2009-04-07 第171回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
しかし、現実は国内の加工原料果実が実は集まらないという声が本当にほうはいとして起こってきておりまして、えひめ飲料、日本の代表的なミカンジュースの製造メーカーでありますが、そこへ行きましても、もう国産一〇〇%のミカン果汁を作ることができなくなるかもしらぬと、こういうことをおっしゃっているほど危機感があるわけです。
しかし、現実は国内の加工原料果実が実は集まらないという声が本当にほうはいとして起こってきておりまして、えひめ飲料、日本の代表的なミカンジュースの製造メーカーでありますが、そこへ行きましても、もう国産一〇〇%のミカン果汁を作ることができなくなるかもしらぬと、こういうことをおっしゃっているほど危機感があるわけです。
国産の方でございますが、国産のミカン果汁の生産量は、委員も御案内のとおりで、国産の生果の需給動向によりまして、年によりまして変動するわけでございますが、一番最近でございますと、平成十四年におきましては、国産のミカン果汁の生産量は一万一千トンということでございまして、その十四年におきますオレンジ果汁の輸入量は十万九千トンでございましたので、その輸入量に対します国産のミカン果汁の割合は約一割というふうに
これは、やはりなるほどと思うところがたくさんあるのですが、「国営アルコール工場がその立地する農村地域及び原料生産地域の経済振興面で果たすべき役割は重要と考えられるので、今後とも経済性に留意しつつそれぞれの立地条件を活かして、甘藷、ミカン果汁廃みつ、沖縄糖みつなどの国産原料の使用を推進すること。
一方、国産のミカン果汁の生産量でございますが、これは先生御承知のように、我が国ではもともと生果の生産が中心でございまして、隔年結果が大変強くあらわれます作物でございますミカンでは、余ったものを加工に回すという傾向があるわけでございますけれども、平成二年には二万四千トンでございましたものが四年には三万一千トンとなり、近年では豊凶変動の影響を受けまして、大体七千トンから二万四千トンで推移いたしております
農水省に、大臣でなくてもよろしいんですが、九〇年から九八年までオレンジ果汁の輸入はどうなったのか、一方で国内農業、ミカン果汁の生産量及びミカン果汁用加工原料の取引価格はどのように推移したのか、この点を数字で報告していただきたいんです。
そういう中で、特定農産加工法に基づく工場の国産原料の使用がどういうふうに推移しているかということを見ましたら、一九八九年と九二年の比較ですが、ミカン果汁では七〇%まで国産であったのが三一%になっています。それから、リンゴ果汁では七〇%の使用が四六%にまで落ちています。
なお、その後のいろいろな情勢によって、かなりミカン果汁あるいはリンゴ果汁などにつきまして輸入がふえている状況にございますけれども、こういったものにつきましても、できるだけ国内のかんきつあるいはリンゴを活用するということに努めるというのがこの法律の趣旨でございますので、引き続き、国内の原材料の使用のために努めてまいりたいというように考えておるところでございます。
輸入オレンジ果汁の価格が極めて安いというようなことで、全体のかんきつ果汁の消費量が落ちていく中でオレンジ果汁が増加していることから、国産の温州ミカン果汁の消費量が自由化以前に比べて大幅に減少している、これが生果の方にも影響している、こういったようなことであろうかと思っておる次第でございます。
○政府委員(日出英輔君) オレンジ果汁が、先ほど申し上げましたように、特に安価な輸入が大幅にふえた結果、かんきつ果汁全体の需要が伸び悩み、あるいは国産のミカン果汁の需要が減少してきているということで、先生お話しのように、かんきつ果汁に占めます国産ミカンの果汁の割合は、平成三年は約四割でございましたが、平成五年は三割を切る水準になっているわけでございます。
結局、そうなりますと、ジュースに回さざるを得ないということになるわけでございますけれども、皆様方御案内のように、平成四年四月からオレンジ果汁の自由化というものがもう既に行われておりまして、国産ミカン果汁は、既に本年の一月時点で、二年分の消費量に当たります約四万トンの在庫を抱えている状況でございます。
一方、需要につきましては、生果の消費量が依然として減少傾向にあること、温州ミカン果汁につきましては、先生御指摘のとおり、オレンジ果汁の大幅な輸入増によりまして過剰在庫を抱えている上に、消費量が減少していることなどから、総需要量は前年をかなり下回ると見込まれたところでございます。
しかし、四年について見ますと、国産温州ミカン果汁の需要は三年産の国産搾汁量を上回る水準ということで、需要の方が上回っておると思っております。 しかし、現在、輸入物のオレンジ果汁の価格が非常に低い水準でございまして、国産の果汁との価格差が非常に大きいということで、今後そういった面への影響を我々としても注意深く見守っていかなきゃいけないと思っております。
