1977-05-20 第80回国会 衆議院 外務委員会 第19号
また、ミナス製鉄所の大幅拡張計画に基づきまして、わが国に対して四十三億円の追加援助というのが求められましたが、わが国の対応はこれまた非常に冷たいということで、対日不満の原因になっておると承っておりますが、その辺もいかがでございますか。
また、ミナス製鉄所の大幅拡張計画に基づきまして、わが国に対して四十三億円の追加援助というのが求められましたが、わが国の対応はこれまた非常に冷たいということで、対日不満の原因になっておると承っておりますが、その辺もいかがでございますか。
その第一番は、ブラジルのミナス製鉄所の問題でございますが、これは一九六五年にたしか設備は完成する予定であったとか、完成したとか、こういうふうな話も聞いております、またその間におきまして、ブラジルのインフレで当初の予定からはるかに資金需要がオーバーしてしまったというふうな問題も聞いております。それらの経緯を簡単に御説明いただいておきたい、こう思います。
ただ、私どもの、日本側としては、せっかくここまででき上がってきたものを閉鎖するとか解散するとかいうことはとうてい考えられない、何とかして第二次計画までは五十万トンの計画についてはこれを完成させたい、完成してしかもその後の運営についても毎期大幅な赤字を出すというようなことなしにやる方法を検討しなければならぬと考えておるわけでございまして、おそらくブラジル政府としてもこのミナス製鉄所を放棄するようなことには
○天田勝正君 そうすると、いまの説明で、念押しですが、今度の投資金融の中に、たとえばミナス製鉄所の追加出資というようなことは全然含まれないと了解してよろしゅうございますね。
○高橋(俊)政府委員 確かにミナス製鉄所が当初の計画に比べてはなはだしい資金の増加がありまして、一体そういう大きな金をなぜ必要とするのか、だれしも疑問に思っておったのです。イギリスがそこへ金を貸そうといいますか、機械を買ってくれればさらに若干の現地資金を貸してもいいというふうな態度をとるその理由、全く私どもには了解いたしかねます。はっきりわかりません。もちろん金額にもよると思うのであります。
いままでせっかくつぎ込んでおったそのようなミナス製鉄所に対して、英国のほうから資金が投入されてくる。こういうことはゆゆしい問題だろうと思うのですが、何か高橋銀行局長はほほえんだり何かして余裕のあるところを見せられたわけですが、私は実際問題としてそういうものじゃないと思う。
○卜部委員 では、森永輸銀総裁にここで確認をしていただきたいのは、それは単なるうわさであり、同時にまたブラジルの牽制だ、何ら意に介することはない、ミナス製鉄所に関する限りはこの点はおまかせなさいということで確認をしてもいいわけですか。そういうふうに、情報ぐらいだということですか。
○勝澤委員 その中で、ミナス製鉄所のことで、ブラジルのインフレの関係で、また日本側としても相当大きな資金を入れなければならぬということで、片方の業界筋の足並み、出資会社の中で足並みがそろっていないというような話を聞いているのですが、その辺はどうなんでしょうか。
○有馬(輝)委員 いま一つお伺いしたいと思いますことは、現在ミナス製鉄所がほとんど完成に近くて、昨年の十月二十六日には、ブラジルのミナス製鉄所で第一号炉の火入れ式も行なったというような状況でありますが、御承知のように現在ブラジルはものすごいインフレで、六年前私たちが行きましたときには一ドルが七十クルゼーロ、今度は六百五十クルゼーロから七百クルゼーロという工合にすごいインフレで、ブラジル政府としてもこの
また一面、ブラジルにおきましては日伯合弁のミナス製鉄所が、着々と工事も進んでおります。ところが五年前私たちが参りましたときには、一ドルが七十クルゼーロぐらい、ところが今度参りますと、六百五十クルゼーロから七百クルゼーロくらいになりまして、十分の一以下に貨幣価値が落ちております。そういった条件の中で工事はどんどん進む。ところが、はたしてそれに見合う資金の調達ということができるかどうか。
○木村禧八郎君 大体わかりかけたのですが、そのミナス製鉄所の建設資金は、日本の援助ばかりでなく、向こうの現地通貨による資金調達があるわけですね。それはインフレによって非常に足りなくなるわけですね。そうすると、全体の資金が足りなくなるわけですよ。そこで、やはり今度は日本の融資というものをふやしてもらいたいという要求が出てくるわけですね。そういう関係じゃないですかね。
○木村禧八郎君 ミナス製鉄所ですか、ミナスジェライス社に対する増資なんですが、これが増資が行なわれて、それに対してまた日本の融資もふえることになっているのですが、これはインフレで、向こうの建設資金が非常に足りなくなってきて、そうして増資せざるを得なくなってきているという点はないのですか。
○説明員(橋口収君) ミナス製鉄所の建設の状況でございますが、本年の六月に高炉に火入れをするということで、建設計画は順調に進んでいるように承知をいたしております。ただ、六月の火入れが若干おくれまして夏ごろになるというような情報を最近得ております。建設自体は順調に進んでおるわけです。
