2000-09-26 第150回国会 参議院 本会議 第2号
一方、我が国にとっては、ミサイル開発疑惑や拉致疑惑などの懸案があり、また北朝鮮の軍事的脅威が依然としてあることに変わりはありません。 去る二十三日、二十四日の両日、金大中韓国大統領が訪日され、総理は首脳会談をなされたわけでありますが、その席で、大統領から北朝鮮の経済復興に向けて我が国の経済協力が強く要請されたと伺います。
一方、我が国にとっては、ミサイル開発疑惑や拉致疑惑などの懸案があり、また北朝鮮の軍事的脅威が依然としてあることに変わりはありません。 去る二十三日、二十四日の両日、金大中韓国大統領が訪日され、総理は首脳会談をなされたわけでありますが、その席で、大統領から北朝鮮の経済復興に向けて我が国の経済協力が強く要請されたと伺います。
北朝鮮の核、ミサイル開発疑惑につきましては、ジョージ・ワシントン大学教授キム参考人から、米国の拡散阻止政策に対する北朝鮮の抵抗は今後も強く、米朝対立の構図は基本的に変わらないとの意見等が述べられました。委員との間では、我が国と米韓との政策協議の必要性、日朝国交正常化、中朝関係等について論議が行われました。
他方、この地域は依然として多くの未解決の問題や不安定性を抱えており、中でも北朝鮮の核及びミサイル開発疑惑の問題は、引き続きこの地域の安全保障にとっての重大な懸念材料であるのみならず、不拡散に向けての国際社会の努力に対する大きな挑戦でもあります。