1981-04-23 第94回国会 参議院 商工委員会 第6号
○田代富士男君 これに対しましてOECDの事務局あるいは英国、西独政府がわが国に混合借款の適用を慎重にするよう再考を求めてきたと伝えられておりますけれども、通産省がこのような方針を打ち出されたのは、それは欧米等のピュアーカバーやミックスクレジットといった協定逸脱すれすれの行為を念頭に置いているのか。
○田代富士男君 これに対しましてOECDの事務局あるいは英国、西独政府がわが国に混合借款の適用を慎重にするよう再考を求めてきたと伝えられておりますけれども、通産省がこのような方針を打ち出されたのは、それは欧米等のピュアーカバーやミックスクレジットといった協定逸脱すれすれの行為を念頭に置いているのか。
負ける原因の究明をしておるその中の一つとして、まあミックスクレジットと申しますか混合借款ということが浮かび上がってくるわけでございまして、必ずしもそういうことはいいことではないということは国際的にも指摘されておりますし、わが国もそれを指摘した事実もございますけれども、国際入札というときに、いよいよになったときにそういうものをすりかえるというような一応の態勢と申しますか準備、あるいはそういうことを頭に
○国務大臣(田中六助君) 新聞記事のことでございますけれども、いずれも半分本当、半分まあまあのところじゃないかと思いますのは、いま後半の記事の中に触れておりますように、こういうミックスクレジット、混合借款というようなものがオープンになっていきますと、国際的にやはり批判を受けるわけでございまして、入札、競争というようなところに表向き、玄関から、日本はいつでも円借款と輸銀との混合したものの借款が表から出
○政府委員(古田徳昌君) 混合借款、いわゆるミックスクレジットにつきましては、もともとOECDの輸出信用ガイドラインの精神に照らしまして問題があるわけでございまして、一部の国の混合借款につきましては、わが国は従来から国際会議の場等でも国際輸出信用競争を激化させるものがあるということで批判してきたわけでございます。
○国務大臣(田中六助君) 新しく打ち出しました経済政策の七項目目に、経済協力の中のプラント輸出の促進という点があるわけでございますが、その中に混合借款のことが触れられてないということでございますが、私どもはその中に混合借款、つまりミックスクレジットという言葉がなくても、頭の中には、あるいは実体面ではそういうことは考えておりますし、実際にはそれをやらなければならない立場にあるというふうに思っておりまして
アメリカやECでは、すでにもうOECDのガイドラインを無視して、政府借款の抱き合わせ、ミックスクレジットなどの方法でプラント輸出が行われておるわけです。だから、わが国だけがOECDのガイドラインを守っていなければならぬということはないわけですね。いわばマッチング条項というものがあるわけですから、対抗手段としてそういう方法もとれるのであります。
したがって、先ほど申し上げましたように、西ドイツとかフランスとかそういうところを見ましてもミックスクレジットの方向をとっておりますし、私どももそういうことを参考にして十分これからもそういう点も検討していかなくちゃいかぬのじゃないかという考えを持っております。
○田中(六)国務大臣 このたびの総理のASEAN訪問におきましても、四つか五つのテーマを鈴木ドクトリンとして出しておるわけでございますが、その中にやはり中小企業の育成ということをうたっておるわけでございまして、私どもの経験それから発展途上国とのそういう関係で、私は、岡田委員御指摘のように、中小企業というものを念頭に置いて、そういうクレジット並びにミックスクレジットといいますか、そういう観点を十分踏まえてやるべきだというふうに