ミカン果汁がオレンジ果汁とコスト、品質両面で互角に競争していくことは、ミカン果汁加工業が現状のままでは非常に難しいものと判断せざるを得ないわけであります。 いずれにいたしましても、果汁加工業が生食用果実の価格安定装置として欠かせない機能を今後とも果たしていくためには、外国産果汁との競争力を持ち得るよう体質の強化を図ることがぜひとも必要であります。
ミカン果汁を例に申し上げますと、搾汁部門におきましては、九五%強が農協の直営なり関連会社として運営されておるというのが実態でございます。したがいまして、果汁加工業が地域の中で位置づけられる役割というのは、即その地域における農協自体の事業展開とやはり密接に関連を持っておるわけでございまして、原料供給と、それからそれの受け側となります果汁加工というものがまさに一体的な関係に立つということでございます。
○吉國政府委員 ミカン果汁工場の再編整備につきましての私どもの考え方でございますが、今後果汁の競争というものが激化をしてくるという中で、果汁工場の体質強化を図っていくということが基本でございますので、一つは適正な搾汁能力への調整ということが課題になってくるわけでございます。二番目の問題として製造コストの低減をいかに図っていくかという課題がございます。
○説明員(市之宮和彦君) 果汁原料用果実の特別補てん制度ということでございますが、ただいま先生がおっしゃいました価格、目標取引価格のことをおっしゃられたわけでございますが、将来、国産のミカン果汁が外国産のオレンジ果汁というものと競争してやっていくにはこういうような水準が必要であろう、こういうことで考えた数字でございまして、そこへ直ちに持っていくのではなくて、徐々に持っていくということで特別補てん測度
時間が参りましたから一気にしゃべって御答弁をいただきますが、大臣、この果振法ができたときにどういう状態にあったかというと、政府がアメリカの要求を受け入れてオレンジとオレンジ果汁の輸入増加が進められたあの五十九年当時に、温州ミカンの過剰の調整弁として機能しているミカン果汁の販売条件を悪化させるということで、特にオレンジ果汁の輸入増に対して関係者の皆さんは不安を抱いた。
同様のことがお話のございましたオレンジジュースにつきましても、自由化という場合には輸入割り当て制度を撤廃することが基本でございますが、それに加えて、自由化までの経過期間における輸入数量の増大のペースがどうであるとか、あるいは、現在国内の温州ミカン果汁との混合比率を義務づけているわけでございますが、その比率が引き続き維持されるものであるかどうか、そういった問題について、狭義の自由化問題とあわせて、アメリカ
次に、果汁関係につきましても割り当て量の若干の増加を見ておるわけでございますが、これも大体前回合意の範囲内の増加量にとどめまして、また御承知のように、国産ミカン果汁とのブレンド用にオレンジ果汁の方は使われる、こういうようなこともございまして、全体として輸入割り当ての状況から見ますと、やはりこちらの場合にもそう大きな影響はない、こういうふうなことで、影響としては最小限度の状況になって今日までのところ推移
こういうようなことでございまして、例えば最近の時点ではフロリダの寒波でアメリカが大量に買い付けるということで果汁価格が少し上がっておりますので、なかなかその関係では難しいわけでございますが、将来、価格も通常の水準に戻るというようなことも見込みますと、かなり日本のかんきつ果汁、ミカン果汁との競合が強まるということで見込んでおります。
それから竹内参考人にお伺いいたしますが、今まで温州ミカンの過剰の調整弁としてミカン果汁が大きな役割を果たしてきたというふうに思うんであります。
それから特に重点を置いてお尋ねのございました果汁でございますが、これはまさにお尋ねございましたように、生産者団体の努力で最近サウジアラビアのような中東方面にかなりミカン果汁が出ております。こういうような実績等を見ますと、輸出振興という面ではやはり我々のなすべきことが相当あるんじゃないか。
また、何といっても需要の増加ということが必要不可欠なことでありますから、ミカン果汁につきましては、学校給食におきましてもこれを導入いたしておりまして、それに対しまして助成の道も講じておるわけでございます。
また、御承知のようにグレープフルーツジュースは、かんきつとは申しながらオレンジ、ミカン等とは若干異質な性格を持っておりますので、その意味におきまして、我が国の果汁の大宗を占めておりますミカン果汁との競合の度合いは先ほど申し上げましたオレンジジュース等に比べますればかなり小さいものである、かような判断もあったわけでございます。
時間がありませんから次に進みますが、オレンジジュースは毎年五百トンの増加、日本ではミカンの調整のためにミカン果汁にかえて在庫にしている。オレンジジュースの輸入がふえれば日本のこのオレンジ果汁との競合が当然生じてくるのですが、これはどういうふうに考えますか。
なお、果汁におきましても、年間需要量の約二〇%近いものが輸入されておりまして、これ以上輸入されますと、温州ミカン果汁は壊滅的な打撃を受けることは間違いないと思うのでございます。これは、オレンジの自由化と相まって、生果、果汁一体となって表年、裏年の収量変動を調整して、消費者に安定した供給を行っております温州ミカン供給体制の維持を困難にするのみでございません。