1952-03-10 第13回国会 参議院 電気通信委員会 第11号
これ恐らくIREの十月号に載つておるミスター・フインクのペーパーからこれを取つたのではないかと私どもは考えておるのでありますが、同じペーパーのすぐ下に、この天然色テレビジヨンの受像機の設計者は、近い将来にこの三十二本の半分は省ける、実際的に画の上では何ら影響を與えることなしに、半分は省けると約束しているということが、その次の行に書いてあるのであります。
これ恐らくIREの十月号に載つておるミスター・フインクのペーパーからこれを取つたのではないかと私どもは考えておるのでありますが、同じペーパーのすぐ下に、この天然色テレビジヨンの受像機の設計者は、近い将来にこの三十二本の半分は省ける、実際的に画の上では何ら影響を與えることなしに、半分は省けると約束しているということが、その次の行に書いてあるのであります。
そういう立場から来れば、アメリカの少くともこの標準方式に関しての最高権威者の一人と目されるミスター・フインクがかようなことを言つて来ているということになると、電波監理委員会としては、これはもう一週考える必要があるのじやないかと思う。この点について網島委員長或いは拔山委員の御見解を承わりたい。
そういう意味合で、ミスター・フインクのお考えはテレビジヨンの面から見れば私どもはわかるような気もいたしまするが、只今申上げました私どもの立場からいたしましてこれを採用しかねたわけでございます。
○山田節男君 これはあなたミスター・フインクにも会われたことはないというのですが、私は昨年会つていろいろお話し、又ミスター・フインクはヨーロツパの現在テレビジヨンの正式放送或いは実験放送をやつている国、或いはこれからテレビジヨンを開始しようという諸国に招かれていろいろとアドバイスを與えておる人なんです。あなたから見られたフインクさんではありません。
技術的にお聞きしても、今あなたの引例されたミスター・フインクはもう二月に入つたならば、我々の責任を以て国会にこれを論議する場合において、七メガがとれるなら七メガにしてくれ、こういうことを言つておる。それにもかかわらず、あえて電波監理委員会に同調か或いはどうか知りませんが、とにかく六メガサイクルということを主張されることは、技術的にもどうも私は電波監理委員会の言つていることと同じように理解できない。
八木氏も然り、あなたも然り、成るほど今あなたがミスター・フインクの昨年十一月の放送雑誌における論文を御引用になりましたが、私は昨年参りまして、RCAのテレビ界の諸権威と会談したとき、テレビの標準方式はまだアメリカのをベストとして見ちやあいかん、とにかくお前ら立法者としてこれはアメリカの失敗、ヨーロツパの失敗を、これをあらゆる角度から研究して、一番いいものをやるべきだ、こういう前提で我々に、先ほど申上
○山田節男君 さつきミスター・フインクの論文を引用されたのですが、これは昨年の十一月だという話、実は私昨年の九月の末にニユーヨークでミスター・フインクに会いまして、この問題に、まあこれは一昨日お聞きになつたのなら御承知だろうと思うのですが、ああいう経過です。いろいろテレビジヨンに関するアドヴアイスを受けたわけです。二月十九日の最近の手紙です。
○山田節男君 それから先ほど高柳証人のミスター・フインクの手紙の英文について御指摘がありましたが、高柳証人が言われたことは一部だけ強調して、全文ではないということを言われたのですが、実は私昨年この電気通信の見学のためにアメリカへ参りまして、テレビジヨンのスタンダードの問題、これは将来日本としても重要だというので、丁度RCAの副社長として、テクニカルの部長をやつておるミスター・ジヨーリツフに会つてスタンダード
○山田節男君 さつき私は非常に大幅に亘つたために落ちたんだと思いますが、尤もらしい電波監理委員会の反対理由の一つとして、この周波数の帶域幅を七メガにすると一メガ損するじやないかと、これは今網島委員長のおつしやつたようにミスター・フインクがエレクトロニツクスの二月号で以て、六メガでも適当であるということを言つた、そういうことから裏付けされておるんだと思うのですが、将来においてはやはり何と言いますか、ウルトラ・フアイフリケンシー・ワイデス
あなたお聞きになつたかも知れませんが、ミスター・フインクが、殊にフランスはやはり天才的国民である、フランスがああして八百十九本、四百何ぼでやつておる、そうするとフランスはさすがに天才だ、フランスの最近のカラー・テレビジヨン方式を見て、このアメリカの私がきめた五百二十五本というものに対して自信がなくなつた、アメリカもやつておるけれども、ヨーロツパもこれは恐るべきものだ、こういうことを言つておるのであります
丁度パリから帰つて来たばかりだつたのですが、RCAの所長のジエネラル・サーノフと、それからあそこの副社長で、主として技術的な方面をやつておるエツフイングナーという副社長が是非このミスター・フインクに会え、私なぜ会つたかと申しますと、スタンダード、標準方式を一体どうしたらよいかということを聞くのには世界の最高権威者だという紹介で会つたわけであります。
殊に私はテレビジヨンのスタンダードについては、アメリカの最高権威と言われるミスター・フインクの言われたことが、最も印象的なんであります。ミスター・フインクは、ヨーロツパの各テレビジヨン放送局を指導して廻つておるのでありますが、こういうことを結論的に申しております。
○山田節男君 私が聞いたミスター・フインクの言によると、フランスの走査線は八百十九です。欧洲諸国の大部分は六百二十五走査線で、この六百二十五は非常に絵の精密度はいいけれども、ドツト・クロールやライン・クロールが画面に出やすいのですね。そういう欠点を補う技術がよくなればいいというのです。アメリカのほうはその点は非常にいいのですけれども、絵の精密度が悪い。ヨーロツパよりも悪いということです。
先ほども申しましたようにニユーヨークのエレクロニツクという雑誌のミスター・フインクというのはこれはアメリカにおける世界的なテレビジヨンのスタンダードの権威者でありますが、丁度私はジユネーヴの大会に行つて帰つて来て二時間ばかり会つて見ました。会いました際に本をくれた。資料をくれた。ゲージをきめると国際的にも一旦きめると変えられない。これは慎重に慎重を重ねてやるべきである。