1959-02-09 第31回国会 衆議院 予算委員会 第7号
軍部というものは、昔から棒きれを持った子供みたいに、なかなか言うことをきかないということは、叡山の山法師以来、これは日本の伝統になっておりますが、ましてミサイルなんというものを持つようになりました現在の日本の——軍部とは言いませんでも、自衛隊の姿というものは、とてもパチンコを持った子供に対するような、そんな気持では、これはなかなか統制がつかぬ状態になってくると思うのであります。
軍部というものは、昔から棒きれを持った子供みたいに、なかなか言うことをきかないということは、叡山の山法師以来、これは日本の伝統になっておりますが、ましてミサイルなんというものを持つようになりました現在の日本の——軍部とは言いませんでも、自衛隊の姿というものは、とてもパチンコを持った子供に対するような、そんな気持では、これはなかなか統制がつかぬ状態になってくると思うのであります。
○伊能国務大臣 御承知のように、新島の試射場につきましては、従来ミサイルの基地ではないかというような誤解がございましたので、その点は誘導兵器の基地ではない、単なる試射場である、しかも目下研究中でございます国産の誘導兵器の試射場であるということで、飛行場の設置その他制限海面区域等、さいぜん御説明申し上げました内容を、広く島民の方々に御理解を願い、また、島の責任者である村長、村会の方々にも御理解を願いまして
新島にミサイルの試射場を作るということが具体的に起っておりますが、これについて防衛庁の計画はどうなっておりますか、できるだけ詳しく御説明願いたいと思います。
なるほど核ミサイルの発展は、双方が全面戦争を起せば全滅する、自殺する、こういう形において大戦の抑制力となっておることは事実でありますが、しかしまた、一面を見れば、今度のアメリカの予算では、四百八億ドルという国防費、しかもミサイル研究費は二十三億ドルを増額して七十億ドルになっておる。
その理由は、たとえば若干の資料を見ますると、一九五六年に、アメリカ陸軍の研究開発部長、原水爆やミサイルの当の担当者でありまするが、そのジェームズ・ギャビンという中将が、こういうことを、彼の著書、「宇宙時代における戦争と平和」という著書においてはっきり申しております。要するに、もしソ連に対してアメリカが核兵器の全面攻撃をやるとすれば、おそらく数億に上るであろうところの死者が出るであろう。
彼らは原水爆、ミサイルのおそるべき破壊力というものを知り尽して、その良心と道義に基いて立ち上っておるというこの大きな世界的動向を洞察せられて、今言明をせられたように、あくまでも、科学の力は繁栄と平和のためにというその決意を持って、今後の政府の施策の中心に据えていただきたいことを私は特に希望いたします。 そこで、次にお伺いをいたしたいことは、憲法第九条の規定に関してでございます。
○船田委員 今直ちに核兵器を持ち、あるいは各種のミサイル、ICBM、IRBM、重爆撃機といったようなものをもってする第三次世界大戦が起る、あるいは近い将来に起るということはまず考えられないであろうというのが世界の常識であり、またただいま総理大臣も申されたように、東西両陣営の要人たちの間にも何とか平和を確立いたしたいという非常な努力を傾け、現に最近ソ連のミコヤン第一副総理がアメリカを訪問せられ、その効果
解決された事例を見ますと、たとえばオーストリアに見られるごとく、中立をとり、両陣営がうしろに撤退をして、そうしてここに解決の妥結の道を発見したということがあった、私は今日の世界で一番大事な問題は、武力競争をしても、軍事同盟競争をしても、ミサイル競争をしても、あるいは大陸弾道弾競争をしても、競争そのものは何らの解決を見出されなかった、それは想対的であるからであります。
しかし、競争の結果、ミサイル、ロケットの発展は果てしないものとなり、同時に核兵器は行き詰まりました。安全を保障するはずのいわゆる「力の政策」は、むしろ人類を全滅せしめる核戦争をもたらすことが、世界の人々に、まごうかたなく明らかになりました。ソ連は、ミコヤン副首相のアメリカ首脳者との会談を契機として、米ソ間の冷たい戦争を停止し、解消するために、積極的に乗り出したようであります。
しかもわずか一瞬にして音の速力の二十倍のミサイルが、モスクワとワシントンの距離の二倍を飛ぶような世の中になって、人類がまさに月世界に足をとどめようとするときに、今ごろ、のこのこ敗戦の専門家が出てきて、恥知らずにもアメリカで放言するとするならば、これを爬虫類という言葉で表現するよりほかに私はもっと適切な修辞語を知らない。
そこで今ではミサイルの段階にだんだん移り始めました。そうしてミサイルにはことしの夏ソ連で八千キロ、アメリカで遂にアトラスが一万キロに成功し、さらにソ連では一万四千キロ、と言えばモスクワからワシントンの距離は八千キロですから、その二倍近くを飛ぶミサイル時代に移ろうとしておる。
