2010-02-25 第174回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
その制度導入の背景は、占領軍、GHQの経済科学局長をしていたマーカット少将の覚書、日本におけるデーライト・セービング採用についての計画に端を発しているということでありますけれども、逆に、本件については、サンフランシスコ講和条約の締結によりまして我が国が独立を回復したこと等を契機に、夏時間、四年間でとめられたという実態がございます。
その制度導入の背景は、占領軍、GHQの経済科学局長をしていたマーカット少将の覚書、日本におけるデーライト・セービング採用についての計画に端を発しているということでありますけれども、逆に、本件については、サンフランシスコ講和条約の締結によりまして我が国が独立を回復したこと等を契機に、夏時間、四年間でとめられたという実態がございます。
マーカットという少将はドイツ系の弁護士でしたが、それがフィリピンに長くいて、フィリピンの憲法を焼き直して日本に押しつけたのです。そのマーカットとか、それからケーディス、このケーディスという人はアメリカ共産主義者で、彼はマッカーシーから追放されたんですね。それで、彼はアメリカへ呼び返されたんです。いわゆるマッカーシー旋風の影響を受けた人です。
それで、私きのう全日空の大庭さんのあの悲惨な状態を見ていて思いましたけれども、いま岩垂さんがお聞きになったM資金事件、マーカット資金の事件ですね、あの事件の当初の記録を新聞なんか見たり週刊ポストなんかを見ると、かなり脅迫があっている。あれに対して念書をやった。念書が暴力団に渡っている。
それから池田・マーカット会談をやって支払い方法がきまってから、半年のうちにきまって、二十六年の六月から三十七年の三月までに支払ったということであって、その間の事情は受け取った時期によって支払いが延びたということであります。
○上林政府委員 あるいはお手元の資料にミス・プリントがあるのかもしれませんが、池田・マーカット書簡に書いております金額は八十五万八千九十九ポンドでございます。実際に支払いましたのは八十五万七千八百九十九ポンドでございます。
四億九千万ドルは、先ほどの通産統計で申し上げますと十七億五千万ドル、米側統計で申し上げますと十九億五千万ドル、そういった数字を基礎にいたしまして、それから返還分とか、あるいは贈与分とかその他のものを控除いたしまして、特に対韓オープン・アカウントはマーカット声明もございますし、これは全額を十分考慮いたしまして、種々交渉の過程において協議いたし、その結果四億九千万ドルとなった次第でございします。
それで私の聞いておるところでは、その当時預金者の会ができまして、それの事務局長が上京をして、そうして一体樺太の拓殖銀行は閉鎖機関になったのか、こういう質問をしたのに対してどういう返答があったかというと、樺太では樺太開発会社ですか、こればかりが閉鎖になったので、あとのものは閉鎖になっておらない、こういうふうにマーカット少将が答えておるのです。
なお、さいぜんノン・プロ、セミ・プロということに触れましたが、あれはマーカットが来たときに、日本のことをノン・プロと言いました。アメリカではノン・プロと申しますと、学生と社会人、それとセミ・プロ、この三つを持っていて、ノン・プロと言っています。プロでないものは全部ノン・プロだ、こういう解釈でございます。
ただいま御指摘のマーカット少将の有している見解、これは実は日本政府当局といたしましては必ずしもそれに同意いたしておらないのでございます。と申しますのは、ただいま沖繩の代表からもお話がありましたように、請求権の原因発生者たる米軍はまだ向うにいる、それから請求権を有する沖繩住民は、現実に米軍の施政権下にあるという特殊の関係がまだ続いているわけでございます。
これはアメリカ側の立場から申しますと、米国の下院軍事委員会におきましては、マーカット少将は、この問題は講和条約において日本は米国に対する国民の戦時賠償要求権をすべて放棄している。従って沖繩における平和条約発効前の土地使用に対しては、米国に補償を要求する何ら法的根拠を持っていないということは、アメリカ側としては主張しているのであります。
昭和二十五年七月一日から総司令部のマーカット少将の書簡の改正によりまして、一般外人が輸入する物資に対しましては、関税は免除するが、物品税はとつてよろしいということになつて参りました。それが昭和二十六年五月一日関税定率法の輸入税表の全面的改正によりまして、その後はすべて一般外人が輸入するものに対しては、関税、物品税ともすべて徴収する、こういうふうになつたわけであります。
○犬養国務大臣 御指摘のいわゆるマーカット資金については、まだ報告を受けておりませんが、もし必要ということでございますならば、あらためて調査いたしてみたいと思います。
