1987-09-17 第109回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
とどのつまり、いろいろやりとりをしていると、マル優法案の取り扱いにはいささかつじつまの合わない、きのう中曽根さんの花道だという話もありましたけれども、後ろめたいものがあって、いささか答弁に窮しておる。どうもその辺が、この出した後の各党協議のくだりに話を結びつけておられるようだが、関係ないことです。いかがですかな。
とどのつまり、いろいろやりとりをしていると、マル優法案の取り扱いにはいささかつじつまの合わない、きのう中曽根さんの花道だという話もありましたけれども、後ろめたいものがあって、いささか答弁に窮しておる。どうもその辺が、この出した後の各党協議のくだりに話を結びつけておられるようだが、関係ないことです。いかがですかな。
問題のあるマル優法案に対して、所得減税の法案を一つにくくって出しているのであります。これも食い逃げをされまいという考えてあります。 皆さん、私は少なくとも……(発言する者あり)あなたはそう言いますけれども、私が大蔵省事務当局に聞いたら、社会党だけ信用していないのじゃない、国会議員全体を信用していないということを私に言った幹部がいるのだから、あなたがどう言ってもだめなんだ。
その点については何か座してマル優法案の成立を待っているような感じでありますが、これはそう簡単なことじゃないと思うのです。大臣はその辺をどういうふうにお考えになっていらっしゃいますか。
反対の第四の理由は、緊急経済対策で公約した一兆円を下回らない所得税等の減税を全く盛り込んでいないばかりか、その実施をカタに公党間の約束違反となるマル優法案の再提出をもくろんでいる点であります。 マル優制度廃止は、売上税とともに国民の反対の前に消え去ったはずであります。
しかるに、政府・自民党は、減税を一兆円程度にとどめると主張するのみならず、廃案となりましたマル優法案を再提出しょうとしていることは極めて遺憾であります。昭和六十一年度の決算剰余金は、補正予算に回す分を除きましても一兆三千億円、今年度のNTT株売却収入は当初予定をおよそ三兆円上回る見通しであり、減税の財源は十分あります。
しかるに、政府・自民党は、減税を一兆円程度にとどめると主張するのみならず、廃案となったマル優法案を再提出しようとしていることは極めて遺憾であります。昭和六十一年度の決算剰余金は、補正予算に回す分を除いても一兆三千億円、今年度のNTT株売却収入は当初予定をおよそ三兆円上回る見通しであり、減税の財源は十分あります。
ここで問題なのは、既に先国会で廃案となったマル優法案を再び提出しようとする動きのあることでありますが、決して許容できるものではありません。
しかるに、政府・自民党は、減税を一兆円程度にとどめると主張しているのみならず、廃案となったマル優法案を再提出しようとしております。昭和六十一年度の決算剰余金は補正予算に回す分を除いても一兆三千億円、今年度のNTT株売却収入は当初予定をおよそ三兆円上回る見通しであり、減税の財源は十分であり、二兆円規模の減税に反対する政府・自民党の姿勢は非現実的であると言わざるを得ません。
これは素直に考えれば、マル優を含め意見が対立した問題は当分国会には出さないと約束したと見るべきだと私は思うのでございますが、与野党の税制協議を無視してマル優法案を出すということになりますと、これはやはりこの前の国会の二の舞になるということを心配するのです。
この中には、だからマル優法案が通らないと実施時期が決まらないというものがありますが、しかし皆さんは早くマル優を出したいと言う、我々は出させないと言いますが、出させないという立場から立ては、五百万になったらやはり三百万はマル優で上の方は税金をかける貯金、こういうふうになりますよね。
そうであるにもかかわらず、なぜマル優法案を出さないと、マル優法案とセットでないと減税の議論ができないのか、非常に我々は不思議でたまらぬのでございますが、なぜマル優法案をそんなに急がれるのか、中曽根総理の見解を聞いておきたいと思います。