1987-08-25 第109回国会 衆議院 商工委員会 第4号
○水田委員 それじゃ、これがいわゆるジャイロスコープの技術に転用されてソ連のSS18、19に使われる、弾着精度が一挙に高まって、アメリカのICBMミニットマンⅢの基地が正確にねらわれるようになった。これはアメリカだけじゃなくて西側の諸国全部について言えることですね。これはアメリカ下院の小委員会の記録の中で明らかなんでございますね。やはりアメリカ本土は大変脅威にさらされる、こう言うのですね。
○水田委員 それじゃ、これがいわゆるジャイロスコープの技術に転用されてソ連のSS18、19に使われる、弾着精度が一挙に高まって、アメリカのICBMミニットマンⅢの基地が正確にねらわれるようになった。これはアメリカだけじゃなくて西側の諸国全部について言えることですね。これはアメリカ下院の小委員会の記録の中で明らかなんでございますね。やはりアメリカ本土は大変脅威にさらされる、こう言うのですね。
そのために、アメリカのⅠCBMのミニットマンⅢ型の基地が正確に全部ねらい撃ちされるようになったのです。そのために、アメリカのいわゆる安全保障上は大変な脆弱の窓があけられた、そういう大変な問題になった。アメリカの国会で論議された記録はあるわけです。通産省もごらんになっているでしょう。
にもかかわらず、この交渉の最中にアメリカ空軍はこれをMIRV化して、一九七〇年にミニットマンIII型の一部をMIRV化して配備してしまいました。このことがSALTIの攻撃兵器暫定協定からMIRVが完全に取り除かれた一つの原因であります。このように技術的軍拡を進めるということは検証を一層困難にし、それが軍備管理さえも難しくする、ましてや軍縮を一層困難にするということになったということであります。
これはミニットマンの一段と二段を使って、最終段階が宇宙空間に対して弾道ミサイルが持っている温度、その赤外線をつかまえてホーミングしていく、そういう装置を持ったミサイルでありますけれども、この実験が非核でミニットマンを要撃して成功した、こういうことも言われておりますけれども、その点はいかがでしょうか。
ICBMミニットマン、SLBM、B52、これが発動するのですよ。これは今言ったように各軍司令部に対して全部発信する。これが嘉手納基地にある。私は、本当に国民の安全を念願する、平和を念願する外務大臣であれば、当然のことながらこんな危険な、全面核戦争に直結するようなAFSATCOM、これは撤去すべきであるということを要求する必要があると思うのだが、どうなんですか。
アメリカでいいますと、ICBMですが、現在一千三十七基あったと思いますが、そのうちの一千基がミニットマンでございます。ミニットマンは、これはいろいろ経緯がございますけれども、ミニットマンのⅡ型四百五十基、Ⅲ型万百五十基というのはここ十年間がわっていないわけでございます。八三年に弾頭をかえた新しいⅢ型を配置いたしました。
そこで出てまいりましたミサイルが、ミニットマン3の到達した技術的段階とほぼ同じような段階に達しているというのが状況でございます。
ソ連の場合ですとSS16というのからSS2〇までの間ですね、わりと近代化されたICBM、これが配備をされているわけですが、まあSS16というのはSS2〇と組み合わせてブースターの役目をするということですから、アメリカのミニットマンというミサイルがありますが、これとほぼ同じようなものである。現在は、ソビエトはこれについては配備をしていないらしい。
アメリカの場合ですとミニットマン2と3、これを中心に、あるいはタイタンですね、こういうもののICBMを装備して、大体ワイオミングとかミズーリ、サウスダコタ、あっちこっちに基地が置いてある。ソビエトの場合ですと、これはSS16とか17あるいは19というやつですね、こういうものを中心にして大体バイカル湖の西北、クラスノヤルスクですか、その付近から西側の方に配備されている。
そういうところにサイロが幾つかもうあちこちにミニットマンIIとかIIIとかを含めて配備をされている。ところがこれはもうわかっちゃっているから、お互いに常に自分のところはやられるぞということはわかっているわけですね。 そういうことで、もうICBMの時代というのはただ準備しただけで終わったと思うんです。ぼくは、これ実際にICBMが撃ち出されるということは非常に可能性が少ないと思います。