○政府委員(大月高君) 投資金融につきましては、御存じのように、アラスカ・パルプ及びミナス製鉄所、この関係の数字が多いわけでございまして、その他の数字が少ないわけでございます。投資金融につきましては、そういう意味で、アラスカ・パルプが北米でございますので、この数字が百十八億六千八百万、おおむね百二十億というのが北米向けでございます。
そういう意味におきまして、このブラジルに対する援助を輸出入銀行から実行いたしますという問題は、ブラジルのミナス製鉄所に金が要るということは実際でございまして、これも当初昭和三十一年から実行いたしております継続でございますので、それをもって繰り延べのかわりに実行いたしました。
これは御承知のように、今私の方の銀行でやっておりますのはアラスカ・パルプあるいはブラジルにおけるミナス製鉄所の建設であるとか、そういう種類の金融でございます。五番目に、海外事業金融というのがございますが、これは例をあげますと、今アラビアのクエートでやっておりますアラビア石油に対する融資、そういうものが海外事業金融。
○古沢説明員 ミナス製鉄所建設の計画は、昭和三十一年ブラジル側の要請によって始まった問題でございますが、ブラジルに日伯合弁の最新鋭の銑綱一貫工場を建設することによって、日本とブラジルの相互の認識を深め、資本及び技術の両面から両国の経済交流を促進するということが一つ。
そしてウジミナスのミナス製鉄所に対する輸出金融の総額は、一億ドルですから三百五十六億円になるわけですか、これは三年据え置きの十一年償還ということになっておると、私は聞いているわけです。三年据え置き十一年償還という条件を、いつ、どうしてきめたのか、これは、三年据え置きの十一年償還というのは、例外ではないか。
そのほかにミナス製鉄所を作るにつきまして必要な資金があるわけでございますが、その資金につきましてはいろいろと日本から設備を持っていくわけでございます。これはどうせ一度に払えるものではございませんので、従いまして、その分については輸出金融といたしまして輸出入銀行から日本ミナスに対して貸付をやっておる。
なお、貸付計画と実績がかなり相違いたしましたのは、船舶輸出金融が前年度に引き続き伸長するという考え方で計画を作ったのでありましたが、これが予想ほど増加しなかったこと、ミナス製鉄所、パキスタン肥料工場、インド円借款等の大口案件の実施がはずれまして、また賠償、経済協力関係の輸出及び通常輸出の計画との見込み違いもございまして、輸出金融が計画より大幅の減少を見たほか、投資金融についても、一般案件が予想ほどでなかったためであります
これは投資金融といたしましては多少例外的な取り扱い——閣議で御方針を決定いただきまして、特別な措置として例外的な扱いとしてやっておるわけでございまして、ミナス製鉄所の場合もほぼ同様なケースに相なるわけであります。
従いまして、われわれとしても前にはミナス製鉄所に対する協力を民間的ではありますけれども、いたすことにいたしまして、政府に相当あっせんをいたしたような立場にもございます。
その結果、大きなものといたしましては、ブラジルのミナス製鉄所でありますとか、あるいはインドのルールケラーの鉄鉱石の鉱山の開発というような計画もありまするし、あるいはパキスタンの尿素の工場の建設計画、インドのレーヨン・パルプの工場建設計画、そういった工場の全体としての建設の評価というものが相当に進促されております。
三十四年度におきましては、インド円借款、ミナス製鉄所等のいわゆる特殊案件が本格的実行段階に入りますとともに、延べ払いの増加によりまして、輸銀の回収に伸び悩むというふうな状態がございますので、財政資金の大幅な増加が必要となって参ったのでございます。
三十四年度におきましては、インド円借款、ミナス製鉄所等の特殊案件が本格的な実行段階に入りますとともに、延べ払いの増加によります回収の伸び悩み、財政資金の大幅な増加が必要とされるのであります。このため、八ページの上から三つ目のところにございますところの輸出入銀行に対する財政資金は、前年度よりも二百八十億円を増額いたしまして、輸出の振興、対外経済協力の推進をはかることといたしております。
次に、輸出入銀行でございますが、三十三年度におきましては、輸出金融につきましては船舶輸出減少の反面、一般プラント輸出の増加、ミナス製鉄所、インド円クレジット等の特殊輸出金融を織り込み、六百八億円の貸付が必要であり、また賠償経済協力関係金融につきましても、ビルマ、フイリッピン、タイに対する賠償経済協力実施が円滑化し、前年度比倍額以上の六十四億円の貸付が必要と考えられますので、総額七百三十億円と前年度の
次に、輸出入銀行でありますが、三十三年度におきましては、輸出金融については船舶輸出減少の反面、一般プラント輸出の増加、ミナス製鉄所、インド円クレジット等の特殊輸出金融を織り込み、六百八億円の貸付が必要であり、また賠償経済協力関係金融につきましても、ビルマ、フイリピン、タイに対する賠償経済協力実施が円滑化し、前年度比倍額以上の六十四億円の貸付が必要と考えられますので、総額七百三十億円と前年度の当初計画