1970-05-12 第63回国会 参議院 大蔵委員会 第23号
それは、先ほども申しましたように、長い間のマル公、基準価格といったような慣行から抜け切れませんために、価格がかなりいわば硬直的になっておるという面がございますけれども、これはできるだけ私どももそういった面についての開きが出ますように今後ともなお十分指導をしてまいりたいと思っております。
それは、先ほども申しましたように、長い間のマル公、基準価格といったような慣行から抜け切れませんために、価格がかなりいわば硬直的になっておるという面がございますけれども、これはできるだけ私どももそういった面についての開きが出ますように今後ともなお十分指導をしてまいりたいと思っております。
現実に、具体的に申し上げますれば、昭和三十三肥料年度のマル公基準価格は五十五ドル五セントでございまするけれども、大体、今年の肥料年度に入りましてから、今日までの輸出制約をいたしましたものの価格は四十五ドル程度になる。さように輸出会社がメーカーから買いとります価格と、現実に輸出いたしまする価格との差額があるわけでございます。その差額がこの赤字として出て参る次第でございます。
その一つは運賃、保管料、包装諸掛等の用役費支拂い操作面になお一段のくふうを要すると認められること、つまりたとえばトラック運賃面でこれを申し上げれば、特に一昨年下期以来、市場賃率がマル公の二、三割も下まわつているのに、各公団では相かわらずマル公基準でその支拂いを続けているという現象が見られたというわけであります。
從いまして援助物資等の補助金のあるものについて言います際には、そういうものは國内のマル公基準で賣るのであります。從いましてそれに要しまする諸掛は、これは八百三十三億円の補助金の中でまかなつて計算されることにして、初めて貿易特別会計は通り拔けの勘定になる。黒字になる。そういう結果になります。