従いましてこの問題を論じますためには原水爆並びに原子科学の現状、ミサイルの発達の状況、原子潜水艦並びに原子航空母艦の発達の状況、人工衛星の現在の状況、小型核兵器の問題並びに日本の特殊な立地条件等について、このうしろに太平洋の地図ぐらに掲げて論議しなければ、これは空理空論といわねばならぬと思うのでございます。
○伊藤顕道君 御承知のように、世界の軍備はミサイル時代に突入しておるわけですが、こういう情勢に即応するためにも、明年度の防衛計画の増強基本方針ともいうべきものについて概要をお伺いしたいと思います。
その後さらに各国はいろいろと研究がなされて、主力戦闘機と、ミサイルとの比率はいかにあるべきかというような点について非常に論ぜられて参りつつあります。
そういう点で、私は原子力についての知識を、また最近のミサイル等についての知識を全国民のものにするために白書を出していただきたいということを三木長官にこの前申し上げたくらいです。その白書を読まないやつは、政治家として国会で発言することも、投票権もしばらく遠慮してもらうくらいに考えなければ、判断を誤まることがありはしないか。そういうことでありますから、戦争なんというものは実際あってはならぬ。
そこで、外務大臣にお尋ねいたしますが、原子力と、ミサイルと人工衛星の時代ですから、戦争はあり得べきことでございませんし、平和共存の時代ですから、やはりソビエトの原子力のことも研究しておく必要があると思いますが、政府においては、ソビエトにおける原子力発電のことについて御研究をなさっておられるか、または今まで適当な人を派遣して御調査になったことがあるか、お尋ねしたいと思います。
今日のミサイルの段階にそういうことをなさる必要はもうないのではないか。演習なさるならアメリカの海岸でなさればいいのであって、魚で生きている民族の漁場を荒らす必要はない。しかもその演習場の場所に、何とフォックス・トロット地域、ゴルフ地域、ホテル地域――ホテルなら第一ホテルにお泊りになればいいのです。ゴルフなら陸上でおやりになったらいい。フォックス・トロットはダンス・ホールでおやりになるならばいい。
こういう観点から見まして、今日のミサイルと原子力の時代に、たとえば、今外務委員会において安保条約の問題が論議されておりますが、私は、今原子力と結んでおりますミサイルや原子力潜水艦、原子力航空母艦等の諸問題が、極東並びにわが祖国の国土における安全保障の問題に連関して、十分に外務大臣なりアメリカと折衝している政府当局の頭脳に入っていないのじゃないか。
それで昨年の十二月末にもらいましたものと比べまして基本的な考え方は変っておりませんが、一部、前には機銃を主体にやっておりましたのを、機銃をはずしましてそこに燃料を積んでミサイル装備を第一の標準状態に考えるという工合に変ってきておりましたので、その燃料がふえたから再検討を必要と認めまして、あの提出されました資料を十分検討いたしましたが、いろいろな条件が違います。
そういうエンジン間の変り方、それから、フアイヤー・コントロール・システムにしても、今のように、一応予定しているエアロ13というように、これは重くてかさもかさむ、さらに新しい空対空のミサイルも積むということになってくると、私は、まあしろうとですが、直観的に感ずることは、このF11F―1Fの翼の問題とか、いろいろ変ってくるのじゃないかと思うのです。
○帆足委員 それならば、私どもはいずれ理事会で相談いたしまして、日本の基本的国防計画についてもう少し詳細に伺ってからでないとこの条約について基本的要望や批判は困難であろうと思いますので、そのことにつきましては質問を留保しておきますが、まず常識で考えまして、今日のジェット機とミサイル、原水爆の時代、空中戦と、潜水艦が大きな意義を持っております時代に、日本の立地条件とアメリカの立地条件を考えて見ますると
同時にまた二、三年後には中距離ミサイルが大量生産され、長距離のミサイルが大量生産されますから、そうすればさっき藤山外務大臣の言われたようにもう東京など飛ばして、やりたければモスクワとワシントンが直接におやりになるという時代が、そしてその時代のゆえんにおそらく万国平和会議にさらに急速に近づくであろうということも予想されるわけですから、そういう歴史の摂理というものを考えられて、あまりおあせりにならずに、
○吉村証人 私が申し上げましたのは、国際情勢とか軍事情勢、世界一般の国際情勢、あるいはアルジェリアの問題でございますとか、それから軍事情勢としてはミサイルの問題であるとか、そういう技術的な問題についての研究会というふうに聞いておつたのであります。
飛行機の問題でむろん先生の意見を伺つたことがございますが、天川氏は先ほど申し上げましたように、ミサイルの将来との関係をよく見通した上で考えるべきだということで、ミサイルと飛行機の組み合せといつた点で、どういう点を主眼に考えたらよいだろうかというような意見をわれわれにお述べいただいたことはございます。