命中精度がアメリカの、ミニットマンに近い兵器であります上に、弾頭のいわゆるスローウエートが十倍あるという大変な兵器である。これがいわゆるアメリカの核、ミサイルの残存性に相当な影響を与えるに至った。これがここ二、三年——配備されたのは七五年ごろからそろそろでございますが、大量配備はここ数年間。
だけれども、移動しようとすれば、ミニットマン式の固体燃料ですから、いかに深くも、いかに横にも移動ができるという特質を持っているわけです。だから、そういう意味で言えば、何もいまに始まったことじゃない。 そこで、基本的な問題があるので、先ほどリブリン局長の議会予算局のレポートを取り上げたのです。
ところが、ソ連の方は、そうではなくて、アメリカの軍事基地、ことにあの防御されたミニットマンなんかの基地を爆撃する、これが第一目標である。都市攻撃のためには不必要な兵力をずいぶん整備しておる。二十五メガトンなんというような弾頭は都市攻撃のためには不必要なんです。この大東京を壊滅させるために必要なのは一メガトンなんですよ。
またICBMは、たとえばアメリカにございますミニットマンというような大型のものでございます。さらに、この「等」の中に含まれておりますのはSLBMといいますかポラリス潜水艦のような型のもの、あるいはいわゆるICBMほどの距離はないにいたしましても、IRBM、中距離弾道弾のように壊滅的な破壊をもたらすようなものというふうに考えております。
SS11なんてのはミニットマンよりちょっと大きいぐらいだ。これも千発ぐらい持っておる。大きいものを最初につくったから大きいものをというふうになったんだということは私はどうも説明にならないと思うのですよ。それで次につくるのがSS18がやっぱり二十五メガトン級のやつを持っておる。いまこれがランチャーが十できておるですね。
ましてや、ミニットマンになりますと相当小規模になっておりますが、ただ、アメリカが十分これに対抗し得ると言われておりますのは、精度が非常によろしいということで、つまりソ連のICBMの場合には、現在の段階では個々の弾頭の威力は相当大きいけれども、それによって精度の不確かさをある程度補うということによって拮抗しておるというふうに私どもは判断しておるわけでございます。
現在ICBMにつきましては、ミニットマンが主力でございますが、アメリカは、ミニットマンは将来ソ連の大陸間弾道弾の精緻な発達によって骨抜きになるおそれがあると心配をいたしております。したがって、これに対しましてはMXミサイルが、一九八〇年代にミニットマンの一部または全部についてかえられるように開発を急がなければならぬというのがアメリカの評価でございました。
片一方はポラリス潜水艦をつくる、ミニットマンという地下につくる核を開発した。片一方はまだ対艦型なんだから。まだ中に沈んでいない前なんだから。 では、一体、今日の米ソの核ギャップというものはどっちにどう向いているのか。私の承知している限りでは、いま核の問題については、アメリカ側が大変に自信を持ち始めている。MIRV、これをソビエトは四、五回の実験に失敗して進んでいない。
たとえばアメリカのICBMのミニットマンですと、百六十キロトンだと思いますけれども、一つの弾頭の破壊力ですね、それからポセイドンですと、六十キロトンというようなことで、結局百五十キロトンというのはちょうどそういったMIRV化された弾頭の爆発力すれすれのところに線を引くというようなことですね。
そんな意味では、拡大から縮小へというふうに見られないこともないわけでありますけれども、ただ、しかし一方、戦略核兵力というものはその現状を維持して強化、開発をはかるということで、ICBMの関係では旧型のミニットマンを新型にかえる、あるいはSLBMの関係では新型のトライデントの開発ということで、この基本になる現実的抑止戦略といわれるものは、やはり軍事力が強力であるということが前提になっている。
アメリカのミニットマン2型、あるいはソビエト側のSS9という型、タイタンの改良型でございましょうが、これが三百基。FOBSと書いてありますが、軌道爆弾の実用をどうするか、いろいろな問題が出てきております。