2006-05-11 第164回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号
たしか岩國委員も質問されまして、イタリアでは、マンジャーレ、カンターレ、アモーレですか、この三つは、食べて、歌って、愛して、これは政府が介入するべきものではないので、食育基本法などはまかりならぬという質問をされまして、その点は私とちょっと意見が違って、珍しく意見が違った場面だったと思います。
たしか岩國委員も質問されまして、イタリアでは、マンジャーレ、カンターレ、アモーレですか、この三つは、食べて、歌って、愛して、これは政府が介入するべきものではないので、食育基本法などはまかりならぬという質問をされまして、その点は私とちょっと意見が違って、珍しく意見が違った場面だったと思います。
三月に日本にいらっしゃっておりまして、よくイタリアの食について、衆議院でも質問ありました、イタリアというのはアモーレ、カンターレ、マンジャーレと、歌いましょう、愛しましょう、食べましょうと。
では何だと言い返しましたら、それは決まっているだろう、まずいわゆるマンジャーレだ、そしてアモーレ、カンターレだとこう来るんですね。アモーレ、マンジャーレ、カンターレ。おわかりでしょう。ツーイートなりツーシングなりツーラブですね、これを言われた。これがイタリア式人生を謳歌する三つの大きな柱だと。何か目からうろこが落ちた感じがしましたけれどもね。今でも覚えています。
それは、アモーレ、カンターレ、マンジャーレといって、愛と歌と食事、この世界は権力が手を出してはいけないというのがローマの昔からあるわけですが、自民党はその辺のところを割合簡単に考えて、食育基本法という法律でこのマンジャーレの世界を権力で汚そうとしている。
イタリア人の一番の情熱、人生で一番楽しみを覚える、自由に楽しめるというのは、アモーレ、カンターレ、マンジャーレ、この三つですね。小坂先生もヨーロッパに取材されましたから、よく御存じと思います。アモーレ、カンターレ、マンジャーレ、愛して、歌って、食べて、これが人生の一番の楽しみだと思っているんです。裏返して言えば、この三つの分野だけはどんな国家権力者も介入したことがないんです。