1981-06-03 第94回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
それから、生産対策等、これを総合的、計画的に実行に移していくということで、先ほども申し上げましたように、国産糸の買い入れがとまる、マル実が出ていくというようなことで在庫の方が逐次放出されていくということを考えていきたい、こう思っておるわけでございます。
それから、生産対策等、これを総合的、計画的に実行に移していくということで、先ほども申し上げましたように、国産糸の買い入れがとまる、マル実が出ていくというようなことで在庫の方が逐次放出されていくということを考えていきたい、こう思っておるわけでございます。
こういうような措置によりまして需給改善が図られまして糸価が浮上する、そして先物相場も順ざや化するということによりまして事業団による国産糸の買い入れがとまる、それからマル実等が出ていくということによりまして、事業団在庫が逐次軽減が図られていくというふうなことを期待をいたしておるわけでございます。
したがいまして、絹業者対策といたしまして五十一年からマル実、実需者売り渡し用生糸というものを瞬間タッチ方式で売り渡していくということで、織物屋さんが国産糸と安い輸入糸と両方手に入るというような仕組みを絹業者対策として考えたわけでございます。 ただ、現在時点においては、それではそのマル実がスムーズに出ておるかということになれば、これは出ておらないわけでございます。
非常に需要が減退して実勢糸価、が下がってくるとマル実が出せなくなる。それから、マル実がこれ実質的にはもう二年ほどストップしておることになります。これは機屋さんの立場から言うと、マル実は年間で大体四、五十億円の利益がある。それがストップされると逆に四、五十億円の損害を受けることになるわけですね。だから、需要が減退して困ってくればくるほど機屋さんが困る。
したがいまして、やはり今後この買い上げというような姿のものが積み増しがなくなる、さらにまたなくなるだけでなしに、実勢糸価が浮上いたしまして中間安定帯の相当のところにいくというようなことになりますれば、逐次マル実の輸入糸なりあるいは一般輸入糸、国産糸というような順で出ていくという、そういう状態を早くつくり上げるべきであろうということでございます。
問題はその後また糸価が基準糸価を割り込んでおりますので、三月以来マル実の特別売り渡しも停止をいたしております。基準糸価を割っております際に輸入糸を売るということは法律的に禁じられております。したがいまして、何らかの特例措置という御要望も絹業者サイドからも強く出ておることも承知いたしております。
売り渡しの方はずっとゼロが続いておりますが、ことしの一月と二月に千俵ほどマル実の生糸を出したわけでございます。ただ、これは出したのですが、国産糸の方の一月、二月をごらんいただきますと、これを上回る数量が事業団に持ち込まれておる、安い生糸が出ていって高い生糸が事業団に入ってきておるというような姿でございます。
○二瓶政府委員 先ほど来申し上げておりますように、このマル実が五十一年度からスタートして、五十三年度までは順調に滑ってきた、五十四年度から、五十四年六月からの糸価の低迷によって、まだ三万俵のうち二万四千ほど未引き渡しになっておるということは、これは正常な姿ではないというふうに私は考えております。
第二項の基準糸価条項の問題につきましても、現行法の範囲内におきまして、マル実を売り渡す際もいわゆる下べそを上回ってないとだめよ、こういうようなことでございますけれども、何かそこは「おそれがある」ということの読み方なり判断の問題になるのでございましょうが、単なるそういう基準だけでなしに、やや特例的な角度でやれないかというぎりぎりの検討もいたしまして、マル実なども出せるような仕組みを考え、この一月、二月
大体このマル実といいますのは瞬間タッチ方式で売るものでございますが、その瞬間タッチで売るものが五カ月間以上売れずに現在まで続いておるということでございます。現在このように需要者に対する引き渡しが行われないまま事業団手持ちとなっておりますものが九千八百俵でございますが、さらに四月から七月にかけまして五十四年度分の需要者、実需者売り渡し用の生糸が一万六千俵わが国に到着をいたします。