○山田(長)委員 そうすると、あなたは飛行機の話は、さつきミサイルのことだけしか話をされなかつたけれども、ミサイルだけで国防になるものではないのです。そこで毎週であるならば、ミサイルの話はいつして、飛行機の話はいつして、物動計画の話はいつしたという工合に、定期的にされているのですから、そのほかの内容を持つた講演はいつされたか。大体でいいですから、わかつている範囲をお知らせ願いたいと思います。
もう一つは、将来いろいろ航空戦の様相が変りまして、防空の任務に相当ミサイルというものが使われてくる時代が来ると思います。そういう場合におきまして、現在考えております非常に高高度に急速に上るという防空の任務は、相当誘導弾がこれを担当することになると考えられます。
○説明員(佐薙毅君) 第一の御質問の、ミサイル時代になりまして有人機が無用ではないかという御質問のように拝察いたしましたが、これにつきまして簡単に申し上げますと、かりに有人爆撃機というものがどこでも採用されない、もう使われない、これが姿を消してしまうという時期になりましたならば、そして姿を消して攻撃に来るものが誘導弾だけであるというような時代になりましたならば、もちろん防空の見地からは、有人機というものは
一つは、このミサイル時代に、しかも五年先になって有人機を購入するというようなことは非常に無意味であるという点が一つと、それから二つには、国防の基本方針にも民生の安定ということが強調されておるわけです。そういう点からも、ここに千数百億の血税が使われるということを十分考えなければならぬという点と、最後には、F—86Fでさえも今まで相当犠牲者が出ている。このF—86Fを完全に乗りこなせる。
最近ソ連は、いろいろな情報によりますと、極東にミサイルの基地を作ったり、あるいは核兵器を持ち込んできておるというようなうわさもございます。また核兵器を持ったところの潜水艦とか軍艦等の配置もしておるというようなうわさもあるのでございます。
○受田委員 そこへ踏み切っておられるということになるならば、この戦闘機は一応第一次の長期防衛計画で打ち切って、ミサイル時代に対処する計画に入る、かように了承してよろしゅうございますか。
○左藤国務大臣 私どもは、先般から当委員会でもお話のありましたミサイルの研究に、特に重点を置かなければならぬと考えております。
その実験場に新島がふさわしいというので、何とか地元の御理解をいただきたいという努力はいたしておるのでございますが、しかしいろいろな事情がございますので、できるだけ一般国民にも、先ほど菊池委員のお話のような核装備をいたさないミサイルであるということを十分御認識をいただきまして、この間のエリコンの騒動もそういう誤解がございますので、地元にもそういうことの御理解をいただきまして、できますならば試験場を設けたいというような
○菊池委員 古い兵器では間に合わないので、一千億円もかけて旧式の戦闘機を作るよりも、むしろその金をもってミサイル兵器に切りかえた方が一番時宜に適しておるとわれわれは考えておるのでございます。そのうちに作って、そのうちに時代おくれになってしまいはせぬかということをおそれておる、こういう点をどうお考えになっておりますか。
○左藤国務大臣 ミサイルにつきましては、私ども研究開発をいたしたいと存じております。しかしそのミサイルは地対空、空対空にいたしましても核弾頭はつけないというような方針で進んでおります。
○矢嶋三義君 この文章は、ミサイルと有人機が併用されるというのでなくて、おそらくそのころはこういう性能程度の飛行機が出てくるだろうということを予想しているというふうに、文章が書いてある。そんな、ミサイルと有人機の併用なんていうことじゃありません。目標機というのは、どういうことを予想されておられるのか。あなたが出された文章から伺っているのです。
しかし、いずれにいたしましても非常な負担をかけるのでございますので、十分慎重を期して参らなければならぬと存ずるのでございますが、ただいま伊藤委員お話しの、ミサイル時代に、これから数年先にこの戦闘機が果してお役に立つかどうか、こういうことでございますが、先ほどお話のサイドワインダーはこれは空対空のミサイルでございまして、現在私どもが計画しております戦闘機が将来装着できるように研究を進めておるのでありますが
それは有人機とミサイルの併用ということを言われておりますね。ミサイルでは、空対空では、大体今度買おうというサイドワインダーだけでいかれるのか。あなたの私の要求によって出された資料によると、地対空ミサイル、空対空ミサイルですか、両方出てくるわけですね。地対地も出てくる。あなたの文章には地対空ミサイルも出ている。
○加藤(勘)委員 とにかく、こういうミサイル兵器が自由に防衛用に使用されるということになると、われわれは非常な危険を感ずるのです。
アメリカ側が安保条約を新時代に適合する、ように改訂しようと積極的な態度を示しているのは、水爆、戦術核兵器、各種ミサイルの発達によるアメリカの新しい戦略態勢に適合するように条約の内容を改めようというのであります。