1954-10-02 第19回国会 衆議院 厚生委員会 第61号
○滝井委員 さいぜん厚生大臣の答弁の中で、久保山さんの解剖にはアメリカの方も立ち会つたというお話があつたのですが、そういうようにアメリカ自身が日本の二十三人の漁夫の被爆について関心を持つておるとするならば、おそらく厚生省にもわかつておるのじやないかと思うのですが、マーシヤル群島の原住民が水素爆弾の実験によつて二百三十名か三百三十名か犠牲になつておるわけです。
○滝井委員 さいぜん厚生大臣の答弁の中で、久保山さんの解剖にはアメリカの方も立ち会つたというお話があつたのですが、そういうようにアメリカ自身が日本の二十三人の漁夫の被爆について関心を持つておるとするならば、おそらく厚生省にもわかつておるのじやないかと思うのですが、マーシヤル群島の原住民が水素爆弾の実験によつて二百三十名か三百三十名か犠牲になつておるわけです。
○滝井委員 大臣も御存じのように、三月以来マーシヤル群島の水素爆弾から発生したところのあのまぐろ騒動、それから六月に入ると医師のすわり込み、七月は結核患者のすわり込み、八月は黄変米と、まさに厚生省は千客万来の状態を呈しております。こういう千客万来の状態の中で当然快刀乱麻を断つがごとく、厚生行政というものをやつてもらわなければならぬとわれわれは思つておるわけなんです。
ところが、水爆実験の結果、あの文盲の多いところのマーシヤル群島の気の毒な住民たちまでが、国連にその水爆実験に対する抗議を申し込んだのであります。その原水爆の実験に対しまして、政府はいまなお拱手傍観して対策をお持ちでないのかどうか、この点につきまして、具体的な対策がありましたら、お伺いしたいと思う次第であります。
アメリカは何故に日本及び世界の湧き上る恐怖の叫びを意とせず、ビキニ環礁、マーシヤル群島に水爆実験を続けているのでありましようか。
一部の報道によると、マーシヤル群島でに災害をこうむつたアメリカ人があつたが、かなり早く治つたと、かような点が報告されておるのでありますが、これも詳細にして而も正確なる報道ではありません。
○安井参考人 本日の外務委員会において、私に課せられました任務は、上塚委員長からいただきました文書によれば、北太平洋マーシヤル群島付近における危険区域に関して参考人として意見を述べることであります。
本日は北太平洋マーシヤル群島附近に於ける危険区域に関する件について参考人より意見を聴取いたします。本日参考人として出席を求めましたのは法政大学教授安井郁君、一橋大学教授大平善梧君の御両君であります。 議事に入るにあたりまして、参考人各位にごあいさつを申し上げます。本日御多忙中のところわざわざ御出席をいただき、まことにありがとうございました。
鶴見 清彦君 参 考 人 (法政大学教 授) 安井 郁君 参 考 人 (一橋大学教 授) 大平 善梧君 専 門 員 佐藤 敏人君 専 門 員 村瀬 忠夫君 ————————————— 本日の会議に付した事件 北太平洋マーシヤル群島
それからまあいわゆる漁民の家族たちの、あの不安な念に駆られて、そうして親交さんが病院に入つている、その間どうしてくれるかというような問題も出て来ているのですが、そういうものを全部引つくるめて、いわゆる損害の補償を要求しているのかどうか、この一点と、それからこれは外交上の問題でできると思うので、大きな将来の私は示唆になると思うので、特に外務次官に聞きたいのですが、この南太平洋のビキニ環礁、曾つての日本の或いはマーシヤル群島
理事会の協議に基きまして、来る十五日に福岡県古賀訓練場に関する問題及びソ連地区における邦人に関する問題、また十六日には北太平洋マーシヤル群島付近における危険区域に関する問題について、それぞれ参考人を招致し、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
すなわち、今回の事件はマーシヤル群島付近を根拠地とするわが遠洋漁業全体に重大な影響を及ぼすことはもちろん、もしマイラー記者の言うごとく、ビキニ環礁内の水は今後数年間放射能でよごされていることは間違いないであろう、そしてその付近の魚類も放射能を多量に持つておるので、人間がそれを食べれぱ非常に危険であるということが事実なら、わが遠洋漁業は大打撃をこうむるわけであります。
今回のことでマーシヤル群島の士民がやはり被害を受けたということが新聞に出ておりますけれども、あれは第一次のエネルギーで被害を受けたのやら、灰を受けたのやら私よく存じません。まあ灰は恐らく初めてじやないかと思いますですね。それで患者の直接の入院費といいますか、治療費といいますか、それよりも研究費がこの間都築さんは十倍かかると言いましたけれども、十倍どころじやないと思います。
それはマーシヤル群島の原住民も二百四十名ばかりが犠牲を受けておるとも伝えられておる。しかし少くとも広島、長崎の犠牲を味わい、今度また三度目を味わい、しかもそれについては相当科学的な水準の高い日本が、しかも十年間広島、長崎の経験に没頭した権威者もいる、従つてこの日本が先例を開かなければならぬわけです。
マーシヤル群島は信託統治ですから閉鎖水域があるわけですが、これは中川局長からでもいいが、大体何海里くらいが閉鎖区域になつておりますか。
その水爆がすでにマーシヤル群島のエニウエトクですかに運ばれて、ある報道では三週間以内にこの実験がまた行われるというので、私どもは実はびつくりしております。
この声明文は新聞にも出たかと思いまするが、アメリカ政府としてはマーシヤル群島における原子爆弾の試験中に日本の漁夫が非常な被害を受けたということについて憂慮に堪えないものがあるので、米国政府として日本側と協力の上、あらゆる事実についての調査を現に遂行中であるというふうな趣旨のものでございます。
マーシヤル群島は御承知の通り非常に船虫の多いところで、木船だというと銅板を張らなければならない。鉄船だというと百二十トンから百五十トン、木船だというと八、九十トンで銅板を張らなければならぬ。現に行つておるのはサモアだ。これは、ワシントンでは承認しないのに、そこの総督と入国料五ドルでもつて話をつけて来た。
これらの海上刑務所には全國から將來漁師になりたいという希望を持つた少年受刑者を集めまして、司法省の所有しておるところの約七十五トンの機帆船でありますが、この機帆船三隻を使用して漁撈訓練をなし遠く太平洋のマーシヤル群島附近まで出漁いたしまして、無限の海の幸を内地に持ち帰つたのであります。「まぐろ」とか或いは「かつを」を取つて帰つて來たのであります。