1954-03-27 第19回国会 衆議院 外務委員会 第27号
○穗積委員 私はなぜそういうことをくどく聞くかというと、当時そのことが問題になりましたときに、岡崎外務大臣はこの委員会で言われたと記憶いたしますが、つまり六条項の条件の中の「ミリタリイ・オブリゲーシヨンズ」というものが日本の憲法に反するから、そこでアメリカもそのことを知つているから、おそらくこれは免除して協定を結んでもらえるだろうということが一点。
○穗積委員 私はなぜそういうことをくどく聞くかというと、当時そのことが問題になりましたときに、岡崎外務大臣はこの委員会で言われたと記憶いたしますが、つまり六条項の条件の中の「ミリタリイ・オブリゲーシヨンズ」というものが日本の憲法に反するから、そこでアメリカもそのことを知つているから、おそらくこれは免除して協定を結んでもらえるだろうということが一点。
○河野(密)委員 私の聞かんと思うのは、第八条に書いてある安保条約に基く「ミリタリイ・オブリゲーシヨンズ」というものと、前文の意味も、防衛力の漸増を期待すということも、一つになるのですか、ならないのですかということを聞いているのです。
「ミリタリイ・オブリゲーシヨンズ」であります。それからその次に「自国の防衛力及び自由世界の防衛力の発展及び維持に寄与し、」こう書いてございます。「デイフエンシヴ・ストレングス」「防衛力」と書いてある。その次には、「自国の防衛能力の増強に必要となることがあるすべての合理的な措置」云々と書いてございます。「デイフエンス・キヤパシテイズ」というのであります。
このミリタリイ・オブリゲーシヨンズの中には、安保条約の前文にあつてアメリカが期待しておるというその点も含まれてミリタリイ・オブリゲーシヨンズ、つまり軍事的義務となつておるとわれわれは思うのでありますが、入つておるのでしようか、入つておらないのでしようか。