1954-12-18 第21回国会 参議院 外務委員会 第3号
第二次大戦中に、あの一方において社会主義の国ソヴイエト、資本主義の国アメリカ、イギリス、フランス、そのほかの国々が一国となつて戦争はしておるが、仲間では平和的共存であり、それどころか平和的協力であつた、こういう記憶があつたから、一層あの平和的共存ということを二人が共同声明の中に確信を持つて書くことができたという前のことを考えても、こう複雑であるが、あの戦争の済んでからすつかりこの関係が破れ、そうしてマーシヤル・プラン
第二次大戦中に、あの一方において社会主義の国ソヴイエト、資本主義の国アメリカ、イギリス、フランス、そのほかの国々が一国となつて戦争はしておるが、仲間では平和的共存であり、それどころか平和的協力であつた、こういう記憶があつたから、一層あの平和的共存ということを二人が共同声明の中に確信を持つて書くことができたという前のことを考えても、こう複雑であるが、あの戦争の済んでからすつかりこの関係が破れ、そうしてマーシヤル・プラン
それからヨーロツパあたりではこれはかなりマーシヤル・プランで、自分の財政力がなければマーシヤル・プランで建てておるところも非常にあるのです。こういう点なんかも一遍調べて頂くと非常な参考になるのじやないかと思います。資料はございますでしようか。
軍事的な協力はもちろん日本の現在の憲法の制約からとうてい無理でありますが、しかし経済協力ないし援助の問題については、いわばアジア・マーシヤル・プラン的な立場から申しまして、日本が当然これに対して協力かあるいは話合いをして、何らかの形で結びついた方が賢明であろうと思うのでありますが、これについて外務省の御方針並びに今後のとるべき処置についてお伺いしたいと思います。
従いまして、今日電力に対して資金の配分等が考えられておりますが、それが一年あるいは半年計画といつたようなことではとうていいけないのでありまして、電力の開発が御承知のように二年ないし三年の長期を要するとするならば、かつてマーシヤル・プランがフランスにおいてモネー・プランとして行われたときのごとく、長期にわたつての電源開発計画というものがここに樹立されなければならないと考えているのであります。
最近、特にヨーロツパにおいては北大西洋条約機構、いわゆるNATOの強化、マーシヤル・プラン、これに引き続くMSA援助等によつて差当りソ連の侵略の危険が遠のいたように思われます。併しながら、全世界が共産主義対自由主義の二大陣営の鋭い対立となり、その軍備がますます強化せられつつある折柄、大戦勃発の危険は決して解消されておらず、ソ連は専ら侵略の時を稼いでおるものと認められております。
ドイツにもあの例のマーシヤル・プランにおいても、四十八年の遅くですが、五十一年までの間にも出た二十億ドイツマルクのうちで以て、そのうちで一四%は農業関係の資金ですよ。一番多く出たのが一七%の電力関係ですが、あとはいわゆる石炭の鉱業、或いは商業関係も遠く及ばないところの金が滲み透つて農業に先に落ちて、それから工業に、いわゆるドイツ魂が入つて来たということを言つております。
○鶴見祐輔君 それはそういう見方も立ちますけれども、又国民の中ではこのMSA協定の結果日本の負担する義務が非常に大きくなつたという感じもあるのですが、一方においてアメリカのそういう援助をしたから国民の気持がゆるむということは考えられませんし、又ヨーロッパにおいてはマーシヤル・プランがあつたから一通りの基礎工事ができた。
というのはこれは沿革もあることですが、例えばマーシヤル・プランとか北大西洋条約とかいうものができまして、それが漸次いわゆるMSAは包含されて来たのである。従つてMSAの法律を見ますると、中に大西洋条約関係とかマーシヤル・プランの関係とかいろいろのものが含まれて雑多な恰好になつている。
政治的関係においては、今日のようにMSAとかマーシヤル・プランとかいろいろなものが出て来て、それによつて世界を援助しているのですけれども、流通経済的な関係においては、アメリカは外国貿易にあまり依存しないでも独自的にやつて行ける。いわゆる自国直接の中心主義でもつてやれる国であるし、やるであろう。
マーシヤル・プランの昔から、目前の小さい利益を投げ与えまして、そうしてアメリカ独占金融資本の世界的制覇の道を着々と進んで来ておるのであります。 そもそもこのMSA援助のほんとうの意味は、その母法の名前そのものを見ただけでも明らかであります。
併しこれらの勢力の境界線にいる国はヨーロツパ軍、或いはマーシヤル・プランなどに対しても非常に警戒的でありまして、先ほどのお話の、その政治的な社会的な保障と、それからアメリカとの経済的な結付きについてスイス及びスウエーデンはどういうふうに御覧になりましたか。その点をお伺いしたい。
