1962-02-23 第40回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第5号
マ・バ方式もある、あるいは最近厚生省などで使っておりますけれども、ああいうものをばらばらに使うのは私はどうかと思う。一応賃金というものは労働省としては、実態生計費あるいは理論生計費というものはこういうデータに基づいて、そしてこういうふうに修正されて、そしてこういう数字が出てきますということは絶えず明らかにし、それを労使にあるいは政府の予算編成の場合に提供すべき立場にあると思う。
マ・バ方式もある、あるいは最近厚生省などで使っておりますけれども、ああいうものをばらばらに使うのは私はどうかと思う。一応賃金というものは労働省としては、実態生計費あるいは理論生計費というものはこういうデータに基づいて、そしてこういうふうに修正されて、そしてこういう数字が出てきますということは絶えず明らかにし、それを労使にあるいは政府の予算編成の場合に提供すべき立場にあると思う。
そういうことを換算していくと、これは金額で現わす場合には、生計費としては相当問題があるということを聞いておるのですが、人事院はそれでも、これは生計費の基礎の計算としてマ・バ方式は正しいのだと、これはずっとカロリーから栄養、蛋白、みな書いておりますが、先ほど申したように、検討されたのかどうか。実際問題で検討されずに、この表をそのまま持ってきて、これを信じてやったというならば、別ですよ。
まずもう一ぺん冒頭に聞いておきますが、この内閣統計局がとられたマ・バ方式のこれについて、このままを、内容なり実際に検討されたのかどうか、この数字をそのままとって、そうして人事院の勧告の資料にされたのか、こまかく数十種、百何十種類ありますから、一々例はあげませんが、最初は内地米から最後は緑茶まで出ておりますが、これらは全部一応人事院の方で検討されて、これでよかろうという検討をされたかどうか、これを冒頭
それではこのマ・バ方式で一応なるほど数字は整っておりますが、われわれ具体的に一つ、私も、これは昭和二十三年からこのマ・バ方式はとられてから、いろいろと私自身も経験したのですが、時間がないので大まかな一つの質問をいたしますが、この生計費の食料費をとりまして、成年男子の独身者で一人の場合は三千六百六十円、これは一人世帯においては独身者一人については一食四十二円になっております。
生計費の中にはマ・バ方式のような、あるいは実態生計費にいたしましても、理論生計費にしても、問題はいろいろあるんです。そういうものを持ってくるとか、いろいろそういうやり方はあると思うのであります。しかし、国鉄や専売のような現業庁というものは、今始めたんじゃないんです。
従つてこの山間僻地という一つの特殊的な林野関係の立地条件からいたしまして、マ・バ方式をとつたというようなことから額がそのような額になつて来ているわけでございます。従つて我々としては地域給というものは基本的に廃止いたしまして、広汎な山間僻地の生活実態から生み出した一つの額というものを出したということでございます。
私がこういうことを申し上げることは失礼ですが、今マ・バ方式に対する御所見も明らかにされましたから申し上げるのでありますが、今日賃金の最も大きな要素を占めるのは、労働の再生産、すなわち生活の最低をどう補うかということに大きな問題があることは申すまでもないのであります。
その中で多くの労働組合側から要求されております理由のものは、大体マ・バ方式による主張が多いようでありますが、これはことごとくしりぞけられておるようであります。私はア・バ方式をしりぞけたことをどうこう聞こうとするのではありません。それから専売その他の場合におきましては、民間給与との関係の均衡を強調しております。
個人的には、もちろん意見がございますけれども、もちろん労働者がマ・バ方式によりたいという場合に、仲裁委員会がそれをいかぬという理由は少しもないのでありまして、また両者の意見が食い違う場合に、私どもは最低賃金等をはじく場合には、むしろマ・バ方式をとるべきであるというような見解を持つておりますし、またさらに出ました一つの賃金というものが、具体的にいかなる生活内容を意味するかということにおいて、マ・バ方式
マ・バ方式が問題だ。マ・バ方式に基く賃上げ要求が問題なんで、これがあるところ常に闘争は激化する、こういう発言がありまして、爾来その変更を組合に要求している。これが必要以上に労使の紛争を激化させている原因だと考えております。
電産におきましても、組合はマ・バ方式によりまするところの五六%の賃金値上げを要求いたしましたのでございます。当時一万二千八百円を、要求としましては二万五十五円でございました。それに対しまして経営者側は全面的に拒否をいたしまして、両者は真向から対立をいたしたのでございます。
要求の理由といたしまして、それたからということで要求しているものも勿論ございますけれども、中にはやはりマ・バ方式で理論生計費から割出して要求している。
こういうふうなことでありますと、私は、むしろ労働組合が自分の生活権を守るために要求しているものを、あの当時盛んに、いわゆるマ・バ方式そのものが政治的見解にあるとか、あるいは政治的目的を持つておるとか、悪宣伝をいたしておりましたが、労働組合がそういう要求をすることは当然のことであつて、やはり自分の生活向上を願うためには、その要求の形式のいかんを問わず、その底に流れるものは当然自分の生活改善にあるということを