今度の問題は、自助努力といいますか、みずからの努力もしくはいろんな高度な技術を使いこなし得る能力、そういうフィリピン側の主体的な能力の問題と、それからもう一つ、いろいろな形でこの経済援助が悪い方に利用されたという疑い、その両方から今この論議がなされていると思うのですが、例えばその両方を兼ね備えたようなケースとして、先ほども御指摘がありました、例えばミンドロ、それからネグロス島においてダンプ、トラクター
中野寛成
○島本委員 そうすると、いま報告があったのは、コタバトそれからミンドロ、そのほかにもたくさん島がございましょう。そういうような島に対してはこの二、三カ所だけで、あとはほとんど報告はないのですか。こっちから探索はしないのですか。しているんですか。しているけれども全然ないんですか。その辺はどうでしょう。
島本虎三
というのはルパング、ミンドロ、ここらの話を聞きましても、実際の端緒となったのは、在外公館がその情報を入手してどうこうというよりも、土民との関係にあったように私ども聞いております。土民がその情報を伝え、そうしてここに生存しているのではないか、それを間接的に在外公館が知ったというような受動的なもので、、積極的に調査を進めていって突き当ったというようなことでない。
辻原弘市
昨日の新聞に、二十二日に神戸に四人の人が帰る、いわゆる投降した人——フィリピンのミンドロであるかと思いますが、こういう人たちがまだほかにあるという御見当は——大体みんな帰ったということになっておるようでございますが、そういう人たちがおりそうな地域がまだございますでしょうか。
中山マサ
ことに、その地域といたしましては、今回四名が帰還をいたします比島の南方諸島——今回帰って参りますのはミンドロでございますが、ミンドロのさらに南にミンダナオ諸島がございます。こういう付近には、ごく少数の人員が残っておるかと思います。
吉田元久
「フィリピン陸軍参謀長ヴアルガス少将は二十一日、ルソン島東ミンドロ州山地の住民を悩ましている残存元日本兵討伐の促進を命じた。フィリピンにはまだ約千名の元日本兵が残存し、うち約八十名がミンドロ州とルバング島にいるものと推定される。」この報道は、私たちにとつてはまつたく驚きにたえなかつたのであります。
受田新吉
それからミンドロとかあるいはパナイあたりも、終戰後の状況によつて、あそこには二箇中隊と憲兵側は報告していますから、千名ぐらいおるだろうということを考えて、千名ぐらいなら、あの四国よりずつと小さい島だから十分定着ができるだろうという一応の数字は成り立ちます。
神保信彦