マーシヤル・プランごときもマーシヤルがボストンの大学における演説で提示した。それからこの間の原子力の平和的利用もアイゼンハウアーが国連における演説によつて提示した。外交文書で提示するよりも、今の民主的の時代においては、演によつて世界に向つて広く呼びかけて提示する。
経済援助、つまり第二次大戦後ヨーロツパ諸国の経済的疲弊を回復するためのマーシヤル・プランに発足いたしました米国の経済援助は、米国の政策としてこれを打切るという方向に向いつつあります。
○岡崎国務大臣 できるだけ都合のいいようにと思いましていろいろ交渉いたしましたが、ヨーロツパのやり方はずつと前、例のマーシヤル・プランから出て来ておるのでありまして、今はいわばそれのあとを引いたものが残つておるというようなかつこうで、新しくそういうような援助を受けることはなかなかむずかしいようであります。しかし今後ともそういう交渉は継続するつもりでおります。
御承知のように、当初は第二次大戦直後のマーシヤル・プランによる援助、つまり戦争で疲弊した国のとりあえずの援助ということで、経済援助というところに主眼が置かれました。それが朝鮮事変勃発とともに、国際情勢から経済援助よりはむしろ軍事援助というように、重点が置きかえられて参りました。
その資金はいわゆるマーシヤル・プランの金を使つたのだ、こういうことをイタリア人が言つておりましたが、マーシヤル・プランの金を使いまして、徹底的に地下資源を調査いたしまして、ローマからちよつと北に寄りましたところに天然ガスの大きな脈があるということを発見いたしまして、非常に大きく政府が開発いたしました。この天然ガスを約四十里の間をパイプでひつぱつて来まして、その工場で使つておりました。
すなわちMSAにつきしては、御承知の通りマーシヤル・プラン、ECA、それからMSA、それからFOAというふうにかわつて来つつあるのでありますが、問題のMSAの中心が軍事援助するわち完成兵器、完成弾薬の援助ということに主力が注がれておるということを私は察知したのでありますが、われわれの見るところでは軍事援助だけでは足りないのです。いわゆる防衛支持援助あるいは経済、技術援助をほしいのだ。
○池田勇人君 その点でございますが、御承知の通りこの問題は、先ほども触れましたように、マーシヤル・プランからECA、MSAそしてFOAになりつつあるのであります。しこうして軍事援助と先ほど来申し上げた防衛支持援助、さらには経済援助、技術援助、こういうふうに行つております。この防衛支持援助と経済援助、技術援助というものは大体同じなのです。
もう一つは、ドイツ経済の復興の理由にマーシヤル・プランを挙げる方があります、何十万ドルと。併しそれならば、イギリスやフランスはマーシヤル・プランをもつと受けておる。それだけの理由でドイツが復興するなら、イギリスやフランスはもつと受けている。ドイツ経済の復興の理由がどこにあろうかと思つていろいろ検討してみますと、ドイツの経済的立地条件であります。
ドイツでは御案内の通りマーシヤル・プラン等による外国の援助は生産手段に向けました。国民生活は非常に落ちたままで蹈張つたのがドイツの行き方だつたのです。日本では外国の援助資金は賃金と米の補給金に殆んど使いました。生産手段に入らないで、消費生活のほうのカバーになつて来たところの食い違いもあるのでしよう。
こういう問題につきまして、種々先方の情勢も見たいと思いますし、また西ドイツにおいては、マーシヤル・プランを受けたという関係もありますので、経済の回復の速度というものがある程度違つているのでありまして、労働組合運動それ自身につきましても、相当に違う経験を過去において持つているし、戦後においても相当違う経験を持つているので、これをただちにどうこうということは考えませんけれども、なお研究題目としては十分検討
それから第三の、MSAと日本の経済の関連でありますが、これはこの委員会におきましても、私からもしばしば御質問に答えて申しましたように、アメリカのMSAの援助の形はいろいろのものが一緒になつておりまして、たとえばマーシヤル計画というようなものも含まれておりますし、ポイント・フオアというようなものも含まれておりますから、相当雑然たる形になつておりますけれども、だんだんマーシヤル・プランのようなものは、実際上防備計画
○加藤(勘)委員 先ほどの外務大臣の御報告の中には、援助の形はいろいろのものが含まれておる、たとえばマーシヤル・プラン、ポイント・フォア等のごときものも加わつておる、しかし現在ではマーシヤル・プランというものは、軍事援助の形にかわつて来ておるのであるから、今年は軍事援助の形となつて現われるこういうことの御説明がありたました。