1978-02-15 第84回国会 衆議院 予算委員会 第13号
プロパー資金の農協系統の貸付金利がなるべく下がるように農林省も行政指導としてやっておりますし、また、制度金融についてはきめ細かく、近代化資金、この前のマル南、マル寒資金等数多くございますが、農業を取り巻く情勢は非常に厳しくございますので、金融行政によって農家の生活なり営農が前向きにできるよう、これまた、今後とも大事な政策課題として取り組んでまいりたいと存じます。
プロパー資金の農協系統の貸付金利がなるべく下がるように農林省も行政指導としてやっておりますし、また、制度金融についてはきめ細かく、近代化資金、この前のマル南、マル寒資金等数多くございますが、農業を取り巻く情勢は非常に厳しくございますので、金融行政によって農家の生活なり営農が前向きにできるよう、これまた、今後とも大事な政策課題として取り組んでまいりたいと存じます。
と申し上げるのは、マル寒資金等でその例があるがごとく、一般金利が低下して、おくれてこれが改善をするというような実例もあったようでありますから、特にこの点を念を押してお尋ねするわけでございますが、この点に関する御所見を伺いたいと思います。
○森本政府委員 従来は、マル寒資金等におきましても、個々の家畜経営ということを主体として考えてまいりました。しかし、御指摘のように、法人経営なりあるいは協業の形態がふえております。
○美濃委員 このマル寒資金等を入れて経営改善をする場合、ただいま御答弁にありましたような所得に対する不十分な見解では、償還その他が困るのですがね。やはり不可分所得というものを——借り入れ金がなくても、再生産可能な所得というものは、たとえば機械を使っておっても、あるいは設備にしても、やはり健全な農業経営の中では、それらのものの償却は積み立てていかなければいかぬでしょう。
○橋口委員 それでは、次に担保制度について伺いたいと思いますが、聞くところによりますと、マル寒資金等の貸し付け適格認定がおくれているのは、借り入れ農家に担保力がないことが大きな原因になっているように聞いております。この点、農林省では動産を担保することができるよう検討中と聞いておりますが、担保力の小さな北海道あるいは南九州の農家に対して、担保制度の改善をはかるというお考はおありでございますか。