1954-11-10 第19回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第13号
それから更にマーシヤル計画の遂行並びにフランス、ベルギー、イタリーというところが鉄鋼の大合理化計画に着手して、日本より一歩先んじて合理化を開始したのでございます。その後ドイツは非常に遅れましたのですが、三年前より御承知のごとくドイツの好況を反映いたしまして、これ又大規模な鉄鋼業合理化計画に突き進んでおります。
それから更にマーシヤル計画の遂行並びにフランス、ベルギー、イタリーというところが鉄鋼の大合理化計画に着手して、日本より一歩先んじて合理化を開始したのでございます。その後ドイツは非常に遅れましたのですが、三年前より御承知のごとくドイツの好況を反映いたしまして、これ又大規模な鉄鋼業合理化計画に突き進んでおります。
それはこのMSAの協定ができる前にヨーロツパに対しては例のマーシヤル計画というものがありまして、経済的な援助をずつとしておつたのであります。それがMSAに切替わりましたからマーシヤル計画の一部がMSAに人づて来ている。
○曾祢益君 今のお話はMSA法というのは今御指摘になつたようにマーシヤル計画があり、ポイントフオアーがある、いろいろないきさつがあつて種々雑然と入つている。私の申上げているのはそうではなくして、MSA援助を受入れるための協定、この点は明確だと思うのですが、安全保障に関する基本的な条約があつて、従つてそういうものに関する義務を再確認するのが五百十一条(a)項の六項目の中の一番重要な点であるわけです。
○国務大臣(岡崎勝男君) これは私も余りはつきりした自信がないのですが、イギリスとかフランスとかいわゆる経済援助を受けている国は、初めはマーシヤル計画と言いますか、ECAと言いますか。経済的援助がありましてそれがMSAに入つてしまつた。従つてその形から言えば一本のようになつているのです。一本のMSAの中に軍事援助とか経済援助とかある。
それから第三の、MSAと日本の経済の関連でありますが、これはこの委員会におきましても、私からもしばしば御質問に答えて申しましたように、アメリカのMSAの援助の形はいろいろのものが一緒になつておりまして、たとえばマーシヤル計画というようなものも含まれておりますし、ポイント・フオアというようなものも含まれておりますから、相当雑然たる形になつておりますけれども、だんだんマーシヤル・プランのようなものは、実際上防備計画
大体において私もそうだと思いますが、たとえば、トルコ、ギリシヤに対する軍事援助というものは、時期的には先でありまして、その後マーシヤル計画ができたり、あるいは中国に対する軍事及び経済の援助とか、あるいはまた北大西洋条約諸国に対する軍事援助とか、いろいろ時期的には錯綜しておりますが、その内容は、経済と軍事両方にあるものと考えております。
そこで結局この機関では、当初大体そういつた程度の規模のもので混乱が克服できるのではないかと予想した、ところが克服し切れなかつたので、遥かにこれよりも大きなマーシヤル計画というようなものができ、そのほかアメリカの対外援助とか、いろいろな援助もなされておるわけであります。
○木村禧八郎君 松永君の質問に補足して、関連して、先ほど海外の、又はいろいろな外国の事情なんかと関係なくこの定員の縮減をお考えになつているということでありますが、御承知のように海外ではマーシヤル計画による対外援助の代償として各国ともみんな行政整理及びインフレ防止というものをこれが條件として要求されたのです。これはもう明らかなんです。
いわゆるマーシヤル計画は英仏初め西欧諸国に対する米国の無償援助である。然るにこれら被援助国の内政に対して援助国が何らかの干渉を加えていることは、西ドイツその他の敗戰国を除いては少しも聞かぬ。そうすると日本の場合も要するに敗戰国だからであるにすぎない。従つて結局敗戰国は戰勝国の内政干渉を無期限に受けねばならぬ義理があるのか。敗戰国は無期限に内政の自由を失わねばならぬか。
アメリカの第二次大戰後の資本移動を見れば、やはりマーシヤル計画であるとか、そういつたような政府の財政資金がむしろ出て行つておるのであつて、民間に形成された資本が投資されているという例は割合に少いと思うのですが、そういう点についてアメリカ資本が一体終戰後、第二次世界大戰後どれ程投資されて、そうしてそれが投資された産業部門というものは、どういう部門であるかということについて何か調べがあればお聽きしたいと
例えば非常に高いものを買わされておるとか、或いは安く売らされておるとか、これはマーシヤル計画なんかにおいても問題になつたのです。ポンド切下の前に、アメリカの援助資金の使途が制限されておる。例えばアメリカだけからイギリスが援助資金で小麦を買わなければいけないというのを、協定によつていろいろカナダから買つてもいいとか、そういうように改められて行つた。これは非常にイギリスの貿易にとつて有利だと思う。
アメリカ側としましても、御承知のごとく昨年ポイント・フオアーが示されて以来、従来の政府が国民の税金によつて対外援助をするヨーロツパに対するマーシヤル計画、その他占領地の援助というようなものはなるべくやめて行きたい、なるべく早い機会に国民の負担による海外援助を少くして行きたいということで、これにかわるものとして、民間外資を出すように、アメリカでも非常に苦慮しているのであります。
ところで先ほど御引用になりましたコミンフォルムの宣言は、大きなスローガンとして民族の独立ということと、反戰平和という二つのスローガンを掲げまして、結成当初におきましては、むしろ重点が民族独立の方に置かれ、マーシヤル計画反対闘争に重点が置かれたように見えたのでありますが、最近ではむしろ反戰平和、こういう名目による戰争防止という方に重点が移つておるのではないか。
欧州においてはマーシヤル計画が非常にうまく行つたと言つておる。それの燒直しというものが日本にいいということでやられて、しかも金詰まりが起らないでうまく実行できておるはずにもかかわらず、日本には非常に金詰まりができておる。
これとか、それからまあ抽象的に申上げますと、要するにマーシヤル計画、トルーマン主義、これらは徹底的に世界の植民地政策である、こういう結論を敷衍するために、あらゆる角度から共産主義的な論調を以て、モスクワの外國語図書出版部から発行された無数の多種多樣のパンフレット、並びに赤軍機関紙のカラフトにおける新生命、それから日本新聞等によつて熟烈に教育されております。
自由経済をつくつて行くのが窮極の目標であるということについては、これはもちろん民主自由党の考えでもありましようし、またかなり論理もそれ相当にはつきりあり得ると私は思うのでありますけれども、それに到達する期間、少くとも狹い範囲内において考えても、それに到達する期間については、もう少しやはり総合性と企画性が根本でなければならぬという感じを私は持つのでありまして、たとえば今度の予算を見ましても、実際マーシヤル計画
と申し上げるのは、わが國の國際的な関係を見まするならば、マーシヤル計画を中心として、國際的な金融資本の制覇が、わが國のまた独占的な金融資本を中心としてこの法案を策定すべく、非常な努力を拂つて來たことも事実であります。
米國では、マーシヤル計画の実現を急ぎ、さらにトルーマン大統領は、御承知の通り昨日、ソ進の進出に対しては経済的援助をもつて足れりとせず、軍備の充実を急速に実施する要ある旨の重大なる教書を発表するに至つたのであります。 ひとり欧州においてのみならず、東亜における事態は、われわれ日本國民にとつても実に容易ならぬものがあるのであります。
一方このマーシヤル計画というものに最初から反対の態度を示しておりましたソヴイエト及び東ヨーロツパの衞星國の政府は、マーシヤル案をもつてこれをアメリカのヨーロツパ支配にほかならないと主張して、これに対抗するために種々経済的、政治的の條約を結んで、これに対應する態勢を整えつつあるのであります。