○鈴木(仙)委員 次に三日の本委員会で私が質問いたしましたいわゆるマーカット資金について、法務大臣の御意見を伺いたく存じます。マーカット資金については、私自身仄聞しているだけで、詳しいことは知らないのですが、これが市中の銀行に数十億円ずつ分散して預金され、合計で一千億円には至らないが、まず八百億円か九百億円はあるだろうと伝えられております。
○長崎説明員 マーカット資金なんというものは、名前も初めて知つたような次第で、そういうものは全然会館には入つていないと私は確信いたします。
○鈴木(仙)委員 聞くところによれば、市中銀行にマーカット資金と呼ばれる預金があつて、これは占領中の経済科学局長マーカット少将の名前にあやかつたそうで、正しい名前は何と呼ぶのか、いまだに知らないのですが、このマーカット資金が数百億円あつて、これがいわゆるひもつきになつて造船に、また昨年から世上を騒がした例の鉄道会館に、また川崎製鉄の千葉製鉄所にもいろいろな名目で注ぎ込まれてあると聞いておりますが、その
ことにマーカットがどう言つたとかこう言つたとかいうことを言われるが、あのときにマーカットがそういうことを言つたけれども、それは話が違うということを明確に言うたじやありませんか。日本の政府がそのときにはつきりしたじやありませんか。それを今になつてまたそういうことを言つたからとかなんとかいうことを持ち出す必要はないじやありませんか。もう一ぺん御答弁を願いたい。
しかしあとのことはマーカットがそういうことを言つておるから、向うとしてはおそらく一緒に清算したいという希望があるだろう、こう私は申し上げておるのです。ちつともかわりありません。コマーシャル・ベースの債権とガリオアの債務とははつきり違うということを申し上げております。
そして、あの問題といたしましては、確認書をキヤンベルが出し、同時にそれを翌日の新聞でマーカットが確認して、またわれわれの方でそれを確かにマーカットが確認したのだということを、だめを押してございますから、債権としては確立しており、同時に材料も整つておるわけでございます。そこで、あとは外交交渉によりまして、これを取立てることに努力するのが当然だと思います。
そこであなたの方は努力して、それは間違いです、それは違いますということを日本の通産省が申し出て、それはマーカットが了承したということになつておる。その点までは明瞭なんだ。だれもそんなことを言つてはいない。アメリカ側でもそれは認めておる。認めておるから国に帰つて適当な機関に移しておくと、それまでははつきりしておる。それはおわかりでしよう。それを今ごろになつてそんなことを言つたらおかしいじやないか。
で中共市場を喪失するに当りまして、これが代案といたしまして、その当時のGHQのモロー氏やマーカット氏あたりから東南アジアヘの進出ということが提唱され、又ここ数年政府の通商政策の最も大きなウエイトを占めるものとして、これら東南アジア進出が叫ばれたのでありまするが、これは不幸にして従来まで相手国の実情、特に相手国は最近独立したばかりであつて、経済的に曾ての主権国である国家の隷属性を持つておる。
それに対して通産大臣がマーカット氏に会つたとき、この裏づけであれが研究されておるとすれば、あるいはそういうこともあるかもしれない、そういうことを言われたのが日本の新聞にも載つている。だから今私がその例を引いたのは、政府資金でなければならぬとか、あるいは民間資金は来ないというふうな断定を一概に日本からするのは早いと思う。
○山手委員 そういうふうに出て来られることは私どもはとらないのでありまして、マーカット局長にいたしましても、先般来こちらに参つている人にいたしましても、たびたび外資の問題については非常に国民を期待せしめるような、あるいはそうでないような説が流れていることは御承知の通りでありまして、その間の事情に詳しい、しかも電源開発については非常な熱意を持つておられる白洲さん、吉田内閣の相当なブレーンであることを自他
何か食い違いがないかということを申したのは、これは最後にマーカット声明に集約して現われましたが、その間にいろいろないきさつがあつたことはすでに予算委員会その他で大体明らかになつておりますからむし返しません。いずれにしても、遠い将来のことは別として、なかなか資金が入らない。アメリカとして実際は入れたい、日本の電源開発に根をおろしたいという意向であればそこに食い違いがあるのだ。
外資導入に関して本会議での総理大臣の説明というか所信と、その後マーカット声明などがあつていろいろ混雑をいたしました。大体事情も今日ではわかつては参りましたけれども、特にこの際お伺いをいたしておきたいのは、私は這般の事情に通じませんから、政府の得ている事情で聞きたいのでありますが、ワシントンの渡辺財務官等が日本に知らして来ているところの情報によると、必ずしも情勢は甘くないというふうであります。
マーカット局長は、その前に跪いて懇願する吉田総理を、全くこれを軸にするかのように、政治借款としての外資導入はあり得ないと言明するに至ったことは、哀れというも愚かな次第であります。