化合物を取り扱うメッキ業者の排出する無機シアン化合物を含有する廃液の処理について、管理監督を強化すること。 三 農薬の事故防止のため、農薬の正しい取扱い方、中毒時の応急措置などの周知徹底を図ること。 四 毒物又は劇物を使用した家庭用品の表示については、正確にかつ具体的に明示する等抜本的改善を図ること。
また、従業員が十九人以下というもので見ますと九九・三%ということで、御指摘のように、ほとんどが小規模の零細メッキ業者であるということが言えると存じます。それから、ちょっとお触れになりましたカドミの排水規制が、この八月一日から適用になるということになりまして、これに伴いまして、カドミウムメッキ業者が今後の排水規制を守ることができるかどうかという問題が出てまいっております。
○山中国務大臣 これは赤字であろうとなかろうと、原因者負担として企業が負担をするわけでありますから、したがって、大蔵大臣がはっきり申しましたように、負担金等については損金算入等の措置も講じようと言っておりますし、企業の事態が、その仕事を続けていくために負担をすればやっていけないというならば、これはやはり企業の存立に関する問題でありましょうし、事実上メッキ業者等が、自分たちは今後カドミウムメッキはやらないといって
○荘説明員 メッキの問題につきましては、もう先生いさい御存じのとおりでございますけれども、御指摘のございましたカドミウムのメッキと申しますのは、全国で二千以上あるといわれているメッキ業者の中でごく一部、数%の業者が兼業としてやっておる。主としてメッキといいますのは銅とか、ニッケル、クロムでございまして、それに加えた形でカドミウムのメッキをあわせてやっておる企業が少数あるわけでございます。
○小山(省)委員 昨日の読売新聞にメッキ業者の問題が大きく取り上げられておる。「都内千四十社の業者近く宣言、」防止設備ができるということで転廃の宣言をする。都内のメッキ工場千四十社で組織している東京都鍍金工業組合では、ごく一部まだ反対している人もあるそうでありますが、説得に乗り出して、近く了解が得られ、全組合員はカドミウムメッキをやめる。全国業者に波及かと書いてあります。
個々のばらばらの中小メッキ業者が、ばらばらのままでそれぞれが施設をつくるということではメリットがあがらないので、将来できたら、やはりメッキ業、そういう人体に影響を及ぼすようなシアンやクロムを使う中小企業を一工業団地に集約して、そこで共同処理場をつくってメリットをあげていく、こういう指導は考えておられないのでしょうか。
それから、メッキ業者は、大部分が中小の零細企業であることにかんがみまして、これらの公害防止措置をとろうとするときは、金融面等でできるだけの助成を行なっております。具体的には、ただいま金融面につきましては中小企業金融公庫、それから中小企業設備近代化資金、中小企業振興事業団、それから公害防止事業団から融資を行なっております。