2004-03-12 第159回国会 衆議院 経済産業委員会 第3号
それで、最近のマクロ経済から見ますと、昨年の十—十二月は、前期比でGDPは一・六%の成長でプラス、年率で六・四%、こうなっておりますけれども、これをミクロ段階におろしますと、まさに二極化現象が非常に激しい、こういうような認識を持っております。
それで、最近のマクロ経済から見ますと、昨年の十—十二月は、前期比でGDPは一・六%の成長でプラス、年率で六・四%、こうなっておりますけれども、これをミクロ段階におろしますと、まさに二極化現象が非常に激しい、こういうような認識を持っております。
したがいまして、こういうような地域格差をミクロ段階でどうしていくかということは、私ども中小公庫としたらそれなりのところをやっておりますけれども、これも先生おっしゃるとおり、融資先の五万社というところは平均の貸し付けが一件当たり八千万円でございますから、かなり、日本ブランド的ないいところが割合多いというのが一つ。これは、工場も私は全部見て回っておりますけれども、非常にいいところが多い。
しかしながら、こういうマクロ政策あるいは対症療法では、ミクロ段階での構造改革は進むどころか逆に甘えの構造と時間稼ぎの余裕を与えるだけでございます。現在の我が国経済の閉塞状態は、そういう意味で自然の淘汰とかあるいは構造改革を先送りさせる、そういう弊害の方が目立ってきたように考えておるわけでございます。
財源対策ですね、このマクロの段階での取り決めが具体的に個々のミクロ段階でどう反映するか、これがやっぱり問題であると、こう考えるんです。建設地方債等による財源振りかえ、これは少なくとも地方自治体の当初予算編成段階では未確定要素であると思うんです。財源計算に上げにくいというのが現実ではないかと、こう思うんです。