2012-02-15 第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
韓国のソウルは、都市の中にミニダム的に貯水槽を造って、台風が近づいてきたらばっと放すとかですね、それで洪水が起こりづらいように抑制効果を与えているという話も聞いたりするんですけれども、そういう雨水、受ければ資源だけれども、そのまま流せば洪水につながる、そういう流達時間を短くしないで長くすると、そういうことだと思いますけれども、そういう雨水の利用の関係についてどうお考えかと。
韓国のソウルは、都市の中にミニダム的に貯水槽を造って、台風が近づいてきたらばっと放すとかですね、それで洪水が起こりづらいように抑制効果を与えているという話も聞いたりするんですけれども、そういう雨水、受ければ資源だけれども、そのまま流せば洪水につながる、そういう流達時間を短くしないで長くすると、そういうことだと思いますけれども、そういう雨水の利用の関係についてどうお考えかと。
巨大ダムの建設というのは、やはり上流の山林を伐採したり、山を削ったり、多くの農耕地をつぶしたり、環境破壊や自然破壊、そういうものにつながるわけでございますので、できるだけ巨大ダムはつくらないで、できるだけ町の中にもミニダムというか、そういうものを多くつくる。
実際に山村、そういった集落がもう一方二千カ所ぐらい消えてしまったということですから、何であえてこういう質問をしているかといいますと、やはり環境的視点からいいますと、昔から日本の農村、特に今問題になっている中山間地域、そういったところがまさに日本の健全な環境をつくってきたわけですが、そこのところが今、人が離れていくことで田んぼもだめになる、ミニダムの役を果たさなくなるという形でどんどん壊れていく、こういったことが
このような考え方から、山地部ではダム、平地部では湖沼開発、調節池、また地形、地質上から大規模な施設を建設できないところでは小規模生活ダム、いわゆるミニダムを建設するというように、自然の地形に応じてさまざまな手法を組み合わせて水資源開発を行い、今後とも安定的な水資源の確保に努めてまいりたいと考えております。